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新築建売住宅の素朴な疑問|基礎に換気口がない・外壁のすき間は大丈夫?

新築の建売住宅を見学するとき、間取りや部屋の広さ、水回りの使い勝手、日当たりなどをチェックする方が多いと思います。営業マンからも、設備や仕様についてひととおり説明があるでしょう。

そんな中、よく目を凝らしてみると「なぜこうなっているのだろう?」「これは施工ミスではないか?」と感じる部分が見つかることがあります。

疑問を抱えたままでは、せっかく物件を気に入っても不安が残ってしまいますよね。今回は、営業マンでも即答に窮することがある住宅の素朴な疑問について、いくつか事例を挙げてやさしく解説します。あわせて、建売住宅を検討中の方からよくいただく質問にもお答えします。

同じ建売物件なのに、隣と比べて道路より高くなっているのはなぜ?

同じ分譲地内なのに、区画によって土地の高さが違うことがあります。これは施工の手抜きではなく、家を建てるための敷地を造り上げる「造成」の際に、敷地の高さを道路より多少高くする必要があるためです。

なぜかというと、降雨対策として道路から敷地まで勾配(傾斜)を設け、雨水を道路側へスムーズに流すためです。敷地に雨水が溜まると、建物の湿気やぬかるみの原因になってしまいます。

敷地によっては、道路から10m程度の細長い駐車スペースを通った先に玄関があるという形もあります。この場合、勾配の角度が小さくても、10m進めばある程度の高低差が生じます。つまり、区画の奥行きや形状によって、同じ分譲地でも高低差の見え方が変わるのです。

あえて高低差をつけているのは、雨水をスムーズに流すためであることが多い、と覚えておくとよいでしょう。

建物の基礎に換気口が無い。これって施工ミス?

床下に湿った空気を溜めないように通気を確保することは、木造住宅にとってとても大切です。かつての住宅では、基礎の立ち上がり部分に格子状の「換気口」を設けて床下の通気をとっていました。親御さんの世代の家で、基礎に四角い穴が開いているのを見た記憶がある方も多いのではないでしょうか。

しかし現在の新築住宅では、「基礎パッキン工法」と呼ばれる方法が主流になっています。基礎と土台の間に「基礎パッキン」という通気用の部材を一定間隔で挟み込み、そのすき間(空間)から家の外周全体で床下の通気を確保する方法です。

換気口方式には、穴を開けた部分の周囲から基礎にひび割れが生じやすく、基礎の強度面で不利になりやすいという弱点がありました。過去の大地震でも、換気口まわりの基礎損壊の事例が報告されています。基礎パッキン工法なら基礎に穴を開けずに済み、しかも家の全周から換気できるため換気効率も高い(従来の1.5〜2倍ともいわれます)ことから、広く普及しました。

ですから、基礎に換気口が見当たらなくても施工ミスではなく、むしろ現在の新築では換気口がないほうが一般的です。心配いりません。

外壁にすき間発見!これでは雨水が染み込んでしまう?

一般的な住宅の外壁(サイディング)は、板状の外壁材を張り合わせて仕上げていきます。そのため、外壁材どうしの継ぎ目には必ずつなぎ目が生じます。継ぎ目はシーリング材(コーキング)で埋めて処理するのが一般的ですが、商品や工法によっては部材どうしをかみ合わせて留める「コーキングレス」タイプの外壁もあります。

どちらの場合も大切なのは、外壁材の内側には全面に「防水シート」が張り巡らされているという点です。つまり外壁は、表面の外壁材と内側の防水シートによる二重の防水構造になっており、表面にわずかな継ぎ目やすき間があっても、雨水が構造体まで染み込まない仕組みになっています。

1mm程度の細いすき間は設計上想定されている範囲のことが多く、よく見ないと気づかないレベルであれば心配は要りません。もちろん、1cm程度の明らかに不自然なすき間を見つけたときは施工ミスの可能性もありますので、遠慮せず施工会社に確認しましょう。

建売住宅の「気になる点」についてのよくある質問

Q. 入居後に構造の欠陥や雨漏りが見つかったら、どうなるのですか?

A. 新築住宅には法律による保証があります。「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、構造耐力上主要な部分(基礎・柱・耐力壁など)と雨水の浸入を防止する部分(屋根・外壁など)については、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任を売主・施工会社が負うことが義務付けられています。さらに「住宅瑕疵担保履行法」により、売主は保険加入または保証金の供託が義務付けられているため、万一売主が倒産しても補修費用がまかなわれる仕組みになっています。

Q. 見学中に気になる箇所を見つけたら、誰に確認すればいいですか?

A. まずは案内してくれた営業マンに質問し、その場で答えられない内容は施工担当者への確認を依頼しましょう。本記事で挙げたような疑問は、営業マンよりもお客様のほうが先に気づくことも多く、即答できないのは珍しいことではありません。どうしても不安が残る場合は、第三者の建築士による「ホームインスペクション(住宅診断)」を利用する方法もあります。

Q. 引き渡し前には何をチェックすればいいですか?

A. 引き渡し前の内覧会(竣工検査)では、ドアや窓の開閉のスムーズさ、床や壁の傷・汚れ、水回り設備の動作などを確認します。外回りでは、基礎のひび割れや外壁の継ぎ目の状態も見ておくと安心です。気になる箇所は写真に残し、引き渡しまでに是正してもらうよう依頼しましょう。

まとめ:素朴な疑問こそ、遠慮なく確認を

今回取り上げたような「素朴な疑問」は、住宅の構造や施工の理由を知れば安心できるものがほとんどです。とはいえ、疑問を抱えたまま契約に進むのは禁物です。納得できるまで質問し、不安を解消してから次のステップへ進みましょう

そして、物件への不安が解消できたら、次はいよいよ資金計画=住宅ローン選びです。住宅ローンは金利だけでなく、保証料・事務手数料などの諸費用や団信(団体信用生命保険)の内容まで含めて比較するのがポイントです。たとえばSBI新生銀行の住宅ローンは、保証料や一部繰上返済手数料が0円と諸費用の仕組みが分かりやすく、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているため、初めての方でも検討しやすい選択肢の一つです。最新の金利・商品内容は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

皆さんのお役に立てるよう、これからもこのような住まいの豆知識を紹介していきます。

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