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オリックス銀行の住宅ローンは?いま申し込めるローンと現状

先に結論をお伝えします。オリックス銀行の公式サイトで、これから申し込める個人向けローンとして案内されているのは「不動産投資ローン」と「不動産担保ローン」の2本だけです(2026年9月時点)。マイホーム用の住宅ローンは商品ラインアップに掲載されておらず、新規の申込窓口も用意されていません。金利一覧の「新規の取り扱いを中止している商品」には、アパートローン・投資用セカンドハウスローン・ホームエクイティローン(マイホープ)・シニア多目的住宅ローンが並んでいます。これからマイホームの住宅ローンを探す方は、他の金融機関で比較検討を進める前提で読み進めてください。すでに借入中の方の返済は、これまでどおり続けられます。

  • いまオリックス銀行で申し込めるローンと、申し込めないローンの線引き
  • 2026年8月に起きた「大和証券グループ入り」という大きな変化
  • 返済中の方の適用金利と、繰上返済の手続き先

オリックス銀行は東京都に本店を置く銀行です。もとは山一證券系の信託銀行で、2011年にオリックス信託銀行からオリックス銀行へ商号を変更しました。公式サイトでは自らを「資産運用向けの銀行」と位置づけており、日常使いの決済口座ではなく、預金・投資信託・不動産関連ローンにしぼったシンプルな商品構成をとっています。

マイホーム向け住宅ローンの新規窓口はない

2026年9月時点で、オリックス銀行の公式サイトの商品ラインアップに、マイホーム購入向けの住宅ローンは掲載されていません。トップページで「申し込み」の導線が用意されているローンは、不動産投資ローン不動産担保ローンの2つだけです。

あわせて、金利一覧には「現在、新規の取り扱いを中止している商品・サービス」というページがあり、次の商品が挙げられています。

・アパートローン
・投資用セカンドハウスローン
・インターネット申込専用アパートローン/同 投資用セカンドハウスローン
・ホームエクイティローン(マイホープ)
・シニア多目的住宅ローン

マイホームを買うためにこれから借りたい、という方にとっては、実質的に選べる商品がない状態だと考えてよいでしょう。ただし、取り扱いの有無は時期によって変わることがあります。個別の商品について確認したい場合は、公式サイトまたは住宅ローンプラザ(0120-094-256/受付9:00〜17:00・土日祝および12/31〜1/3休)に直接お問い合わせください。

2026年8月、大和証券グループの一員に

もうひとつ、押さえておきたい大きな変化があります。オリックス銀行は2026年8月3日付で大和証券グループの一員となりました。同日、公式サイトには「大和ネクスト銀行による当社株式の取得完了に関するお知らせ」が掲載されています。

商号は引き続き「オリックス銀行」ですが、資本の親会社が変わったということです。すでに借入や預金がある方の契約内容が自動的に変わるわけではありませんが、今後、商品ラインアップやサービスの見直しが行われる可能性はあります。ニュースリリースや「お知らせ」を時々チェックしておくと安心です。

返済中の方へ|現在の金利と繰上返済

すでにオリックス銀行の住宅ローンや投資用不動産ローンを返済中の方は、これまでどおり返済を続けられます。新規取扱を中止した商品についても、既存のお客さま向けの金利が公式サイトで公表されています。

対象商品 金利タイプ 店頭表示金利
アパートローン/投資用セカンドハウスローン 変動金利型 年4.425%
3年固定金利特約型 年5.175%
5年固定金利特約型 年5.675%
インターネット申込専用アパートローン/同 投資用セカンドハウスローン/ホームエクイティローン(マイホープ)/シニア多目的住宅ローン 変動金利型 年3.925%
3年固定金利特約型 年4.675%
5年固定金利特約型 年5.175%

※オリックス銀行「金利一覧」より、2026年9月1日現在の店頭表示金利。

これらの変動金利型は短期プライムレートを基準にしています。オリックス銀行は2026年9月1日に短期プライムレートの引き上げを公表しており、同日現在の水準は年2.425%です。変動金利型で借りている方は、この基準金利が動くと適用金利にも影響します

その背景として、日本銀行の政策金利は2026年9月現在で年1.0%程度です。報道では、9月17日・18日に開かれる金融政策決定会合でさらなる引き上げが検討されていると伝えられていますが、これは日銀が決定した事実ではありません(結果の公表は18日)。「上がると決まった」と受け取らず、公表内容を確認したうえで、自分の適用金利がいつ・どのように見直されるかを返済予定表と契約内容でおさえておきましょう。

なお、一部繰上返済・全部繰上返済は、公式サイトの「お客さま専用ページ」から申し込む仕組みです。申込の締切日や繰上返済にかかる費用の条件は商品ごとに異なりますので、手続きの前に公式サイトまたは住宅ローンプラザで確認してください。

いま申し込めるローン①不動産投資ローン

賃貸経営を目的とした「不動産投資ローン」は、現在も新規の相談を受け付けています。購入する投資用不動産そのものを担保に差し入れる仕組みで、公式サイトでは次のように案内されています。

項目 内容 ひとことメモ
借入金額 2,000万円以上2億円以下 少額の借り入れには向かない
借入期間 1年以上35年以下(最終返済時85歳未満) 物件の構造・築年数で制限あり
金利 変動金利型(短期プライムレート基準)年2.425%〜年4.425% 2026年9月1日現在。審査結果により決定
金利優遇 環境配慮型住宅(ZEH)に該当する物件は年0.05%引き下げ 予告なく変更・終了する場合あり
対象不動産 原則として首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産(マンションは専有面積40㎡以上) 一部の都市はアパート1棟のみ取扱可の場合あり
保証料・口座 保証料不要/返済用口座は他行の既存口座を指定可(口座開設不要) 一部取扱できない金融機関あり

団体信用生命保険が付いており、通常の団信(死亡・所定の高度障害)のほか生活習慣病団信なども選べます(選ぶ団信によって金利の上乗せがある場合があります)。「団体信用介護保障保険」は2026年5月31日をもって新規申込受付を停止しました。

公式サイトの実績紹介では、本人が団信に加入できない場合でも連帯債務者が被保険者として加入できる扱いや、資産管理会社を借主とする融資にも、融資期間や団信加入を含め個人と同等の条件で対応するといった例が挙げられています。相談はウェブサイトのフォームから申し込み、電話またはメールで回答を受ける流れです。

いま申し込めるローン②不動産担保ローン

もう1本が「不動産担保ローン」です。すでに所有している不動産を担保にして、幅広い資金使途に使えるローンで、海外不動産や別荘、賃貸用不動産の購入資金などにも活用できるとされています(担保として差し入れる不動産の所在地・種類には制限があります)。

金利は、不動産投資ローンと同じ区分で変動金利型の店頭表示金利が年4.425%(2026年9月1日現在)。加えて、「不動産担保ローンワイドプラン」は変動金利型 年5.725%〜年7.725%と別枠で案内されています。店頭表示金利は「上限の目安」であり、実際の適用金利は申込内容と審査結果で決まります。

一般的な住宅ローンでは対応しにくい資金ニーズに使えるのが持ち味ですが、マイホームの購入資金を安く借りるための商品ではありません。金利水準も住宅ローンとはまったく別の世界だと理解しておきましょう。

マイホームの住宅ローンはどこで探す?

「検討していた銀行が住宅ローンをやめていた」というのは、初めての住宅ローン探しでは意外と起こることです。あわてる必要はありません。住宅ローンは取扱の有無だけでなく、金利タイプ・団信・諸費用・手続き方法の組み合わせで選ぶものなので、候補を3行ほど並べて条件表を作るところから始めれば十分に取り返せます。

同じように取扱状況が変わった銀行のケースは、あおぞら銀行の住宅ローンは現在取扱なし|経緯と代わりの選択肢北越銀行の住宅ローンは第四北越銀行へ|2026年9月の金利でも整理しています。ネット完結型で諸費用が安い銀行を知りたい方はソニー銀行の住宅ローン|金利ミックスや諸費用の安さをやさしく解説、来店の要否が気になる方はみずほ銀行の住宅ローンは来店不要?特徴・団信・手続きを解説もあわせてどうぞ。

また、SBI新生銀行は保証料0円・一部繰上返済手数料0円で、一般団信の保険料が金利に含まれています。2026年3月からは上乗せ0円の全疾病保障付団信も選べるようになりました。融資事務手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型で、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているため、「ネットだけで完結させるのは不安」という初めての方でも進めやすい選択肢です。

よくある質問(FAQ)

Q. オリックス銀行でマイホームの住宅ローンは組めますか?

A. 2026年9月時点で、公式サイトの商品ラインアップにマイホーム向けの住宅ローンは掲載されておらず、新規の申込窓口も用意されていません。申し込みの導線があるのは不動産投資ローンと不動産担保ローンの2つです。個別の取扱については住宅ローンプラザ(0120-094-256)で確認できます。

Q. すでに借りている住宅ローンはどうなりますか?

A. これまでどおり返済を続けられます。新規取扱を中止した商品についても、既存のお客さま向けの適用金利が金利一覧で毎月公表されています。繰上返済は公式サイトの「お客さま専用ページ」から手続きします。

Q. 大和証券グループ入りで、私の借入条件は変わりますか?

A. 2026年8月3日付で大和ネクスト銀行による株式取得が完了した、という資本関係の変更です。既存の契約内容がそれだけで自動的に変わるものではありません。今後の商品・サービスの見直しについては、公式サイトのニュースリリースやお知らせで案内されます。

Q. 不動産投資ローンは自宅の購入にも使えますか?

A. 不動産投資ローンは賃貸経営を目的とした商品で、購入する投資用不動産を担保に差し入れる仕組みです。自分が住む家の購入資金には適していません。資金の使いみちによって適切なローンが変わりますので、目的を整理してから相談しましょう。

Q. 「自宅を賃貸に出して住み替えたい」場合はどちらのローンですか?

A. 賃貸に出す物件については、住宅ローンではなく投資用のローンの領域になることが一般的です。住み替え先の資金と、賃貸に回す物件の扱いを分けて考える必要があるため、早い段階で金融機関に相談することをおすすめします。

Q. 店頭表示金利がそのまま自分の金利になりますか?

A. いいえ。店頭表示金利は基準となる金利で、実際の適用金利は申込内容と審査結果によって決まります。不動産投資ローンの場合は年2.425%〜年4.425%(2026年9月1日現在)という範囲で案内されており、この幅の中で決定されます。


オリックス銀行は「資産運用向けの銀行」として、現在は不動産投資ローンと不動産担保ローンに特化しており、マイホーム向けの住宅ローンは新規の申込窓口が用意されていません。2026年8月には大和証券グループの一員となるという大きな変化もありました。投資用・活用目的の不動産資金なら相談先になりますが、マイホームの住宅ローンを探している方は、他の金融機関で比較検討を進めましょう。

本記事の内容は、オリックス銀行「金利一覧」(2026年9月1日現在)新規の取り扱いを中止している商品・サービス不動産投資ローンにもとづいています(2026年9月確認)。取扱状況・金利・団信の内容は変更されることがありますので、申込前の最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。

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