物件を見学する時に意識しておきたい基本ポイントを徹底解説
住宅を購入する場合、ご自身や家族が共に生活をする場所となるため、快適に生活が送れるためにも購入前にしっかりと物件を見学することが重要です。
新築や中古物件など既にある建物の他、マンションなど未だ完成していない場合はモデルルームを見学することになります。今回はこれらの物件を見学する際に意識しておきたい基本的なポイントを徹底解説します。
必ず複数の物件を見て回ること
住宅を購入すると検討し始めている段階では、住宅という商品の大まかな概要を知るためにも複数の物件を見学することが重要です。
新築やモデルルームなどを見学すると、室内は綺麗にコーディネートされていることから、気分が舞い上がってしまい即購入してしまいたくなります。ただ、ここで即買いしてもこの物件が必ずしもベストな選択とは限りません。販売側は、あくまでも商売であるため、早く成約させるためにも多くの金額を投資してコーディネートを行い、多くの方に見学させているわけです。
特に住宅を購入を検討し始めた段階では、気分だけが盛り上がってしまうこともありますが、気持ちを冷静にさせて、近隣の複数の物件を見て回ることで、近隣の住宅の相場観が掴めたり、近年の住宅における流行、各物件の良いところと悪いところがそれぞれわかってきます。
候補に上がった物件は日中だけではなく朝や夜など時間帯を変えて見る
複数の物件を見て回る中で、ご自身の要件に見合い候補として検討している物件は、1回の見学だけではなく、複数回にわたり見学に出かけることで、あらかじめ、ご自身の生活環境と照らし合わせて不都合がないことも合わせて確認しておきます。
例えば、朝方や夕方など時間帯を変えて見学に出かけることで、初回に見学した日中の雰囲気と全く様子が異なっているということはよくあります。例えば、朝方は物件前の道路の交通量が予想以上に多い、夜は周りに街頭が少なく暗いなど、いくつか気づくポイントはあるかと思います。
また、2017年10月9日の記事で記載しましたが、記載したチェックポイントを例に周辺環境も合わせてチェックも行います。対象の物件だけではなく、地域周辺を歩いてみて、子供がいる場合は小中学校などの位置や距離、雰囲気なども合わせてチェックができます。また、スーパーマーケットや公共施設などにも足を運んでみるのも良いでしょう。通勤を想定して朝方に物件と駅を実際に歩いてみるなど様々な視点でチェックができます。
最終見学では住宅に導入されている設備や機能を細かく見る
候補となる物件を時間を変えて複数回見学した後、さらに候補が絞り込んだら、次は実際に購入を想定して住宅に導入されている設備を細かく見ていきます。
例えば、間取りであれば部屋の広さや配置、クローゼットの収納量、キッチンやバスルーム、トイレなどに導入されている設備や機能、コンセントの数、現在所有している家具を何処に配置するかなど、ご自身や家族の生活やこだわりにマッチした設備や機能が備わっていることを確認します。
住宅に導入されている設備や機能のチェックポイントについては、次回以降別途記事にて紹介する予定ですが、あらかじめ、ご自身でチェックリストを作成した上で、そのチェックポイントに沿って確認すると良いでしょう。
電気や水道、ガスはどこが使えるか、料金はいくらなのかもチェックする
電気や水道、ガスなどインフラ面については、利用可能な会社はどこなのかも合わせてチェックしておくのも重要です。
電気は自由化されましたのでご自身が好きな企業を選択可能になりました。水道については、基本的に市町村の水道局が運営していますので、料金面などは、物件購入候補の市役所に問い合わせてみる、もしくは、水道局のホームページなどを活用して調べておくと良いでしょう。
一方で、ガスについては都市ガスとLPガスと場所によって利用可能なガスが異なりますので注意が必要です。都市ガスはガス配管を地域に張り巡らして各住宅などに供給していますが、LPガスはガスタンクにガスを注入して契約している家庭に設置して利用します。都市ガスは電気や水道と同じように地域で共有して利用しますので公共料金となり料金も手頃ではありますが、LPガスはガスタンクを家庭に設置するなど輸送量や人件費が発生することから料金が高い傾向にあります。
そのため、LPガスしか使えず、引越した後にガス料金が都市ガスに比べ跳ね上がってしまうということも考えられます。そのため、物件を検討している地域でLPガスしか利用できず料金を抑えたいと考える場合はオール電化も合わせて検討する必要が出てきます。
- 2017.10.14
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