築年数がまだ新しい中古マンション・一戸建ては「買い」か?
マンションや一戸建ての購入を検討する時に、新築の価格では割高ですし、中古だと設備や仕様が旧型で、傷みが激しいものもあります。
そこで、築年数がまだ5年以内の「築浅物件」という選択肢があります。
築浅物件には、最新に近い設備や仕様が備えられ、価格も新築と比べて割安な物件が多く、不動産業界のなかには人気物件として売却情報の収集に力を入れている会社もあります。
ただ、築浅物件を購入する場合、注意しなければならない点がいくつかあります。
今回は、そのポイントについて説明して行きます。
まだ新しいのに、なぜ売ってしまうのか?
多少の使用感はあっても、築年数がまだ5年位の物件であれば修繕の必要もほとんど無く、ハウスクリーニング程度でそのまま住むことができます。
そんな新しい物件をなぜ売ってしまうのか。
最大の要因として、持ち主が住宅ローンを支払えなくなることが挙げられます。
ここで、ローンが支払えなくなった主な理由を列記してみます。
1.不動産会社の「おだて」に乗せられたり、購入意欲が高揚しすぎて、無計画に勢いで購入してしまったケース。
2.ポジティブな将来像だけを描いて、安易にローンを組んでしまったケース。
3.購入後に、離婚や病気などの家族トラブルが発生し、やむを得ず売却するケース。
4.購入後に失業や転職となってしまい、収入が減ってローンが払えなくなったケース。
どこかで聞いたような話ですが、大多数がこのような理由で売却されることになります。
売却理由を重視するか、しないか
このような「ネガティブ」な理由で売り出されるケースが多いため、購入する側がその理由を「気にするか、しないか」によって購入に向けての方向性が変わってきます。
購入・入居後に、近所の噂になったりする可能性もゼロとは言えませんので、そう言った事を加味して検討しなければなりません。
物件選びはハードルを上げて、厳しく吟味する
「築浅物件」には、前述のようなマイナス面を含む場合があるため、物件選びは厳しく行なうようにします。
エリアを厳選し、設備機器などの不具合は徹底的にチェックします。
ただし、価格交渉については、思うように行かない場合があります。これは、築浅物件ということで売主側のローンの残高がまだ多く、売却金額で残り債務を返済できる範囲内での金額交渉が前提となるためです。
築浅物件は、基本的には「買い」と言えますが、購入を検討する際には、売却理由や交渉可能な条件を見極めるようにしましょう。
- 2015.09.23
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