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西日本シティ銀行の住宅ローン|NCB建築名人の金利・団信・条件

西日本シティ銀行は、福岡市博多区に本店を置く地方銀行です。長崎銀行とともに西日本フィナンシャルホールディングスの傘下にあり、福岡県内では福岡銀行と並ぶ存在感を持っています。住宅ローンでも地域に密着したサービスを提供しています。

西日本シティ銀行の住宅ローンは、住み替えやセカンドハウスにも利用できるなど、他の金融機関にはない柔軟な商品設計が魅力です。ここでは代表的な住宅ローン「NCB建築名人」の特徴を、はじめて住宅ローンを検討する方にもわかるように、最新の金利環境を踏まえて整理します。

セカンドハウスや住み替えOKな「NCB建築名人」

西日本シティ銀行でもっとも一般的な住宅ローンが「NCB建築名人」です。マイホームの新築・購入だけでなく、セカンドハウスの取得住み替えにも利用できる点が大きな特徴です。

「セカンドハウス」と聞くと別荘を思い浮かべる方が多いのですが、ここでいうセカンドハウスは単身赴任やお子さまの通学のために、自宅とは別に用意する住まいのこと。避暑・避寒などを目的とした別荘やリゾート物件は対象外とされていますので、この点は取り違えないようにしてください(2026年8月10日現在・公式サイトにて確認)。

住み替えのときにありがたいのが、いま住んでいる家を売っても残ってしまう住宅ローン残高(上限1,500万円)を、新しい家の資金とまとめて申し込めるという点です。「売却しても完済できないから住み替えられない」というつまずきに、正面から答えてくれる設計といえます。

そのほか、初心者の方が押さえておきたいポイントを整理すると次のとおりです。

項目NCB建築名人の内容初心者向けのひとこと
借入金額50万円以上3億円以下(1万円単位)諸費用や中古購入時のリフォーム費用もまとめて申し込める
返済期間1年以上50年以内期間を延ばすと毎月の返済は軽くなるが、利息の総額は増える
事務取扱手数料55,000円(税込)の定額型借入額に比例しない「定額型」。借入額が大きいほど有利になりやすい
保証料別途必要(例:1,000万円・20年で148,100円~592,400円)金利に上乗せする「分割型」も選べる(一括型+0.2~0.5%)
取扱エリア取扱店の近くに居住または勤務している方(東京都内・大阪府内の店舗では取扱なし)まずは自分が対象エリアかを確認するのが最初の一歩

出典:西日本シティ銀行 公式「NCB建築名人」(2026年8月10日現在の商品内容)

金利タイプと、固定期間終了後も続く金利引き下げ

NCB建築名人では、変動金利型金利選択型(一定期間だけ金利を固定するタイプ)全期間固定型の3つから選べます。公式サイトに掲載されている割引金利(2026年8月10日~9月4日お借り入れ分・保証料一括型)は次のとおりです。

NCB建築名人の金利タイプ別の適用金利を比較した棒グラフ
2026年8月10日~9月4日お借り入れ分の割引金利(保証料一括型)。金利は毎月見直されます。
金利タイプ保証料一括型保証料分割型
変動金利型年1.425%年1.625%
金利選択型 10年固定年3.650%年3.850%
金利選択型 20年固定年3.700%年3.900%
全期間固定型 35年固定年3.950%年4.150%

出典:西日本シティ銀行 公式「NCB建築名人」(2026年8月10日~9月4日お借り入れ分の割引金利)。割引金利の適用には、当行の住宅ローンのみで新たに借り入れること、返済用口座に給与または年金の振込があること、前年度税込年収400万円以上などの条件があります。金利は毎月見直されるため、最新の適用金利は必ず公式サイトでご確認ください。

ここでぜひ覚えておきたいのが、「当初の固定期間が終わったあと、どれだけ金利が下がるのか」という視点です。住宅ローンには、当初期間だけ金利がとても低く、期間終了後に一気に上がるタイプもあります。西日本シティ銀行の金利選択型は、固定期間の終了後にあらためて固定金利を選ぶ場合も、店頭表示金利から年1.00%の引き下げが適用されると案内されています(2026年8月10日現在・公式サイトにて確認)。当初だけでなく完済までを通して見る、という比較のクセをつけましょう。

また、省エネ性能などの条件を満たす住宅であれば、「エコ優遇」として借入全期間にわたり年0.10%の金利引き下げが受けられます。借入額の50%以上を変動金利にしたうえで固定金利と組み合わせる「ミックス型金利」を選ぶと、固定金利側が年0.10%割引になる仕組みも用意されています。

なお、住宅ローンを取り巻く金利環境は、この記事が最初に書かれた2016年当時から大きく変わりました。日本銀行は2024年以降にマイナス金利政策を解除し、その後も利上げを進めています。全期間固定の代表格である【フラット35】は、2026年9月の資金受取分で年3.460%(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付きの最も多い金利)まで上昇しました。いまは「金利のある時代」であり、数年前の記事に書かれた金利をそのまま前提にできません。申込時点の正確な適用金利・手数料・団信の条件は、必ず公式サイトでご確認ください。

出産・育児で最大5年の返済据置と、団信の選び方

かつて西日本シティ銀行には、女性向けの住宅ローン「NCB住宅ローン キレイの住まい」がありました。ただし2026年9月時点の公式サイトの住宅ローン商品一覧には掲載がありませんので、取り扱いの有無は公式サイトや店舗でご確認ください。

一方で、ライフイベントへの配慮は現在のNCB建築名人そのものに組み込まれています。出産・育児で仕事を休業する場合、最大5年間、元金の返済を据え置く(利息のみの支払いにする)ことができ、据え置いた期間の分だけ借入期間を延長できます。1回に申請できる据置期間は出産手当金・育児休業給付金の支給期間内で、3歳までのお子さまがいることが条件です(2026年8月10日現在)。

団体信用生命保険(団信)は、万一のときに残りの住宅ローンが保険金で返済される仕組みで、保険料は銀行が負担します。保障を厚くしたい場合は、次のように金利へ上乗せする形で選べます。

団信の種類金利の上乗せどんな人が検討するか
一般団信(地銀協)上乗せなしまずは基本形。保険料は銀行負担
がん保障特約付/11疾病団信(生活習慣病団信<入院プラスα>)年0.10%がんや生活習慣病への備えを足したい方
3大疾病保障特約付年0.20%三大疾病まで手厚くしたい方
就業不能保障+3大疾病保障特約付年0.30%働けなくなるリスクにも備えたい方

出典:西日本シティ銀行 公式「NCB建築名人」(2026年8月10日現在)。11疾病団信は申込時年齢が満20歳以上満50歳以下など、団信の種類によって年齢条件が異なります。

保障を厚くするほど金利は上がり、総返済額も増えます。すでに加入している生命保険や医療保険と重なっていないかを確認したうえで選ぶのが、無駄のない考え方です。

住宅ローン選びで見るべきポイント

比較の観点見るポイントチェックの目安
金利タイプ変動か固定か、固定期間終了後の優遇当初だけでなく完済までの総返済額で比較
諸費用保証料・事務手数料の有無と方式「金利+諸費用」の実質負担で見る
団信一般団信・がん/疾病保障の上乗せ幅保障を厚くするほど金利は上がりやすい
対応範囲店舗相談・オンラインの可否住み替え・セカンドハウス可否も確認

諸費用の見方には少しコツがあります。西日本シティ銀行の事務取扱手数料は55,000円(税込)の定額型ですが、保証料が別途かかります。一方でネット銀行には、保証料0円のかわりに事務手数料が借入額の2.20%(税込)という定率型のところが多くあります。金利だけを並べても優劣は決まりません。「金利+諸費用」の合計で比べてください。

地域の金融機関だけでなく、全国どこからでも申し込めるネット系・グループ系の住宅ローンも比較対象に入れておくと選択肢が広がります。たとえばSBI新生銀行は、保証料0円・一部繰上返済手数料0円・一般団信0円といった諸費用面の分かりやすさが特徴です。がん診断保障付団信や全疾病保障付団信といった保障の選択肢があり、店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応している点も、はじめて住宅ローンを組む人には安心材料になります。SBIグループとしての安心感もあり、地方銀行と並べて検討する価値のある一行です。最新の適用金利・手数料・キャンペーンは公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 単身赴任先の住まいにも「NCB建築名人」は使えますか?
A. 単身赴任やお子さまの通学のために自宅とは別に購入する居住用の住宅(セカンドハウス)は、お使いみちの対象とされています。ただし避暑・避寒などを目的とした別荘・リゾート物件は対象外です。判断に迷う物件は、申し込み前に店舗へ相談するのが確実です。

Q. いまの家を売っても住宅ローンが残りそうです。住み替えはできますか?
A. 売却後に残る住宅ローン残高(上限1,500万円)と諸費用を、新しい住まいの資金とあわせて申し込める設計になっています。残債の額によっては審査上の条件が変わるため、まずは売却見込み額と残高を把握したうえで相談しましょう。

Q. 保証料の「一括型」と「分割型」はどちらを選べばよいですか?
A. 一括型は借入時にまとめて支払う方式、分割型は保証料を支払わないかわりに金利へ年0.2~0.5%上乗せする方式です。手元資金を残したいなら分割型、総支払額を抑えたいなら一括型が基本の考え方ですが、繰上返済の予定によっても有利不利が変わります。返済計画とあわせて試算してもらいましょう。

Q. 福岡県外に住んでいても申し込めますか?
A. 「お取り扱い店のお近くにお住まい、またはお勤めの方」が対象で、東京都内・大阪府内の店舗では取り扱っていません。対象エリアかどうかは、最寄りの店舗またはローンコールデスクへ確認するのが早道です。

Q. 変動と固定、どちらを選べばよいですか?
A. 一概には言えません。変動は当初の金利が低い一方で、見直しによって返済額が増える可能性があります。固定は返済額が読める安心感がありますが、当初の金利は高めです。金利が上がっても家計が回るかを先に確認し、不安が大きいなら固定やミックス型も検討する、という順番で考えると迷いにくくなります。


西日本シティ銀行の住宅ローンは、住み替えやセカンドハウスにも対応できる柔軟さと、出産・育児期の返済据置といったライフイベントへの配慮が魅力です。金利環境が変わったいまこそ、地域の銀行と全国対応の住宅ローンを並べて、「金利+諸費用」の総額で比較検討してみてはいかがでしょうか。

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