- 公開日: 2026.09.09
- 住宅ローン商品について
足立成和信用金庫の住宅ローン|金利と優遇条件をやさしく解説

先に結論をお伝えします。足立成和信用金庫(あだちせいわ)の住宅ローンは、変動金利が特別金利 年1.775%、金利優遇をすべて満たした最大引下げ後で 年1.625%(2026年9月9日に公式サイトで確認)。優遇は6つの取引条件から最大5つを選んで、1つにつき年0.030%ずつ・合計で最大年0.150%を引き下げるしくみです。いちばんの特徴は、固定金利の期間が終わったあとも基準金利から年1.500%の優遇が続く点で、「当初だけ安いローン」との差がここに出ます。ただし利用できるのは足立区周辺の営業区域にお住まい・お勤めの方に限られます。
- いまの適用金利(変動・固定3年/5年/10年)と、優遇前後の差
- 年0.030%×最大5項目=合計年0.150%の優遇条件の中身
- 固定期間が終わったあとの金利がどうなるか
足立成和信用金庫の住宅ローンと対象エリア
足立成和信用金庫は東京都足立区に本店を置く信用金庫で、2002年に足立信用金庫と成和信用金庫が合併して誕生しました。住宅ローン「あだちせいわ住宅ローン」は、新規の購入・新築だけでなく、他の金融機関からの借り換えにも使えます。しんきん保証基金など指定の保証会社の保証を付けて借りる方式のため、原則として連帯保証人は必要ありません。
ここで最初につまずきやすいのが「営業区域」という考え方です。信用金庫は会員制の地域金融機関なので、住んでいるか、勤めている場所が決められたエリア内にある方だけが利用できます。あだちせいわの場合は次のとおりです。
- 東京都:足立区・北区・荒川区・墨田区・葛飾区
- 埼玉県:草加市・八潮市・三郷市・川口市・越谷市
エリア外の方は、六町・北千住・西新井などの地域応援相談プラザに問い合わせる案内が出ています。なお、契約後に転勤などで営業区域外へ引っ越し、会員資格を失った場合は原則として一括返済となる点も、申込み前に知っておきたいところです。
いまの金利|変動は最大引下げ後 年1.625%
公式サイトに掲載されている住宅ローンの金利は次のとおりです(2026年9月9日確認)。左が優遇前の特別金利、右が優遇条件をすべて満たしたときの最大引下げ後の金利です。
| 金利タイプ | 特別金利(優遇前) | 最大引下げ後 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 年1.775% | 年1.625% |
| 固定3年 | 年1.850% | 年1.700% |
| 固定5年 | 年2.050% | 年1.900% |
| 固定10年 | 年2.350% | 年2.200% |
出典:足立成和信用金庫 公式「住宅ローン」(2026年9月9日確認)。金庫全体の金利は金利インフォメーションでPDF公表されています(2026年9月1日現在)。

ポイントは固定期間が長くなるほど金利が上がること。これは信用金庫だけの話ではなく、長い期間の金利を先に確定させる分だけコストが乗るという住宅ローン共通のしくみです。「変動が一番低いから変動」と決める前に、金利が上がったときに返済額がどこまで増えても家計が耐えられるかを先に確かめておきましょう。
なお、日本銀行の政策金利は現在おおむね年1.0%程度で、2026年9月8日には「日銀が9月17日・18日の会合で年1.25%程度への引き上げを決める方針」とする報道も出ました。ただしこれは報道であり、日銀は何も決定していません(結果の公表は9月18日)。変動金利は短期プライムレートを通じて政策金利の影響を受けますが、各金融機関がいつ基準金利を動かすか、返済額にいつ反映されるかは金融機関と契約内容で異なります。「利上げ=来月から返済額が上がる」とは限りません。
金利優遇は「6項目から最大5つ」で合計年0.150%
あだちせいわの金利優遇は、特別金利(変動なら年1.775%)を起点に、次の6項目のうち最大5項目まで選び、1項目につき年0.030%ずつ引き下げるという分かりやすい設計です(合計で最大年0.150%)。前提として、申込みから契約まで地域応援相談プラザで完結できる方が対象になります。
- 当金庫に給与振込口座を指定する方、または当金庫に取引口座を持つ事業所に勤めている方(年0.030%)
- しんきんクレジットカードを持っている方、または当金庫の口座に毎月クレジットカード利用分の引落実績がある方(年0.030%)
- 当金庫のマイカーローン・教育ローン・フリーローンのいずれかを利用している方(年0.030%)
- 児童手当の振込口座を当金庫に指定する方(年0.030%)
- 当金庫にNISA口座を持っている、またはiDeCoを契約している方(家族の契約も可)(年0.030%)
- 他の金融機関の住宅ローンを借り換える方(年0.030%)
3つ目のローン利用条件には「当初申込金額が50万円以上」「いずれかのローンを同時契約」「完済後10か月以内」といった細かい条件が付いています。優遇は「自分が何項目満たせるか」で決まるので、申込み前に一覧をもらって数えておくのが確実です。お子さんがいるご家庭なら児童手当の振込口座、資産形成を始めている方ならNISA・iDeCoと、日常の取引がそのまま金利に効いてくるのが地域金融機関らしいところです。
固定期間終了後も基準金利から年1.500%優遇
この住宅ローンでいちばん注目したいのがここです。公式サイトには「固定期間終了後も、再選択時の当金庫住宅ローン基準金利(変動金利・固定金利)から1.500%優遇します」と明記されています。
固定金利期間選択型のローンは、当初の3年・5年・10年が終わったあとにどれだけ優遇が残るかで、その後の返済額が大きく変わります。当初期間だけ低金利をうたい、期間終了後の優遇幅が小さくなる商品と比べると、この「終了後も年1.500%」という条件は総返済額を考えるうえで心強い材料です。比較するときは当初金利だけでなく、必ず「当初期間が終わったあと何%引きになるか」を並べてみてください。
ただし基準金利そのものは毎月見直され、店頭とホームページに表示されます。優遇幅が一定でも、基準金利が上がれば適用金利は上がる点は誤解しないようにしましょう。
団信の上乗せ金利と保証のしくみ
団体信用生命保険(団信)は、契約者に万一のことがあったときに残りのローンが保険金で完済されるしくみです。あだちせいわでは、保障を手厚くすると金利に上乗せが発生します。
| 保障の種類 | 金利への上乗せ | 考え方 |
|---|---|---|
| 一般就業不能保障 | 基準金利+年0.150% | 働けなくなったときに備えたい方向け |
| 3大疾病または3大就業不能保障 | 基準金利+年0.300% | がん・脳卒中・急性心筋梗塞まで広げたい方向け |
上乗せ幅は小さく見えても、35年という期間で考えると総額では無視できません。すでに加入している生命保険・医療保険と保障が重なっていないかを確認してから決めるのがおすすめです。あだちせいわのプラザでは住宅ローンと保険の見直しを同時に相談できるので、この重複チェックを一度で済ませられます。
また、掲載の金利は当金庫指定の保証会社(しんきん保証基金など)の保証が得られた方が対象です。保証が得られるかどうかは審査次第なので、条件表の金利がそのまま自分に適用されるとは限りません。
無担保住宅ローンなどの関連商品
足立成和信用金庫では、通常の住宅ローンのほかにフラット35・無担保住宅ローン・住宅ローン借換商品など、住まいに関わる商品を用意しています。
無担保型は抵当権の設定が不要で、登記費用などの諸費用を抑えやすいのが利点です。リフォームや比較的少額の住宅資金にはこちらが向いています。一方、全期間固定で長く借りたい方には、住宅金融支援機構と提携するフラット35という選択肢もあります。借入額と目的によって最適な商品は変わるので、まずはプラザで整理してもらうとよいでしょう。
ほかの信用金庫の条件も見ておきたい方は、三島信用金庫「さんしん住宅ローン」の金利優遇の条件や旭川信用金庫の金利優遇のしくみもあわせてご覧ください。同じ信用金庫でも優遇の組み立て方はかなり違います。
申込みの流れと相談できる時間帯
手続きは①相談 → ②事前審査申込 → ③正式審査申込 → ④契約・火災保険申込 → ⑤融資実行 → ⑥登記手続き完了という流れです。事前審査はインターネットから申し込めます。
共働きの方に心強いのが相談窓口の時間帯です。支店の営業は平日9:00〜15:00ですが、地域応援相談プラザは平日11:00〜19:00(水曜を除く)、土日も10:00〜16:00(祝日を除く)に相談できます。原則として事前予約制なので、電話で枠を押さえてから行きましょう。金利優遇の前提条件が「申込みから契約までプラザで完結できる方」である以上、最初からプラザで相談を始めるのが結果的に近道です。
事前に用意しておくとスムーズな書類は、本人確認書類(運転免許証など)、年収確認書類(源泉徴収票・所得証明書など)、資金使途の確認書類(売買契約書・工事請負契約書・借換なら返済予定表など)、物件の全部事項証明書などです。
よくある質問(FAQ)
Q. 足立成和信用金庫の住宅ローンの金利は今いくらですか?
A. 2026年9月9日時点の公式サイト掲載では、変動金利が特別金利 年1.775%・最大引下げ後 年1.625%、固定10年が年2.350%・最大引下げ後 年2.200%です。基準金利は毎月見直されます。
Q. 足立区に住んでいませんが申し込めますか?
A. 対象は東京都の足立区・北区・荒川区・墨田区・葛飾区、埼玉県の草加市・八潮市・三郷市・川口市・越谷市に居住または勤務している方です。エリア外の方は地域応援相談プラザへの問い合わせが案内されています。
Q. 金利優遇の年0.150%はどうすれば全部受けられますか?
A. 6項目のうち5項目を満たすと合計年0.150%です。給与振込・しんきんクレジットカード・他のローン利用・児童手当振込・NISAまたはiDeCo・他行からの借換のうち、達成しやすい5つを申込み前に選んでおきましょう。
Q. 固定期間が終わったあとの金利はどうなりますか?
A. 再選択時の当金庫の住宅ローン基準金利(変動・固定)から年1.500%優遇されます。優遇幅は続きますが、基準金利自体は毎月変動するため適用金利が一定というわけではありません。
Q. 口座を持っていなくても事前審査は受けられますか?
A. 事前審査の申込みは可能です。ただし給与振込口座の指定などは金利優遇の条件になっているため、借入までに口座を開く前提で手続きの流れを窓口に確認しておくと安心です。
Q. 借り換えでも利用できますか?
A. 利用できます。返済実績が1年以上あり約定どおり返済している住宅ローンが対象で、建替え・リフォーム資金や諸費用を合わせた申込みにも対応しています。借換自体が金利優遇の1項目にもなっています。
足立成和信用金庫の住宅ローンは、6項目から最大5つを選ぶ分かりやすい金利優遇と、固定期間終了後も基準金利から年1.500%が続く設計、そして土日も相談できるプラザの使いやすさが持ち味です。足立区周辺で住宅の購入や借り換えを考えている方は、自分が優遇を何項目満たせるかを数えたうえで、プラザで試算してもらうとよいでしょう。
あわせて、営業区域に縛られない全国型の銀行とも見比べておくと判断に厚みが出ます。たとえばSBI新生銀行は保証料0円・一部繰上返済手数料0円・一般団信の上乗せ0円と諸費用がすっきりしていて、店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応しています。金利の低さだけでなく、諸費用と団信を含めた総額で比べるのが、初めての1本を選ぶときのいちばんの近道です。
※金利・優遇条件・団信の内容は改定されることがあります。最新の適用金利と条件は足立成和信用金庫の公式サイトまたは窓口でご確認ください。

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