上昇傾向から一転して引き下げに!2017年9月度の大手都市銀行とネット銀行の金利動向
大手都市銀行とネット銀行の各銀行が2017年9月度の住宅ローン金利を発表しました。現在マイナス金利政策により、低金利な状況が続いている中で、住宅ローンも低金利で借りることができていましたが、近年ではわずかに上昇傾向が続いていました。
ただ、9月度の金利については、上昇傾向から一転してわずかではありますが、固定金利を中心に引き下げに動いています。ただし、変動金利については多くの銀行が据え置きになっています。
各銀行が発表した2017年9月度の住宅ローン金利を詳しく見ていきます。
三菱UFJ銀行は固定金利を引き下げへ
三菱UFJ銀行が2017年8月31日に発表した9月度の住宅ローン金利は、全体的に固定金利が引き下げとなっており、借入期間が短いものが引き下げが高い傾向にあります。
超長期固定金利は、先月より僅かに引下げられ、借入期間21年から25年以内の金利は1.19、借入期間26年から30年以内の金利は1.28%、借入期間31年から35年以内の金利は1.35%となり、最大で0.06%の引き下げとなっています。
固定特約タイプの金利についても先月より僅かに引下げられ、借入期間が10年間で1.40 %から1.55%、20年間で2.60%から2.75 %となっており、先月より0.05%の引き下げとなりました。
変動型の金利については、先月同様に0.625%に据え置きとなっています。
三井住友銀行も変動据え置きで固定金利を引き下げへ
三井住友銀行が発表した2017年9月度の住宅ローン金利は、固定金利は全体的に先月から引き下げとなりました。変動金利については、据え置きとなっています。
超長期固定金利が借入期間10年から15年以内では1.45%、借入期間15年から20年以内は1.53%、借入期間20年から35年以内は1.66%となりました。先月より最大で0.06%の引き下げとなっています。
特約型の固定金利は、借入期間5年で1.15%から1.30%、借入期間10年で1.40%から1.55%となりました。一方で、変動型の金利については、先月と同様に0.625%に据え置きとなりました。
みずほ銀行は固定と変動ともに引き下げへ
みずほ銀行が発表した2017年9月度の住宅ローン金利は、先月は据え置きとなっていましたが、今月より固定と変動ともにわずかに引き下げとなっています。
全期間固定型の「全期間固定プラン」は、借入期間が11年から15年では1.07%、借入期間が21年から25年では1.13%、借入期間が31年から35年では1.19%としています。
先月の全期間固定型の金利は据え置きとなっていましたが、今回は最大で0.04%引き下げられています。
「みずほネット住宅ローン全期間重視プラン」については、借入期間が5年では0.675%から1.15%、借入期間10年は0.775%から1.25%、借入期間20年は1.125%から1.60%となっています。借入期間5年は先月より据え置きとなりましたが、借入期間10年以上では最大0.05%引き下げられています。
一方で、変動型の金利については、0.600%から1.075%となっており、わずか0.025%の引き下げとなっています。
住信SBIネット銀行も固定金利をわずかに引き下げへ
住信SBIネット銀行が発表した2017年9月度の住宅ローン金利は、固定金利に関しては最大0.03%と僅かに引き下げられ、変動金利については先月より据え置きとなっています。
「通期引下げプラン」では、借入期間が10年では1.04%、20年間では2.26%、35%では2.33%としており、先月より最大0.03%引き下げとなりました。
「当初引下げプラン」については、借入期間が10年では0.64%、20年間では0.98%、35%では1.28%としており、こちらも先月より最大0.03%の引き下げとなっています。
変動型の金利の「通期引下げプラン」は0.444%と先月と同様に据え置かれました。「当初引下げプラン」の変動金利は0.975%とこちらも先月より据え置かれています。
楽天銀行も変動据え置きで固定僅かに引き下げ
楽天銀行が発表した2017年9月度の住宅ローン金利は、こちらも固定金利はわずかに引き下げとなりました。
固定金利は、借入期間が5年で0.198%となり、先月と比べて0.01%引き下げられました。借入期間10年では1.077%となり、先月と比べて0.035%の引き下げとなっています。
変動金利については、楽天銀行も同様に先月と同じ0.507%に据え置きとなります。
- 2017.09.11
- 金利について
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