注文住宅を建設するための土地はどうやって探せば良い？

住宅をご自身やご家族の希望に合わせて設計する注文住宅を建設する場合、土地を持っていない場合ははじめに土地を探す作業が必要になります。だたし、土地を探すと聞いてもどういった方法で土地を探すべきなのか分かりづらいのも事実です。

今回は、注文住宅の建設を検討している方に、土地の探し方をお伝えします。

はじめに場所や予算などを購入条件を決める

注文住宅を建設する場合において、はじめに土地を探す必要がありますが、土地は量産できる商品ではなく、世界に一つだけしかありませんので、希望に見合う土地があれば迅速に購入手続きを行うことが重要になるほか、本当にご自身とご家族が住むのに最適な土地であるかをしっかりと検討することも必要です。

そのため、土地購入にあたりはじめに行うこととしては、ご自身やご家族の生活状況に合わせて、場所と予算といった購入条件を決める必要があります。

例えば、通勤や通学の利便性を考えて交通の便が良い場所や買い物に便利な場所、学校が近い、近くに公園が多くあるなどがあります。これらの希望する条件を始めに一覧化した上で優先順位をつけると良いでしょう。

当然ながら、全て挙げた条件に該当する土地を見つけるのは困難であると考えられ、いつまでも条件に見合った土地が見つからないという事態にもなってしまいます。そのため、優先順位の中でも上位3位から4位ぐらいまで絶対に譲れないポイントを絞った上で条件を定めて土地を探すことをおすすめします。

また、予算についても同様ですが、利便性が高い土地になればなるほど土地の価格は上昇します。そのため、予算と利便性を両立したいと考える場合などは、距離を少し離れた場所（例えば駅から1キロほど離れた場所など）を選ぶなど少々妥協する必要もあります。

土地探しにおいても同様ですが、周辺環境についてもしっかりと考慮しておく必要があります。そのポイントについては、2017年10月09日の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

街中の不動産屋に相談して土地を探す

注文住宅を建てるにあたり、土地を探す場合、はじめに相談するとなれば、希望する地域の土地事情などに精通した不動産屋に相談すると良いでしょう。

不動産屋というと、これまで賃貸に住んでいた方からすると賃貸住宅を専門に取り扱っているというイメージをする方が多いですが、不動産屋は賃貸以外にも土地や建売住宅、商業用の不動産などあらゆる土地と建物を取り扱っています。もちろん、不動産屋によっては、賃貸を得意としているところ、土地を得意としているところなど、得意分野があります。

また、上場しているような大手の不動産会社の他、中小の地元密着型の不動産会社などもあります。

地元の土地情報を把握している不動産は、地元密着型の中小の不動産屋が多くの情報を持っている可能性は高いと言えます。また、不動産屋の店頭に、土地の情報を多く掲示している場合などは土地の売買に精通している可能性も高いと言えます。

住宅会社や工務店などに相談して土地を探す

注文住宅を建設する場合、住宅会社や工務店に注文依頼をすることになるかと思いますが、住宅会社や工務店でも土地の情報を提供してくれる場合も多いです。

大手の住宅会社や工務店であれば、子会社などで不動産屋を展開している場合もありますし、地元の不動産屋と提携して土地の情報を提供する場合もあります。

住宅会社や工務店に相談するメリットとしては、土地探しと並行して住宅の設計や建設計画などを考えることができる点です。ご自身の希望する条件を元に複数の土地を候補として提示してもらい、その土地毎に住宅設計や建設計画を担当者が考えてもらうこともできます。

インターネットやご自身で歩いて探す

不動産屋や住宅会社、工務店を通じて探す以外にも、インターネットや不動産情報誌などを使ってご自身で探すこともできます。また、実際に散歩と合わせて希望する地域を歩いて探すこともできます。

実際に街中を歩いていると、「売地」という看板を時々見かけることもあります。また、売地と記載されていなくても土地が更地で置いてあるといった場合も、不動産屋に相談して地主などを通じて交渉することで、土地を提供してくれる可能性も広がります。

前述していますが、地元の情報に密着した不動産屋であれば、公開していない土地などの情報も提供してくれることもありますので、実際に歩いてみて、気になる土地があれば相談すると良いでしょう。

実際に歩いて探して回ることで、その地域の雰囲気などもわかり、土地探しだけではなく、ご自身で実際に見た生の情報を仕入れることもできるメリットがあります。