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住宅ローンを否決された過去を持つ人が、再度チャレンジしたその結果とは?

まず、過去にマイホームのご相談を受けたYさんの実例をご紹介します。

「新築建売住宅の購入を検討しています。
不動産会社の方から、住宅ローンの仮審査をした方がいいと言われました。
その審査に関してちょっと迷っています。
2年前に、建売住宅を購入しようと、2つの不動産会社を通じて全部で6つの銀行に住宅ローンの仮審査を掛けたのですが、カードローンを借りていることを理由に満額の借入れができなかったり、否決されたりして断念しました。
現在はカードローンを完済しており、年収も多少は上がりましたが、不安です。大丈夫でしょうか?」

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という内容でした。

借りられなかった本当の理由を調べてみる

結論から言うと、Yさんはローン審査が通って購入されました。
ご本人はカードローンの借入が理由だと思っていましたが、本当は少し違う理由だったのです。

Yさんに承諾を頂いた上で、現在に至る借入状況を聞き取りしたところ、借りたのは当該カードローンと車のローンだけでした。

ところが、所持しているクレジットカードの数が夫婦合わせて7社あり、そのうち3社からキャッシングした過去があったのです。

しかも、購入を検討した2年前は転職してまだ5ヶ月で、カード、車の両方の借入が残っていました。

Yさんには申し訳ないのですが、当時のYさんの状況では銀行にとって融資の対象にはなり得ません。

たとえ仮審査であっても、多すぎるのは問題

仮審査では、専門の情報機関において個人の信用情報(過去の金融事故の有無など)を調査しますが、同時に「調査した履歴」も調査されるのです。

これは、信用調査というものは頻繁に行われるものでは無いはずなのに、一時期に何件も調査したという履歴が残れば、銀行側は「いくつもの銀行で断られた人」という見解になります(仮審査は通常2~3件です)。

ですから、どこかで引っ掛かってくれよと、多くの銀行に仮審査を掛けるのは、逆効果になるのです。

ローンの障害をひとつひとつ丁寧に処理していく

Yさんの対処法は、まず、すべてのカードを「退会」してもらいます。解約ではなく退会です。
これは以前にもお話しましたが、「退会」はカード会社からの脱会となり、「しばらくの間はカードを利用しない」という意思表示になりますから、銀行から好意的に評価されるのです。
(詳しくは「住宅ローンが通りやすい人とは?」をご覧ください)

そして、過去の購入できなかった経緯をレポートにまとめてYさんと不動産会社が署名・押印し、銀行の担当者に正直に説明し、指定された資料も迅速に用意しました。

その後、何度か質疑応答があり、審査を申込んでから10日後に晴れて満額融資可能の結果を得ることができたのです。

その時は、思わず銀行員と握手したほどです。そして、Yさんの深々と頭を下げられていた姿が心に残っています。

たとえ、住宅ローンの審査が難しいと思われる場合でも、上記の見出しにあるように、「困難な理由」をしっかりと把握し、「仮審査は必要最低限の数」に抑え、「障害をひとつひとつ丁寧に処理していく」ことで、光明が見えてくることもあります。

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