憧れの高層マンションは購入しても大丈夫か?実際に住む上でのデメリットを紹介
都市部を中心に高層マンションの人気が高まっています。市街地に近いことから交通や買い物といった利便性が高いことに加え、高層階に住むことで眺望がよいことも売りの一つとなっています。前回では、高層マンションに住む場合におけるデメリットを紹介しましたが、今回は、逆に住む上でのデメリットを紹介します。
購入費の他、管理費や固定資産税など高額な出費が多くなる
高層マンションに住む場合における、大きなデメリットとしては、最初の段階で購入する際の価格と、購入後住み続けていく場合において発生する、管理費、固定資産税などが高額になることです。
高層マンションの多くは利便性が高い場所に建てられていますが、利便性が高いことはそれだけ不動産の価格も高くなりますので、購入する価格も高くなります。また、頑張ってお金を貯めて購入しても、共有設備が充実しているメリットはありますが、その分、管理費も高額になるほか、固定資産税も高くなり、購入費用だけではなく、住み続けていくだけでも毎月高額な出費が予想されます。
また、高層マンションは、一般的なマンションとは異なり、建物の高さが高いため、修繕なども難しく特殊な方法で建物のメンテナンスなどを行っていく必要があります。そのため、その分、維持修繕費についても高額になります。
そのため、高額なお金を払って買っても、高額な支払いが毎月続きますので無理をして買うと、収支を圧迫し長く住むことが難しくなる可能性もあることを承知しておく必要があります。
建物内の移動に時間がかかる
高層階などに住む場合に得に意識しておきたいのは、建物内の移動に時間がかかることが挙げられます。高層階の場合、階段を使って下まで降りるというのは現実的ではなく、エレベーターを使うことになりますが、エレベーターが混雑していた場合、到着するまで待つ必要があります。特に、通勤時間帯など朝と夕方は注意が必要です。
逆に、宅配便など来客があった場合、エントランスで呼び出しが行われて、実際に、ご自身の部屋に来るまでに多くの時間を要する可能性もあります。特に、複数の住人の荷物を一括で配送する場合など、30分以上待つ可能性もあります。
また、セキュリティ設備も高いのもメリットではありますが、認証作業などを何度も行う必要があるなど、そこで時間を要することも考えられます。
高層階では風が強いほか、洗濯物が外に干せない場合も
高層階の場合、一般的なマンションとは異なり、高い場所に住むことになりますので、風が強い傾向があります。一般的なオフィスなどの高層ビルであれば、窓が大きく開けられない構造になっていますので風の強さについて意識することは無いかと思いますが、高層マンションの場合は、生活することになりますので、窓が開けられるようになっています。
また、一般的な戸建住宅やマンションとは異なり、直射日光が直接入ってくることも多く、夏場になると高温となるケースもあり、その分エアコンなどの電気代も高くなることも予想されます。
さらに、生活する上では欠かせない洗濯ですが、マンションにもよりますが、高層階の場合、風が強いことや景観を維持する目的で、洗濯物の外干しが禁止されている場合も多く、窓際などで部屋干しをするか、浴室乾燥機などを使うことになりそうです。
自然災害のときインフラが止まると生活が困難に
日本は地震や台風など自然災害多い国ではありますが、実際に生活する上では自然災害が来た時のこともしっかりと考えておく必要があります。
高層マンションは耐震性など頑固とした作りになっており、地震で建物が倒れる心配は無いと言えます。また、非常用の備蓄品も備えられており、その部分については心配する必要は無いと言えるでしょう。
しかしながら、電気やガス、水道が止まった場合、高層マンションでは、一般的な住宅やマンションに比べて生活が難しくなる可能性も高いと言えます。
高層マンションでは、高層階になればなるほど、階段を使って昇るのは難しくエレベーターを使うことになりますが、停電した場合、階段を使うことになります。また、水道も電気ポンプで給水している場合も多く、停電で水道が使えない場合も想定されます。通常であれば蓄電池などが備えられてはいますが、2019年10月に発生した台風19号では蓄電池が地下などにあり、浸水したことで停電したケースもありました。
また、自然災害ではありませんが、火の不始末で火事になった場合、鉄筋コンクリート造であり耐火設備もしっかりとした作りになっているため燃え広がる可能性は低いですが、高層階の場合、消防車のはしごが届かず消化が難しいのも事実で、逃げ遅れたりした場合、命の危険につながることにもなります。
- 2019.11.18
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