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物件見学で必ずチェックしたい基本ポイント|回数・時間帯・設備まで解説

住宅を購入するときは、ご自身や家族が長く生活する場所になるため、購入前にしっかりと物件を見学しておくことがとても大切です。「なんとなく良さそう」で決めてしまうと、住み始めてから「こんなはずでは…」と後悔につながりかねません。

新築や中古物件のようにすでに建物がある場合のほか、マンションなどでまだ完成していない場合はモデルルームを見学することになります。今回は、これらの物件を見学する際に意識しておきたい基本的なポイントを、初めて住宅購入を検討する方にもわかりやすく解説します。

必ず複数の物件を見て回ること

住宅の購入を検討し始めた段階では、住宅という商品の大まかな相場観をつかむためにも、複数の物件を見学することが重要です。

新築やモデルルームを見学すると、室内がきれいにコーディネートされていることもあり、気分が舞い上がってその場で決めたくなってしまうものです。ただ、ここで即決しても、その物件が必ずしもベストな選択とは限りません。販売側はあくまでも商売ですから、早く成約につなげるために費用をかけて室内を演出し、多くの方に見学してもらっているわけです。

特に検討し始めたばかりの時期は気持ちだけが盛り上がりがちですが、一度冷静になって、近隣の複数の物件を見て回ることで、周辺の住宅の相場観がつかめ、最近の住宅のトレンドや、各物件の良いところ・悪いところがそれぞれ見えてきます。比較する物差しを自分の中に作ることが、後悔しない物件選びの第一歩です。

候補に上がった物件は日中だけではなく朝や夜など時間帯を変えて見る

複数の物件を見て回る中で、ご自身の条件に合い候補として検討している物件は、1回の見学だけで判断せず、複数回にわたって見学し、ご自身の生活パターンと照らし合わせて不都合がないかを確認しておきましょう。

例えば、朝方や夕方・夜など時間帯を変えて見学に出かけると、初回に見学した日中の印象とまったく様子が異なることはよくあります。朝は物件前の道路の交通量が予想以上に多い、夜は周りに街灯が少なくて暗い、など実際に足を運んではじめて気づくポイントは少なくありません。可能であれば、平日と休日の両方で雰囲気を確かめておくとさらに安心です。

また、周辺環境のチェックポイントを解説した記事も参考に、物件そのものだけでなく地域周辺も歩いてみましょう。お子さんがいる場合は小中学校の位置や距離、通学路の雰囲気もあわせて確認できます。スーパーマーケットや公共施設に実際に足を運んでみる、通勤を想定して朝の時間帯に物件から駅まで歩いてみるなど、さまざまな視点でチェックができます。

最終見学では住宅に導入されている設備や機能を細かく見る

候補となる物件を時間帯を変えて複数回見学し、さらに候補を絞り込んだら、次は実際に購入を想定して住宅に導入されている設備や機能を細かく見ていきます。

例えば、間取りであれば部屋の広さや配置、クローゼットの収納量、キッチン・バスルーム・トイレに導入されている設備や機能、コンセントの数や位置、現在所有している家具をどこに配置するかなど、ご自身や家族の生活スタイルやこだわりに合っているかを確認します。

このとき、あらかじめご自身でチェックリストを作成し、そのチェックポイントに沿って確認していくのがおすすめです。メジャー(巻き尺)やスマートフォンのカメラを持参して、寸法の記録や写真撮影をしておくと、複数物件の比較や家具配置の検討にも役立ちます(撮影の可否は担当者に確認しましょう)。

中古物件の場合は、水回りの傷み・雨漏りの跡・床の傾きなど建物の状態も重要なチェックポイントです。気になる場合は、建物の状態を専門家が調査するホームインスペクション(住宅診断)の利用を検討するのも一つの方法です。

電気や水道、ガスはどこが使えるか、料金はいくらなのかもチェックする

電気や水道、ガスなどインフラ面については、利用可能な会社はどこなのかもあわせてチェックしておくことが重要です。

電気は小売自由化により好きな会社を選べるようになっています。水道は基本的に市町村の水道局などが運営していますので、料金面は物件購入候補の自治体に問い合わせるか、水道局のホームページなどで調べておくと良いでしょう。

一方で、ガスについては都市ガスとLPガス(プロパンガス)があり、場所によって利用できるガスが異なるため注意が必要です。都市ガスはガス配管を地域に張り巡らせて各住宅に供給していますが、LPガスはガスボンベを各家庭に設置して利用します。LPガスは配送費や人件費がかかることから、一般的に都市ガスに比べて料金が高くなる傾向にあります。

そのため、LPガスしか使えない地域では、引越した後にガス料金が想定より高くついてしまうことも考えられます。検討している地域でLPガスしか利用できず光熱費を抑えたい場合は、オール電化もあわせて検討すると良いでしょう。

物件見学でよくある質問(FAQ)

Q1. 物件は何件くらい見学すればよいですか?

決まった正解はありませんが、最初の段階では3〜5件程度を見て回ると、地域の相場観や物件ごとの違いがつかみやすくなります。候補を絞った後は、同じ物件を時間帯や曜日を変えて複数回見学するのがおすすめです。

Q2. 見学に持っていくと便利なものはありますか?

間取り図・筆記用具・メジャー・スマートフォン(カメラ・ライト)・チェックリストがあると便利です。手持ちの家具の寸法を控えておくと、配置の検討がその場でできます。

Q3. 見学のときに営業担当者へ確認しておくべきことは?

物件価格以外にかかる費用(管理費・修繕積立金・固定資産税の目安など)、引き渡し時期、周辺の開発計画、過去の修繕履歴(中古の場合)などは早めに確認しておきましょう。あわせて、住宅ローンを含めた資金計画は無理のない範囲で立てることが大切です。見学と並行して、金利だけでなく保証料や手数料などの諸費用も含めて金融機関を比較しておくと、購入の意思決定がスムーズになります。

物件見学は「気に入るかどうか」だけでなく、「住み始めた後の生活に不都合がないか」を確かめる作業です。今回紹介したポイントを参考に、納得のいくマイホーム選びを進めてください。

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