住宅ローン金利上昇目立つ！2017年8月度の大手都市銀行とネット銀行の金利動向

大手都市銀行とネット銀行各行が2017年8月度の住宅ローン金利を発表しました。2016年2月に日銀が実施したマイナス金利政策により金利は低く推移していましたが、近年では僅かながらに固定型の金利は上昇傾向となっており、8月度についても全体的に金利上昇が目立ちました。一方で、変動型の金利については据え置く傾向にあります。

2017年8月度の大手都市銀行とネット銀行各行の金利動向を紹介します。

三菱UFJ銀行は固定型金利で0.03％引き上げへ

http://www.bk.mufg.jp/

三菱UFJ銀行は、2017年7月31日に発表した2017年8月度の住宅ローン金利は、超長期固定金利については借入期間21年から25年以内の金利は1.25％、借入期間26年から30年以内の金利は1.33％、借入期間31年から35年以内の金利は 1.39 ％としています。先月と比べそれぞれ0.03％前後上昇しています。

固定特約タイプの金利は、借入期間10年で1.45 ％から1.60 ％、20年間で2.65 ％から2.80 ％としており、先月より0.1％上昇しています。

一方で、変動型の金利については0.625％で据え置きました。

三井住友銀行は固定型金利で最大0.35％引き上げへ

http://www.smbc.co.jp/

三井住友銀行は、2017年7月31日に発表した8月度の住宅ローン金利は、借入期間10年から15年以内の超長期固定金利は1.49％となり先月より0.04％引き上げました。借入期間15年から20年以内は1.59％でこちらも前月より0.04％上昇しました。借入期間20年から35年以内は1.69％で前月より0.09％上昇しています。

超長期固定型金利は1年前の2016年8月より全体的に右肩上がりで上昇しており、借入期間が10年から15年で前年比0.24％、15年から20年は0.26％、20年から35年は0.35％それぞれ上昇しています。

一方で、変動型の特約金利は0.625％とし、店頭での借入期間5年における固定型の金利は3.00％、10年間に関しては3.30％に据え置くとしています。

みずほ銀行は固定型金利と変動型金利ともに据え置き

https://www.mizuhobank.co.jp/

みずほ銀行は、2017年7月31日に発表した8月度の住宅ローン金利は、固定型と変動型ともに据え置く方針としています。

全期間固定型の全期間固定プランは、借入期間が11年から15年では1.08％、借入期間が21年から25年では1.17％、借入期間が31年から35年では1.20としています。

固定型の「みずほネット住宅ローン全期間重視プラン」借入期間5年は0.675％から1.15％、借入期間10年は0.825％から1.3％、変動型の「みずほネット住宅ローン全期間重視プラン変動」は0.625％から1.075％としています。

住信SBIネット銀行は固定型と変動型ともに据え置き

https://www.netbk.co.jp/

住信SBIネット銀行が2017年7月31日に発表した住宅ローン金利は全てのプランにおいて、ほぼ金利は据え置く方針を明らかにしています。

固定型金利の基準利率より全期間に渡って引き下げるプラン「通期引下げプラン」では、借入期間が10年では1.06％、20年間では2.29％、35％では2.36％としており先月と同様です。

特約期間のみ金利を引き下げる「当初引下げプラン」では、借入期間が10年では0.66％、20年間では1.01％、35％では1.31％としており、こちらも先月と同様の設定です。

変動型の金利の「通期引下げプラン」は0.444％、「当初引下げプラン」では0.975％としており、こちらもそれぞれ先月同水準に設定されています。

楽天銀行は10年固定で0.021％引き上げへ

https://www.rakuten-bank.co.jp/

楽天銀行が発表した固定型の住宅ローン金利は、借入期間が5年では0.928％とし先月より0.026％上昇しています。借入期間が10年の固定金利は1.112％としており、先月より0.021％上昇しています。

楽天銀行についても、1年前の2016年8月は借入期間が5年間で0.723％でしたが、その後は一時的にわずかながら金利が下がる月もありましたが、全体的には右肩上がりに上昇しています。

一方で、変動型の金利については先月より据え置き0.507％としています。