両親の実家に同居しているが、建て替えるべきか、買い替えるべきか?
夫や妻の実家に両親と同居されている方も多くいらっしゃると思います。
住居費や食費など経済的な利点も多く、夫婦共働き世帯なら親に子供の世話を任せることもできます。
また、両親の老後の不安も解消されるなどメリットの多い“同居世帯”が見直されています。
ただ、実家ですから相当の築年数になっていると思われ、いずれ建て替えや買い替えを考えなければなりません。
建て替えに適したケース
住んでいる場所にもよりますが、都市部に近いエリアであれば土地の購入費を抑えることができますので、実家を解体して「注文の二世帯住宅」への建て替えするのが有効でしょう。
この場合、心得ておくのは、家族全員が住んでいる家の建て替えですから、建物解体から建築そして完成まで仮住まいの必要があることです。
ただ、家族5〜6人全員が住めるところを探すのはなかなか難しいでしょうから、2LDK程度のアパートを2部屋借りたり、マンスリー型のアパートを借りることもできますし、家財道具はトランクルームや倉庫などをレンタルするなど、手間とコストの両面から借り方を工夫すると良いでしょう。
買い替えに適したケース
実家の敷地が小さかったり、二世帯住宅の建築コストの負担が大きいなどという場合は、二世帯同居が可能な新築建売住宅への買い替えを選択するのも良いでしょう。
建物の間取りが5LDK以上の住宅であれば、使い方によって同居することも可能になります。
また、築年数がそれほど経過していない中古住宅なら、間取りや水回りをリノベーションし、二世帯同居型プラス老後のバリアフリー仕様に変えて長く住み続けることも可能となります。
買い替える場合に注意しなければならないこと
買い替えるということは新居を購入するのと同時に、現在の実家を売却しなければなりません。
買い替えでは、通常2通りのスケジュールが考えられます。
まずひとつ目は、実家の売却が決まってから新居を探すパターンです。
この場合は、売却金額が確定していることから新居の予算が把握しやすく、資金面の不安が少ないというメリットがあります。
反面、売却しなければ購入できない訳ですから、新居の購入スケジュールに支障をきたすことが考えられます。
加えて、売却契約後から引渡しまでの間に、家財道具などを搬出して家を空けなければならず、ほぼ確実に仮住まいすることになります。
次にふたつ目ですが、新居の購入を決めてから売却を掛けるパターンです。
この場合、一時的に多めの住宅ローンを組まなければならず、資金面の負担が伴います。
ですが、売却が決まって引渡しが済めば、売却代金を繰り上げ返済して負担を軽くすることができます。
また、売却先行よりもスケジュールに余裕が出来ますし、仮住まいの必要もありませんので、コスト的には多少割高になりますが、腰を据えて新居を探したい方にはお勧めでしょう。
近年では少なくなりましたが、新居の購入契約において、実家の売却が決まらなければ白紙解約ができる「停止条件付き売買契約」という契約形態もあります。
新築建売住宅など住宅メーカーが売主になっている物件では認められない場合がありますが、中古物件のなかには可能な物件もありますので、不動産会社に相談してみると良いでしょう。
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