中央労働金庫【働く人の味方になる住宅ローン】

今回ご紹介するのは、中央労働金庫の住宅ローンです。

ここでまず簡単に「労働金庫」についてご説明しますと、「労働金庫」とは労働組合や生協などが会員となる組織で、銀行などと違い営利目的ではない組織である点が特徴です。全国に13の「ろうきん」がありますが、中央労働金庫は、その中で関東1都7県を営業エリアにしています。

ろうきんは普通の銀行と違い、会員である各組合等および一般勤労者が基本的な利用対象者ですが、通常は構成員でない勤労者も個人として会員となることができます。ただし、会員であれば様々なろうきんのメリットを教授することができます。

以上の通り、普通の銀行とは色々と違いのある中央労働金庫ですが、住宅ローン商品はどんな内容になっているのでしょうか。

勤労者の味方になるろうきんの住宅ローン

中央労働金庫は、勤労者の暮らしを守り、応援することを使命としているため、通常の銀行にはない契約者目線のサービスがたくさんあります。

例えば、通常住宅ローンを申込める基準として「正社員での継続勤務」を問われることが多いですが、中央労働金庫の住宅ローンでは申込基準の一つとして「安定継続した年収（前年税込み年収）が150万円以上ある方」としており、逆にこの基準さえ超えていれば、契約社員やパート社員、自営業者でも住宅ローンを利用できる場合があります。

こういった審査基準を設定している金融機関は限られており、正社員以外で住宅ローン契約をお考えの方にとっては、中央労働金庫は強い味方と言えるでしょう。

非営利組織ならではの低金利

上記のような設立目的をふまえ、金利についても中央労働金庫は契約者の味方です。
ろうきんの会員の場合、審査次第では下記の通り低金利で住宅ローンを利用することが可能です。

また、固定金利と変動金利を組み合わせることができる「金利ミックス」プランもありますので、両者のいいとこ取りで契約することも可能です。

ろうきん会員なら様々な優遇も

単純に金利だけを比較すればネット銀行には若干負けてしまうかもしれませんが、ろうきんの会員であれば各種の優遇を受けることができますので、会員がろうきんの住宅ローンを利用するメリットは高いでしょう。

なお、勤め先の会社がろうきんに出資していれば自動的にろうきんの会員ということになりますので、よくよく確認してみたら実は会員だったという可能性もあります。「もしかしたら・・」と思った方は職場に確認してみるか、中央労働金庫に確認してみるとよいでしょう。