あなたならどうする?購入しようと思った物件を、別の業者からも紹介された時。

一戸建てやマンションを探す際、複数の不動産会社(以下、業者と表記)に依頼するのはよくあることです。
依頼後は、各業者からメールやチラシなどで物件情報が提供され、興味を持った物件を内覧するというのが通常の流れになるでしょう。
ところで、提供される情報には同じ物件が重複して含まれることがあります。
これは、業者が保有する物件情報が「レインズ(*1)」という業者専用のネットワークで共有されているため、複数の業者に同じ条件で探してもらっても、似かよった物件ばかり紹介されることになるからです。
そうなると、1組の依頼者に複数の業者が群がる事態が、往々にして発生します。
*1.レインズ:https://www.homes.co.jp/words/r4/525000873/
どの業者で契約しても問題ないのか?
不動産の売主が業者に売却を依頼する際は、「媒介契約」を結びます。
その媒介契約は、1社のみに依頼する場合は、専属専任媒介契約または専任媒介契約という形態で、複数の業者に依頼する場合は、一般媒介契約という形態になります。
もし、売主が業者に一般媒介で依頼しているなら、同じ物件を複数の業者から紹介されることもありますので、どちらで契約しても問題ないでしょう。
一方、専属専任や専任なら、複数業者から紹介されることはほとんどありませんが、もしあったらそれは「抜き」紹介行為といって、宅地建物取引業のルールに反した行為ですので、紹介されたら注意した方が良いでしょう。
複数の業者による“営業合戦”になったらどうするか?
物件を気に入っていればどちらかの業者で契約するはずですから、各業者の営業マンは積極的に訪問、電話、チラシなどで営業活動を仕掛けて来ます。
なかには、仲介手数料の値引きを提示してきたり、売主の承諾無しに物件価格の値引きを提案してくる営業マンもいたりします。
さすがにこれはやり過ぎなのですが、何もしなければ他業者に買主を取られてしまうという焦りから、勢いまかせの強引な営業トークでアピールしてきます。
確かに安い方の業者から買いたくなるでしょうが、よくよく考えればどこで決めても同じ売主の物件ですので、本当に価格が下がっているのなら、他の業者で決めても同じことです。
会話の中で、やたらに調子が良くてノリが良いタイプや、買主に対して肯定的な反応しかしないタイプ、さらに以前言った事を忘れていたり矛盾していたりするタイプなど、その場しのぎのトークの傾向があり、前述の強引な営業を使っている可能性がありますので、気を付けて下さい。
まとめ
住宅ローンの返済を考えると、つい価格のみに目が行きがちになります。どの業者にしようか迷っている態度を見せると、言葉は良くありませんが「客を取ったの取られたの」と言った業者間トラブルに巻き込まれたりします。
ですから、いざ決める段階では、一旦価格の違いを棚上げにし、どの業者に依頼するのがベストの選択かを熟考しましょう。
その結果、選択した業者にあらためて価格を確認してもらうようにすれば良いですし、選択しなかった業者には毅然とした姿勢で、悪しからずとお断りの連絡をすれば、それで一件落着です。
- 2026.06.08
- 新築一戸建て・マンションの購入

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