金利低下の影響が!いま住宅ローンの借り換え相談が増えているワケ
景気が思ったほど回復しないこともあり、景気刺激の一環として金利の引き下げなどの金融緩和策が講じられており、日本の長期金利は近年まれにみる低金利状態となっています。
近々予定されている消費税の増税、低金利で住宅ローンを組めるということを含め、今がマイホーム購入のチャンスとばかりに多くの金融機関がアピールを続けています。
そうした中、住宅ローンの借り換え相談に多くの人が訪れる状況が今起きています。
金利がわずかに違うだけでも返済額は変わる
例えば、現在の住宅ローン残高が2000万円で20年まだ残っている場合、金利差が0.5%違えば利息の支払額はそれだけで100万円変わり、月々5000円ほど違ってきます。
ローンの見直し、金利差のチェックをするだけでこれだけ差が出てくるため、今になって多くの人が借り換え相談に足を運んでいます。
反対に、変動金利ではこの先とても不安だから固定金利タイプのものに借り換えしたいという人もいます。
現状、変動金利制のローンにしているため、月々の返済は抑えられているものの、今後急激な金利上昇の可能性もあり、そうなると毎月の返済額が高騰する恐れがあります。そのリスクを考えて借り換えを検討するケースも多数報告されています。
借り換えを行う際に注意すべきこと
住宅ローンの借り換えを行う際、気をつけるべき項目がいくつかあります。
まずはローン残高です。わずかしかローンが残っていない場合に借り換えを行っても、その際に発生する手数料を考慮すると明らかに損をしてしまいます。
ですので、手数料を差し引いてもプラスになるような状況でなければなりません。
ローン残高がある程度残っていないとこうした恩恵は受けられないと言えます。
同様に返済期間も10年以上は残っている必要があります。また、金利差も0.5%から1%以上変わる場合がおすすめです。金利差が少ないと、やはり手数料分がマイナスになる恐れがあるためです。ローン残高、返済期間、金利差、そして手数料、この4つに注目していかなければなりません。
手数料はどれほどかかるのか
タダで借り換えできるほど甘いことはありません。
まず、新規の融資手数料が発生し、繰り上げ返済の手数料、保証料、印紙税、登記費用、家主が亡くなった時にその保険金で住宅ローンの返済ができる団体信用生命保険の保険料などの費用が発生し、数十万円かかると言われています。
それだけの手数料を払ってでも利息額を減らすことができ、プラスになる場合、住宅ローンの再検討をした方がいいでしょう。
- 2016.05.10
- ゼロから学ぶ住宅ローン
イオン銀行は、ネット申込と店頭相談の両方が可能なハイブリッド型!
金利以外のお得なサービスも充実しているため、生活費の節約もできます。
- 疾病保障付住宅ローンは2つの特約付きでさらに安心
- 保証料0円!負担になる諸費用を大幅節約
- 一部繰上げ返済手数料0円!借り入れ後もお得に返済
ゼロから学ぶ住宅ローン関連記事
-
古い家を解体する時に金融機関から解体費用を借り入れることはできるのか?
- 2024.01.15
- 1299view
-
住宅購入を検討する場合、物件と予算どちらを先に決めたほうが良い?
- 2020.09.28
- 2783view
-
新型コロナに感染した場合、全疾病特約付団体信用生命保険で住宅ローンの保障はできる?
- 2020.09.25
- 3577view
-
ジャパンネット銀行の住宅ローンを利用する前に知っておきたい3つの短所を紹介
- 2020.09.21
- 2439view
-
- 2020.09.17
- 2363view
-
ジャパンネット銀行が住宅ローンの取り扱いを開始!その特徴と魅力を紹介
- 2020.09.14
- 2577view