住宅売却前の査定をネットで行う際に確認すべきポイント

住宅売却を検討する場合、はじめにいくらで住宅が売れるのかを不動産会社にお願いして査定をしてもうら必要があります。従来は直接不動産屋に電話するなり店舗に訪れたりして査定のお願いを行うケースが多かったですが、今ではインターネット（ネット）が普及したことで、気が向いたときにいつでも簡単に「不動産一括査定サイト」を利用して、売却前に査定を行うことができるようになりました。

ただし、不動産を対象とした一括査定サイトは多くのサイトが乱立しているのも事実で、はじめて利用する方にとっては、それぞれのサイトは何が違うのか、また、利用しても安全なのか、個人情報の漏洩の心配はないのかといった不安が出てきます。そこで今回は、ネットで住宅の査定を安心して行うためにも、不動産一括査定サイトを利用する上で確認すべきポイントをお伝えいたします。

不動産一括査定サイトの運営業者を確認する

住宅を売却するにあたり、ネットで査定を行う場合、はじめに不動産一括査定サイトを提供している運営業者を確認します。

ネットを使うことで一括で査定できることから、多くの不動産会社を回らなくても査定が完了するというメリットがありますが、不動産一括査定サービスの運営業者の実態がよくわからず、一括査定と言いながら、単純なアフィリエイトサイトであったというケースも存在します。

そのため、運営事業者がきちんと存在していることを確認し、単純に不動産会社との査定をネットで仲介しているだけではなく、何かあったときに、きちんとサポートをしてくれるのかも確認しておく必要があります。

不動産一括査定サイトが登録している不動産会社の件数

不動産一括査定サイトを利用するにあたり、事前に最低サイト上に登録している不動産会社の件数を確認しておきます。

不動産一括査定サイトを利用して最低をしてもらうには、複数の不動産会社から見積をもらう必要があります。そのため、ご自身が居住しているエリアを担当している不動産会社が複数あることが重要になります。

そのため、ご自身が居住しているエリアに対応した不動産会社が少なくても５社以上記載されていることを確認しておくと良いでしょう。

もちろん、居住エリアによっては、対応している不動産会社少ないケースもあるかと思います。その場合は、地元の不動産会社を直接訪れて相談するなど、窓口と併用して活用することをおすすめします。

地方などであれば、地元の情報は不動産一括査定サイトに記載されている不動産会社と比べて、詳しく知っていることも多いため、売却時も親身になって対応してくれる不動産会社と出会える可能性も高まります。

不動産一括査定サイトの登録基準は明確であるか

不動産一括査定サイトを利用するにあたり、登録されている不動産会社の件数が多いに越したことはありませんが、登録されている不動産会社がきちんと営業活動を行ってくれるところのみが記載されていることが重要となります。

登録している不動産会社が多いが、不動産一括査定サイトが広告料を稼ぐ目的で、むやみやたらに多くの不動産会社を登録されていることで、査定してみると、査定をお願いした不動産会社からの営業がしつこいなどあまり評判がよろしくない不動産会社が含まれていることもあります。

そのため、不動産一括査定サイトを登録する場合に審査を行っているなど、明確な登録基準を設けている査定サイトで有ることも確認しておくことが重要です。

住宅を売却することは、生きている間で回数が多いものではありませんので、信頼ができる不動産会社と出会えるようにしっかりとサポートしてくれる不動産一括査定サイトを利用することが望ましいと言えます。

不動産一括査定サイトは暗号化されているか確認する

住宅を売却する上で、利用したい不動産一括査定サイトがSSLで暗号化されているかを個人情報を入力して送信する前に確認しておきます。

SSLによる暗号化とは、ウェブサイト上で入力した情報などを保護することで、入力した情報を送信時などに漏洩されないようにセキュリティ対策を行っているサイトのことです。

SSLによる暗号化の有無は、InternetExplorerやChrome,Firefox,Safariといった、ウェブブラウザのURLが記載されている部分に「鍵マーク」が付与されていることと、URLの始まりが「https://」で始まっているかを確認します。スマートフォンを利用する場合でも、暗号化されているサイトに対しては、鍵マークなどで示されていますので確認することは可能です。

通常の「http://」のみであれば暗号化されておらず、入力した個人情報が漏洩してしまう危険性もありますので、利用を控えることをおすすめします。