今や一戸建てに太陽光は標準装備？太陽光発電システムのメリットとは？

近年、省エネルギー住宅への関心が加速しており、国も2015年3月から「省エネ住宅エコポイント」を導入し、積極的に省エネルギー設備の設置を促しています。

なかでも、太陽光発電システムについては関心が高く、新築はもちろんリフォームにおいても、同システムの設置戸数は2010年以降増え続けています。

分譲（建売）住宅では15%超、注文住宅では42%超もの住宅で設置されている！

国土交通省の調査によると、三大都市圏における新築住宅の太陽光発電システム整備率は、分譲（建売）住宅では15.4%、注文住宅では42.7%にもなっており、2010年以降ずっと増え続けているのです。

資料参考元
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20150327/696051/?rt=nocnt

知っているようであまり知らない太陽光発電システムのメリットとは？

これだけ設置されているからには、何がしかのメリットが存在するはずです。
ではどんなメリットがあるのでしょう。

メリットその1：クリーンエネルギー

石油などの化石燃料を使用しないため、水や空気を汚さず地球環境に優しいエネルギーと言えます。
特に、二酸化炭素の排出が抑制されることから地球温暖化対策に有効とされており、国から補助金や電気買取制度などによって推進されています。

メリットその2：経済的なメリット

太陽光という自然エネルギーを利用するため電気代が節約でき、さらに設置にあたっては前述の省エネ住宅エコポイントなどの補助金が給付されます。
また、電気を買い取ってもらえたり、エコリフォームに関して税制上の優遇措置を利用できるなどのメリットが得られます。

メリットその3：発電、送電の効率が良い

電気の使用量が多い昼間に発電するため電力不足に貢献できます。
また、電力消費の一部を夜間電力に移行させるピークシフトにも貢献でき、ここでも電気不足を防ぐことができます。

このように太陽光発電システムを設置することによって、さまざまなメリットが得られますので、設置しない手は無いように思えます。しかし一方で、いくつかのデメリットも存在するようです。次回はこのデメリットについてお話していきます。