- 公開日: 2026.09.14
- 更新日: 2026.09.26
- 住宅ローン商品について
山形銀行の住宅ローン|団信が選べる「オーダーメイド」の金利と諸費用

山形銀行の住宅ローン「金利選択型住宅ローン オーダーメイド」は、変動・固定の金利タイプと6種類の団体信用生命保険(団信)を、自分の希望に合わせて組み合わせて設計できるのがいちばんの特徴です。なかでもがん保障付団信は、お借入時の年齢が満46歳未満であれば金利の上乗せ0円で付けられます(2026年6月1日現在・山形銀行公式)。
山形銀行は山形県に本店を置く県内最大規模の地方銀行です。「団信って何?」「ミックスプランって難しそう」と感じている方でも判断できるよう、保障の中身と金利の上乗せ幅、諸費用の目安まで順番に見ていきましょう。
【用語ミニ解説】団体信用生命保険(団信)とは?
住宅ローンの返済中に、契約者が亡くなったり所定の高度障害状態になったりした場合に、保険金でローン残高が完済される仕組みです。多くの住宅ローンで、加入必須または任意加入の保険として用意されており、残された家族に返済負担を残さないための「もしもの備え」です。
やまぎん「金利選択型住宅ローン オーダーメイド」
山形銀行の住宅ローン「金利選択型住宅ローン オーダーメイド」は、幅広い団信・変動金利と固定金利、さらにそのミックスも選べる、自由度の高い住宅ローンです。融資金額は100万円以上2億円以内、返済期間は1年以上50年以内に対応しています(借入時年齢は満20歳以上満66歳未満、最終返済時満82歳未満。山形銀行公式の商品概要を2026年9月に確認)。
変動金利と固定金利を組み合わせる「ミックスプラン」自体はよく見かけますが、山形銀行のミックスプランで特徴的なのは、豊富な団信を、それぞれの金利タイプごとに選べる点です。
例えば、借入額3,000万円のうち1,500万円を「変動金利+一般団信」に、残り1,500万円を「固定金利+がん保障付団信」にする、といった組み合わせが可能です。ご家庭の考え方に合わせて、金利リスクと保障のバランスを細かく設計できます。
保証人は原則不要で、保証会社の保証を利用します(所定の保証料が必要)。返済は毎月元利均等分割返済で、融資金額の50%以内ならボーナス時増額返済も併用できます。住宅購入資金だけでなく、登記費用や火災保険料といった諸費用も含めて借り入れできるのも、手元資金を残したい方には心強いところです。
現在の金利(2026年9月適用)
まず押さえておきたいのは、下の数字は「店頭表示金利」で、実際に適用される金利ではないということです。山形銀行は公式の金利ページで「お取引等により各種金利の引き下げがある」と案内しており、給与振込やカード契約などの取引状況に応じて、ここから引き下げられた金利が適用されます。
| 金利タイプ(一般団信) | 店頭表示金利 | 特徴 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 年3.375% | 短期プライムレートの影響を受けて見直される |
| 2年固定 | 年3.050% | 固定期間終了後に金利を選び直す |
| 3年固定 | 年3.250% | 同上 |
| 5年固定 | 年3.950% | 同上 |
| 10年固定 | 年4.600% | 子どもの教育費がかかる時期を固定しやすい |
| 15年固定 | 年5.500% | 長めに返済額を固定したい人向け |
山形銀行が取り扱うフラット35(全期間固定・融資率9割以下)は、返済期間20年以下が年3.460%、20年超が年3.780%です。いずれも山形銀行のローン金利ページで公表されている2026年9月1日〜10月1日適用の数値です。
金利タイプ選びで迷ったときは、変動と固定では金利が決まる仕組みそのものが違うことを思い出してください。変動金利は短期プライムレートを通じて日本銀行の政策金利の動きが伝わり、全期間固定のフラット35は長期金利(10年国債利回り)を反映します。日本銀行の金融政策決定会合は2026年9月17日・18日に開かれ、結果の公表と総裁会見は18日に予定されています(日本銀行 金融政策決定会合の運営)。ただし政策金利が動いても、それが短期プライムレート、各行の基準金利、契約中のローンの適用利率へと伝わるまでには時間差があり、契約内容によっては返済額そのものがすぐには変わりません。「来月から返済額が上がる」と早合点せず、ご自身の契約書と返済予定表で見直し時期を確認することが大切です。
山形銀行の豊富な団体信用生命保険
山形銀行の住宅ローンに付けられる団信は、通常の死亡・高度障害を保障する一般団信に加えて、がん保障付団信・ダブルサポート団信(8大疾病・全傷病)・ライフサポート団信制度・ハートフル団信など、豊富なラインナップから選べます。
- がん保障付団信(リビング・ニーズ特約付)…一般団信の保障に加え、責任開始日から91日以後に生まれて初めてがんと診断確定された場合に保険金が支払われ、ローン残高が0円になります。上皮内がんと、悪性黒色腫以外の皮膚がんは対象外です。
- ダブルサポート団信…がん・脳卒中・急性心筋こうそくの3大疾病に、5つの生活習慣病(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性すい炎)を加えた「8大疾病」を保障するプランと、それ以外の病気・ケガまで対象を広げる「全傷病」プランがあります。就業不能一時金10万円・がん診断一時金100万円・女性特定がん診断一時金100万円といった一時金の保障が付くのも特徴です。
- ライフサポート団信制度…一般団信の保障に加え、3大疾病や12カ月超の所定の就業不能状態と診断された場合にローン残高が0円になります。
- ハートフル団信(ワイド団信)…健康上の理由で通常の団信に加入できなかった方も、加入の可能性が広がる引受条件緩和型の団信で、リビング・ニーズ特約が付いています。
それぞれの金利上乗せ幅は次のとおりです。山形銀行公式のがん保障付団信・ダブルサポート団信の各ページ(2026年6月1日現在)と、2026年9月適用の金利表で確認した内容です。
| 団信の種類 | 主な保障 | 金利上乗せ |
|---|---|---|
| 一般団信 | 死亡・高度障害 | 上乗せなし(0円) |
| がん保障付団信 | 一般団信+がん診断保険金 | 借入時満46歳未満は上乗せなし/満46歳以上満51歳未満は+年0.200% |
| ダブルサポート団信(8大疾病保障) | 3大疾病+5つの生活習慣病の就業不能等 | +年0.250% |
| ダブルサポート団信(全傷病保障) | 8大疾病+それ以外の病気・ケガの就業不能 | +年0.350% |
| ライフサポート団信制度 | 3大疾病+12カ月超の就業不能 | +年0.300% |
| ハートフル団信(ワイド団信) | 死亡・高度障害(加入条件緩和型) | +年0.400% |
| 債務返済支援保険 | 30日超の就業障害で最長36カ月の返済を保障 | +年0.150% |
ここで意識しておきたいのは、金利の上乗せは「毎月払い続ける保険料」だということです。いちばん手厚い全傷病保障を選ぶと一般団信より年0.350%高くなり、その差は返済が終わるまで毎月の返済額に乗り続けます。金額が返済額としてどれくらいになるかは、山形銀行のご返済シミュレーションで借入額・期間を入れて確かめられます。あわせてすでに加入している生命保険・医療保険と保障が重なっていないかを点検すると、必要な厚みが見えてきます。
注意点もあります。がん保障付団信とダブルサポート団信は、お申込日以前にがんに罹患したことがある方は加入できません。また加入できる年齢は満20歳以上満51歳未満で、オーダーメイド本体の満66歳未満より狭くなっています。持病があって通常の団信が難しい場合は、引受条件緩和型のハートフル団信が候補になります。
さらに手厚くしたい方は、上記の団信に債務返済支援保険や8大疾病補償付債務返済支援保険を組み合わせることもできます。前者は病気やケガで30日を超えて就業障害になった場合に最長36カ月、毎月の返済が0円になるもの。後者は最長12カ月の返済保障に加え、8大疾病による就業障害が一定期間を超えて続いた場合にローン残高が0円になります。
諸費用の目安
住宅ローンは金利だけで比べると判断を誤ります。借入時にかかる主な費用も見ておきましょう(山銀保証サービス(株)保証付住宅ローンの場合。2026年6月1日現在)。
| 費用の種類 | 目安の金額 | ひとこと |
|---|---|---|
| 事務取扱手数料 | 55,000円~110,000円(税込) | 借入額に比例しない定額型。借入額が大きいほど有利になりやすい |
| 保証会社保証料(一括払い) | 借入期間20年・1,000万円で73,910円~296,060円 | 審査結果で幅がある。金利上乗せの分割払いも選べる |
| 登記に関する費用 | 借入金額×0.4%(登録免許税)+司法書士手数料など | 軽減措置が適用される場合がある |
| 火災(地震)保険料・印紙税 | 建物・借入金額により異なる | 印紙税は借入金額に応じて決まる |
事務取扱手数料が借入額に比例しない定額型である点は、借入額×2.20%(税込)といった定率型を採用するネット銀行と比べたときの分かれ目になります。たとえば3,000万円を借りる場合、定率2.20%なら66万円ですが、山形銀行の定額型なら5.5万円〜11万円です。一方でネット銀行は金利そのものが低い傾向にあるため、「金利+諸費用」の総額で比べるのが正しい比べ方です。金利と手数料のバランスの見方は、auじぶん銀行の住宅ローン|低金利と0円の多さ・団信をやさしく解説もあわせて読むと違いがつかめます。
やまぎん住宅応援くらぶ
「やまぎん住宅応援くらぶ」は、住宅の購入・リフォームなどを検討している方向けの会員サービスです。資金プランや税金・諸費用、設計・建築、リフォームまで、住宅にまつわる相談をサポートしてくれます。会員向けの住宅情報の提供や特典のほか、「やまぎんポイントくらぶ」のポイントに応じて、ATM利用手数料やローン金利の優遇を受けられる仕組みもあります。
入会できるのは、住宅の購入・リフォーム等を検討中で、申込日現在、山形県内に居住または居住予定の満20歳以上の方です。特典の内容は変更されることがあります。
借入後も、〈やまぎん〉ネットバンクのローンサービスから、残高照会・50万円以上(1円単位)の一部繰上返済・固定金利の再設定や変動から固定への変更を自宅で手続きできます。金利タイプを後から変えられるのは、金利が動く局面では覚えておきたい機能です。
住宅ローン検討の進め方(最初の一歩)
初めて住宅ローンを検討する方は、次のステップで考えると整理しやすくなります。
- 毎月無理なく返せる返済額の目安をつかむ(返済シミュレーションが便利です)
- 変動金利・固定金利のどちらを軸にするか、家計とライフプランから考える
- 団信でどこまで備えたいかを決める(金利上乗せと安心のバランス)
- 仮審査(事前審査)を申し込み、借入の見込みを確認する(インターネットまたは窓口で申し込めます)
- 正式申込→契約→融資実行と進みます
山形銀行のオーダーメイドなら、この「金利タイプ」と「団信」を自由に組み合わせられるため、ご家庭に合った設計がしやすいのが強みです。県内で比べるなら、がん団信を上乗せ0円で付けられる荘内銀行の住宅ローンも同じ土俵に乗せて検討すると、条件の違いがはっきりします。
団信の保障をどこまで厚くするかで迷う場合は、団信の設計に力を入れている他行と見比べるのも有効です。たとえばりそな銀行の住宅ローン|金利・団信革命・諸費用をやさしく解説では、上乗せ0円で保障範囲を広げる考え方を紹介しています。また、諸費用の分かりやすさと保障のバランスで選ぶなら、保証料と一部繰上返済手数料が0円で、一般団信の上乗せもないSBI新生銀行も、比較の候補として挙げておく価値があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 山形銀行のがん団信は本当に上乗せ0円ですか?
A. お借入時の年齢が満20歳以上満46歳未満であれば、店頭表示金利に上乗せなしで付けられます(2026年6月1日現在)。満46歳以上満51歳未満の方は+年0.200%です。ただし責任開始日から90日以内の診断確定は対象外で、上皮内がんなども支払い対象になりません。
Q. 団信の金利上乗せは、あとから外したり変えたりできますか?
A. 一般に、団信の種類やプランは契約時に決めるもので、借入後の変更はできないことが多いです。加入時によく検討することが大切です。なお〈やまぎん〉ネットバンクでは、団信ではなく「金利タイプ」の変更(固定金利の再設定、変動から固定への変更)は手続きできます。
Q. ミックスプランは初心者でも使いこなせますか?
A. ミックスプランは「変動の低金利メリット」と「固定の安心感」を同時に取り入れられる一方、金利の見通しや家計に合わせた配分を考える必要があります。迷う場合は、住宅ローンプラザや窓口で相談しながら決めると安心です。
Q. 表示されている金利がそのまま適用されますか?
A. いいえ。金利表の数値は店頭表示金利で、山形銀行は取引状況等に応じた引き下げがあると案内しています。実際にいくらになるかは審査を経て決まるため、仮審査の段階で確認しましょう。
Q. 山形県外に住んでいても利用できますか?
A. 商品や会員サービスによって、居住地などの条件が定められている場合があります。「やまぎん住宅応援くらぶ」は山形県内に居住または居住予定の方が対象です。住宅ローン本体の取り扱い可否は、山形銀行の窓口でご確認ください。
まとめ
山形銀行の住宅ローンは、豊富な団信と金利タイプをミックスして利用できる「オーダーメイド」が魅力です。がん保障付団信は借入時46歳未満なら上乗せなしで付けられ、事務取扱手数料も定額型(55,000円~110,000円・税込)と、借入額が大きい人ほど負担感が抑えられます。やまぎんポイントに応じてATM手数料やローン金利の優遇を受けられるサービスもあるため、山形県にお住まいの方は選択肢の一つとして検討する価値があります。
一方で、店頭表示金利そのものはネット銀行より高い水準です。「金利+諸費用の総額」と「団信でどこまで備えたいか」の2軸で、他行とも並べて比べてみてください。金利や団信の上乗せ幅は改定されることがあるため、最新の適用条件は必ず山形銀行の公式サイトでご確認ください。

SBIマネープラザは、ドコモSMTBネット銀行とSBI新生銀行の住宅ローンを取り扱う銀行代理業者です。
ネット銀行の住宅ローンを、店頭やオンラインで専門スタッフに相談しながら申し込めます。
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