買った後では遅い!中古マンション購入前にぜひ確認すべきこととは〜その2
前回、中古マンションを購入する前の確認事項を、おもに筆者の経験談を踏まえてお話しました。
今回も同じテーマのその2と題してお話していきますが、自分で確認できるが意外に気付かないことについてお話して行きたいと思います。
マンションの総世帯数(総戸数)を確認しましょう!
マンションの総戸数は、少ない建物で数戸〜10数戸で、多い建物では200戸以上というものもあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
まず、デメリットですが、戸数の少ない建物は、管理組合の理事がすぐに回ってきます。
理事は通常、各階ごとに順番で回ってくることが多く、戸数が少なければそれだけ回ってくるのも早くなるのです。
それと、管理人が常駐でないケースが多いため、日々の管理体制が手薄になりがちです。
不審者や違法駐車の監視、地震後のエレベーター再稼働処理など管理人が常駐している方が適切に対応してくれます。
次にメリットですが、居住者のマナーが比較的守られやすいことが挙げられます。
来客用駐車場の無断使用やゴミ出しのマナーなど、少ない戸数だと該当者が目立ちやすくなるためです。また、車庫出しやエレベーター待ちが短いことも頭に入れておくと良いでしょう。
共用部分がどうなっているかを確認しておきましょう!
マンションの共用部分に該当するものとして、廊下・階段・エントランス(玄関)ホール・駐車場・会議室・ゴミ集積所・多目的(キッズ)スペース・管理人室・バルコニー(*1)などが挙げられます。
このなかで、まずゴミ集積所が清潔かどうか、ゴミが指定日通りに出されているかをチェックします。
清掃やマナーが遵守されていない建物は、悪臭など衛生面でマイナスと言えます。
次に、駐車場に雑草などがないか確認します。これを見れば、管理が行き届いているかどうかの目安になります。
また、郵便スペースにチラシなどが散乱していないか、掲示板が整然としているかなども管理を見る上でのバロメーターと言えます。
*1.バルコニーについては、接している号室の居住者が専用で使用しているのが現実ですが、非常時の避難経路の役割を持たせているため、共用部分とする建物がほとんどです。
現地を確認するとき、外観や周辺環境などに目が行きがちです。
それも大事なことではありますが、これから何十年もそこで生活するのだという意識を持つと、見るところが変わってきます。
そして、前回のような関係者に依頼しなければわからない内容ばかりではなく、自分で確認できることもあるという事も、今回のお話でおわかり頂けたでしょう。
もちろんここでご紹介した事例以外にも、物件によってチェックすべき事はさまざまです。今後も折に触れてご紹介していきたいと思います。
- 2016.01.02
- 中古物件の購入
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