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見落としがちな入居費用|カーテン・アンテナ・引越し代の備え方

マイホーム購入の資金計画では、売買代金と諸費用に重点を置いて、頭金と住宅ローンの配分を考えていきます。

しかし、それだけで十分とは言えません。それまで使っていた家財道具では不足する可能性があり、とくにアパートから一戸建てに引っ越す場合は、新たに購入するものが案外たくさんありますから注意が必要です。

今回は、家財道具など資金計画で見落としがちな費用についてお話ししていきます。「物件価格と諸費用だけ見ていて、入居直前になって慌てた」という失敗は本当によくあります。先に全体像をつかんでおきましょう。

引越し費用はあらかじめ見積りを取っておく

引越し費用については、3月から4月にかけての繁忙期を除けば、1年を通しておおむね同じような料金水準ですので、マイホームを検討し始めた時点で、あらかじめ見積りを取っておきます。

見積りは、インターネットの「引越し見積り料金比較サイト」などを参考にすると良いでしょう。訪問見積りを1〜2社に絞って依頼すると、荷物量に応じた現実的な金額が見えてきます。

引き渡し日が決まったら、できるだけ早く予約を押さえてください。繁忙期は希望日が取れないだけでなく、料金も高くなりがちです。可能であれば、繁忙期を避けた入居日を設定できないか検討してみるのも一つの方法です。

新たに購入する家財道具は、忘れないように一覧表を作成しておく

まず、一般的に必要となるものを列記します。

・カーテン、カーテンレール、ブラインド
・ジュータン、カーペット類
・エアコン(工事費は込みのケースが多い)
・テレビアンテナ、同工事費
・その他家電製品(各家庭による)

また、最近は、LDKや居室の照明器具や網戸が設置されていない建物もありますので、その場合は費用に算入しておきます。

他に、住宅メーカーによっては、電気のブレーカー容量を15アンペア程度の最低限に設定している場合があります。この場合は、電力会社にアンペア数の変更を依頼する必要があります。変更にかかる費用の有無は、契約プランや分電盤・屋内配線の状況によって異なりますので、契約中の電力会社にご確認ください。

これらは「あとから足せばいい」ものではありません。カーテンがなければ引っ越し初日から外が丸見えですし、アンテナがなければテレビが映りません。入居初日から必要なものは何か、という視点で洗い出してみてください。

見落としがちな費用のチェックリスト

一覧表を作るときの下敷きとして、確認すべき項目をまとめました。ご自身の状況に合わせて、いる・いらないを書き込んでみてください。

項目 確認するポイント 備考
カーテン・カーテンレール レールが付いているか/窓の数とサイズ 窓が多い一戸建てでは意外に膨らみます。既製品かオーダーかで大きく変わります
照明器具 各部屋に器具が付くか、引掛シーリングだけか LDK・居室が「器具なし」の物件は要注意
網戸 標準で付いているか、オプションか 後付けは窓の枚数分かかります
エアコン 台数/配管穴・専用コンセントの有無 穴あけや配管延長、室外機の設置場所によって追加費用が出ることがあります
テレビの視聴環境 アンテナを立てるか、ケーブルテレビや光回線のテレビサービスを使うか アンテナは初期費用型、ケーブル・光は月額型と、費用のかかり方が違います
インターネット回線 建物が対応しているか、工事が必要か 開通まで日数がかかることがあるため、引き渡し前に申し込みを
電気の契約アンペア 初期設定のアンペア数で足りるか 足りないとブレーカーが落ちます。変更手続きは電力会社へ
カーテン以外の内装 ジュータン・ラグ・食器棚・収納家具 部屋数が増えると家具も増えます
外構(フェンス・カーポート) 売買代金に含まれているか 含まれていないことが多く、金額も大きい項目です
引越し費用 時期/荷物量/不用品の処分費 粗大ごみの処分にも費用と予約が必要です

ポイントは、契約前に「付帯設備表」や仕様書で”どこまでが価格に含まれているか”を確認することです。照明・網戸・カーテンレール・アンテナ・外構は、物件によって含まれていたり含まれていなかったりします。ここを曖昧にしたまま契約すると、あとから数十万円単位の差になって表れます。

大きな工事を要する場合のひと手間

フェンス工事や屋根付きカーポートなど、大きな工事が必要となるものを設置する場合は、売主に下請会社を紹介してもらえるよう頼んでみましょう。売主に依頼するよりも1割程度は安くなるはずです。さらに、ホームセンターと相見積りをして値段交渉するのも良いでしょう。

ただし、引き渡し前の工事は売主の了解が必要ですし、保証やアフターサービスの範囲が変わることもあります。金額だけでなく、保証や施工時期もあわせて確認してから決めてください。

物件選びや値引き交渉を重視するあまり、うっかり引越しや家財道具の費用が足りなくなったというケースをよく見かけます。前述のように、一覧表を作成してまとめておき、あらかじめ見積りを取っておくようにしましょう。

入居前の準備でつまずきやすい点

Q. カーテンやエアコンの費用も住宅ローンに含められますか?
金融機関によっては、住宅ローンや「諸費用ローン」で家具・家電の購入費までまかなえる商品もありますが、対象になる費用の範囲や上限は金融機関ごとに異なります。含められるかどうか、含めた場合に金利や借入可能額がどうなるかは、申し込む金融機関の公式サイトや窓口で必ずご確認ください。

Q. どのタイミングで採寸や下見をすればいいですか?
カーテンやエアコンは、引き渡し前の内覧・立会いのタイミングで採寸しておくとスムーズです。窓のサイズ、コンセントの位置、エアコンの配管穴の有無をメモしておくと、その足で買い物に行けます。

Q. 一度に全部そろえないといけませんか?
いいえ。「入居初日から必要なもの」と「落ち着いてから買えばよいもの」を分けるのがコツです。カーテン・照明・エアコン・テレビの視聴環境・インターネットは前者、ラグや収納家具は後者に回せることが多いでしょう。手元の現金をすべて使い切らないことのほうが大切です。

Q. 予備費はどのくらい見ておけばいいですか?
金額は家庭により異なりますが、入居後しばらくの生活費と、想定外の出費に備えるお金を必ず手元に残しておくことをおすすめします。頭金を厚くしすぎて手元の現金がなくなり、入居直後に苦しくなる——というのが、住宅購入でもっとも多い失敗の一つです。

まとめ|資金計画は4つに分けて考える

マイホームの資金計画は、「物件価格+諸費用+入居にかかるお金+手元に残す予備費」の4つで考えると、あとから慌てずにすみます。とくに入居にかかるお金は見落とされやすいので、早い段階で一覧表にしてしまいましょう。

そのうえで、住宅ローン自体の諸費用も比べておきたいところです。たとえばSBI新生銀行の住宅ローンは、保証料と一部繰上返済手数料がかからず、一般団信の上乗せ金利も0円で、事務取扱手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型と、費用の内訳がわかりやすくまとまっています。店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応しているので、「何にいくらかかるのか整理しながら進めたい」という方にも向いています。

なお、費用や条件は各社・各物件で異なります。最新の金額や取扱内容は、住宅会社・引越会社・電力会社・各金融機関の公式サイトや見積りでご確認ください。

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