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マイホーム購入で軽視できない3つのタイミング|値引き・引越し・金利

マイホームの購入では、契約をはじめさまざまなイベントを経験します。代表的なものに、物件の内覧会、申込み、ローン審査、売買契約、引渡し、引越しなどがあります。

これらのスケジュールは、通常は不動産会社と相談して決めることが多く、いったんスタートすると流れ作業的に進んでいきます。

でも、タイミングを計って進めることで「得をする」ことがあります。今回は、特に「新築完成済物件」を購入する際の、タイミングを計るテクニックを、はじめての方にもわかるようにアドバイスしていきます。

購入申込みとローン審査のタイミング

新築物件を購入する際、一般的な流れとしては、まず物件を押さえるために購入申込みをして、その後にローンの仮審査、という順番になることが多いです。

しかし今回は「タイミング」に重点を置いたテクニックですから、ここはあえて、ローン仮審査の結果が出てから購入申込みをする、という順番に変えます。理由は、資金面の障害がない状態を先に作っておき、条件が整い次第すぐに契約できるようにしておくためです。

用語ミニ解説:仮審査と本審査

仮審査(事前審査)は、申込者の年収や借入状況などから「いくらまで借りられそうか」を短期間でざっくり判定するもの。本審査は、物件や必要書類をそろえて行う正式な審査です。多くの金融機関は「仮審査→本審査」の2段階ですが、金融機関によっては仮審査がなく本審査のみで完結するところもあります(例:SBI新生銀行は原則として仮審査がなく本審査のみ)。申込先によって流れが異なるので、スケジュールを組む前に確認しておくと安心です。

売買契約と引渡しのタイミング

新築完成済物件は、不動産会社や住宅メーカーなどが売主となります。その売主各社の関心は、毎月の契約・引渡しの件数です。

なかでも重要なイベントは引渡しで、次が契約、そして申込みという順番です。その順番を意識したタイミングで「値引き交渉」にのぞみます。

まず、最も重要な引渡しは、会社の実績を集計する四半期末(6・9・12・3月)に設定します。ただし6月と3月は選びません。理由は後述します。

そして9月か12月の上旬に契約日を設定すると、申込みは前月末か当月初、ローンの仮審査はその約1週間前、という流れになります。整理すると次のとおりです。

①8月下旬(または11月下旬):ローン仮審査
②8月末〜9月初(または11月末〜12月初):購入申込み→値引き交渉
③9月上旬(または12月上旬):売買契約
④9月下旬(または12月下旬):引渡し
⑤10月上旬(または1月上旬):引越し

特に、中間決算期にあたる9月末引渡しのタイミングは有効でしょう。ちなみに6月を選ばない理由は、6月は第1四半期末で、売主各社がまだ切羽詰まった時期ではないからです。3月については次の項でお話しします。

引越しのタイミング

前述のとおり、引越し時期は10月上旬か1月上旬が望ましいでしょう。この時期は引越し業者もさほどの繁忙期ではないため予定が組みやすく、料金的にも通常の金額で頼めます。

しかし、3月と4月は引越しシーズン真っ最中のため日程が取りづらく、料金も割り増しになります。値引きや節約の努力も、ここだけは通用しなくなります。

これまで何度か値引き交渉についてお話ししてきましたが、新築物件など売主が法人の物件の場合は、売主側の事情(決算期など)を把握したうえで交渉すると、成功する確率が高くなるはずです。みなさんもぜひ試してみてください。

3つのタイミングのまとめ

ここまでの「タイミングのコツ」を表に整理しておきましょう。

場面 おすすめのタイミング ねらい・理由
申込みとローン審査 仮審査→購入申込みの順に 資金面の障害をなくし、条件が整い次第すぐ契約できる
売買契約・引渡し 9月末(または12月末)の引渡し 四半期末・中間決算期は売主が件数を意識=値引き交渉が通りやすい
引越し 10月上旬または1月上旬 繁忙期(3〜4月)を避けると日程が取りやすく料金も割安

金利のタイミングも忘れずに

値引きや引越しのタイミングに加えて、住宅ローンの金利のタイミングも気になるところです。2026年は日銀の利上げを背景に、固定金利を中心に金利が上昇する局面にあります(変動金利は据え置きが中心)。金利は時点によって動くため、最新は各金融機関や住宅金融支援機構(フラット35)の公式サイトでご確認ください。

なお、フラット35は「申込時」ではなく「実行時(融資が実行される月)」の金利が適用される点も、タイミングを考えるうえで覚えておきましょう。引渡し時期を動かすと融資実行月=適用金利の月も変わるため、値引きと金利の両方を見ながら計画を立てるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. 新築の値引き交渉はいつが狙い目ですか?

売主が法人の新築完成済物件では、決算期(特に四半期末・中間決算の9月末)が狙い目です。売主は件数を意識する時期のため、交渉に応じてもらいやすくなります。

Q. 引越し費用を抑えるコツは?

3〜4月の繁忙期を避けるのが基本です。10月上旬や1月上旬など落ち着いた時期なら、日程も組みやすく料金も通常価格に。複数業者から見積もりを取るとさらに抑えやすくなります。

Q. 仮審査に通れば必ず借りられますか?

仮審査はあくまで目安で、正式な可否は本審査で決まります。仮審査通過後に転職・新たな借入れ・延滞などがあると、本審査で条件が変わることもあるため、引渡しまでは大きな借入れや支払いの遅れに注意しましょう。

マイホーム購入は、何を買うかだけでなく「いつ動くか」でも結果が変わります。今回の3つのタイミングを意識して、納得のいくマイホーム購入を実現してください。

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