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九州ひぜん信用金庫の住宅ローン|無担保型とフラット35を解説

九州ひぜん信用金庫は佐賀県武雄市に本店を置く信用金庫です。
2010年に佐賀県の杵島信用金庫と長崎県の西九州信用金庫が合併して誕生し、佐賀県と長崎県にまたがって店舗を構える、県境を越えた地域密着型の信用金庫です。住宅資金では担保も保証人も不要な「無担保住宅ローン」と、全期間固定の「しんきんフラット35」が用意されています。

無担保住宅ローン|担保も保証人も不要

九州ひぜん信用金庫の「無担保住宅ローン」は、自宅の購入・新築・建て替え・リフォーム(増改築・修繕)や、住宅ローン・リフォームローンの借換えに使えるローンです。自宅の購入等と合わせて申し込む場合は、インテリアや家電の購入資金も100万円まで含められます。おもな条件は次のとおりです(2026年9月7日に公式サイトで確認)。

項目内容ひとこと
利用できる方満18歳以上・安定継続した収入がある方・営業地区内に居住または勤務・(一社)しんきん保証基金の保証が受けられる方年齢の下限が18歳から
融資金額2,000万円以内1,000万円を超える場合は原則として団信に加入
融資期間3か月以上20年以内35年ローンより短め=月々の返済は大きくなる
担保・保証人しんきん保証基金が保証するため不要連帯保証人を探す必要がない
保証料金利に含まれる借入時にまとまった保証料を払わなくてよい
返済方法毎月元利均等返済または元金均等返済(元金返済据置は6か月以内)借入額の50%以内でボーナス返済の併用も可

はじめての方に押さえてほしいのは、「無担保」=自宅に抵当権を設定しないという点です。一般的な住宅ローンでは、購入する家と土地を担保に入れ、抵当権の設定登記に費用がかかります。無担保ならその手間と費用がかからず、担保も保証人も不要で借りられるのが大きな特徴です。

その代わり、借入額の上限が2,000万円、返済期間は最長20年と、一般的な住宅ローン(35年・数千万円)に比べてコンパクトです。「自己資金が厚い方」「リフォームや借換えでまとまった額を短めに借りたい方」に向いたローンといえます。なお、申込みはインターネットでも受け付けています。

金利と「特別金利」の条件

金利は「通常金利」と、取引条件を満たした場合の「特別金利」の2段構えです(2026年9月7日に公式サイトで確認・いずれも保証料込み)。

金利タイプ通常金利特別金利
変動型年2.250%〜2.850%年1.950%
5年固定型年2.750%〜3.350%年2.450%
10年固定型年3.050%〜3.650%年2.750%
九州ひぜん信用金庫の無担保住宅ローンにおける変動型・5年固定型・10年固定型の特別金利を比べた棒グラフ
保証料込み・団信の上乗せ前の金利です。一般団信を付ける場合は年0.450%、三大疾病特約付団信は年0.500%が上乗せされます。特別金利には取引条件があります。

特別金利の適用条件は、次の1と2の両方に該当することです。

1. 当金庫のカードローンを契約している、または年金受取を当金庫に指定している
2. 九州しんきんVISA・JCBカードを契約している

そしてここがいちばん見落としやすいポイントです。上の金利には団信(団体信用生命保険)の分が含まれていません。一般団信を付ける場合は年0.450%、三大疾病特約付団信を付ける場合は年0.500%の金利上乗せになります。たとえば特別金利の変動型(年1.950%)に一般団信を付けると、実際の金利は年2.400%という計算です。融資金額が1,000万円を超える場合は原則として団信に加入することになるため、比較するときは必ず「団信を付けたあとの金利」で見てください(1,000万円超で団信に加入できない場合は、法定相続人1名の連帯保証人が必要になります)。

このほか、所定の融資実行手数料がかかり、一部繰上返済・期日前完済・条件変更にも所定の手数料がかかります。金利・手数料は改定されることがあるため、申込時点の内容は必ず公式サイトまたは窓口でご確認ください。

しんきんフラット35も利用できる

九州ひぜん信用金庫は、全期間固定の【フラット35】を「しんきんフラット35」として取り扱っています。住宅金融支援機構の公式サイトの金融機関別検索によると、2026年9月資金受取分の借入金利(新規・融資率9割以下・新機構団信付き)は次のとおりです(2026年9月7日に確認)。

手数料タイプ借入金利融資手数料(消費税込)
定率型年3.460%融資額×1.5%
定額型年3.630%55,000円

フラット35は完済まで金利が変わらないため、返済計画を立てやすいのが特長です。同じ商品でも「金利は低いが手数料が高い定率型」と「手数料は安いが金利が高い定額型」があり、どちらが得かは借入額と借入期間で変わります。参考として住宅金融支援機構が示す総支払額(借入額2,000万円・借入期間35年・元利均等返済・ボーナス払いなしの概算)は、定率型が34,821,724円、定額型が35,406,885円で、この条件では定率型のほうが少なくなります。ただし借入額が小さい場合や早めに完済する予定がある場合は定額型が有利になることもあるので、必ず自分の条件で試算してください。

なお、2026年9月資金受取分の【フラット35】は、取扱金融機関全体で最も多い金利が年3.460%(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付き)でした。九州ひぜん信用金庫の定率型はこの水準と同じです。

無担保住宅ローンとフラット35、どちらを選ぶ?

2つはまったく性格の違う商品なので、金利の数字だけを並べても選べません。目安は次のとおりです。

無担保住宅ローンが向く方…自己資金が厚く借入額が2,000万円以内に収まる、リフォームや借換えでまとまった額を短めに借りたい、抵当権の設定登記の手間と費用を避けたい、担保や保証人の準備が難しい。
フラット35が向く方…借入額が大きい、35年など長期で借りたい、金利が上がるリスクを完全に避けて返済額を最後まで固定したい。

返済期間が短いと総支払利息は減りますが、そのぶん毎月の返済額は大きくなります。無担保住宅ローンの20年と、フラット35の35年では、同じ金額を借りても月々の負担がかなり変わります。「毎月いくらなら無理なく払えるか」を先に決めてから、期間と商品を選ぶのが失敗しない順番です。

営業地区(対象になる市町)

信用金庫は地域の会員のための金融機関なので、利用できる方の地域が決まっています。無担保住宅ローンを利用できるのは、次の地域に住んでいる方、または勤務している方です(2026年9月7日に公式サイトで確認)。

佐賀県…武雄市、鹿島市、嬉野市、多久市、杵島郡、藤津郡
長崎県…佐世保市、大村市、諫早市、北松浦郡佐々町、東彼杵郡

県をまたいだ合併によって生まれた信用金庫らしく、佐賀・長崎の両県にまたがっているのが特徴です。対象となる市町や、商品ごとの営業地区は変わることがありますので、申込み前に最新の案内をご確認ください。

住宅ローン選びで見るべきポイント

比較の観点見るポイントチェックの目安
金利タイプ無担保住宅ローンかフラット35か借入額と返済期間から先に絞る
団信の上乗せ金利に団信が含まれるか無担保住宅ローンは一般団信で年+0.450%
手数料タイプフラット35は定率型か定額型か借入額・期間しだいで有利不利が逆転
保証料・担保保証料の払い方と抵当権設定の要否無担保は保証料が金利に含まれ担保不要
対象エリア住まい・勤務先の条件営業地区内かどうかを最初に確認

地域の金融機関だけでなく、全国どこからでも申し込めるネット系・グループ系の住宅ローンも比較対象に入れておくと、選択肢が広がります。たとえばSBI新生銀行は、保証料0円・一部繰上返済手数料0円・一般団信0円と諸費用がわかりやすく、融資事務手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型です。上乗せなしで付けられる全疾病保障付団信や、がん診断保障付団信といった保障の選択肢があり、店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応している点も、はじめて住宅ローンを組む方には心強いところです。SBIグループとしての安心感もあり、地域の信用金庫と並べて検討する価値のある一行といえます。最新の適用金利・手数料・キャンペーンは公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 営業地区外でも利用できますか?
A. 無担保住宅ローンは、佐賀県(武雄市・鹿島市・嬉野市・多久市・杵島郡・藤津郡)と長崎県(佐世保市・大村市・諫早市・北松浦郡佐々町・東彼杵郡)に居住または勤務している方が対象です。対象地域は変わることがあるため、申込み前にご確認ください。

Q. 「無担保」だと何が違うのですか?
A. 自宅に抵当権を設定しないため、設定登記の手間と費用がかかりません。しんきん保証基金が保証するので担保も保証人も不要です。その代わり、融資金額は2,000万円以内、融資期間は20年以内と、一般的な住宅ローンより短めの設計になっています。

Q. 表示されている金利で借りられますか?
A. 表示金利には団信の分が含まれていません。一般団信で年0.450%、三大疾病特約付団信で年0.500%が上乗せされます。また特別金利には取引条件(カードローン契約または年金受取指定+九州しんきんVISA・JCBカード契約)があるため、実際の金利は窓口でご確認ください。

Q. フラット35は定率型と定額型のどちらがよいですか?
A. 借入額が大きく長期で借りるほど、金利の低い定率型が有利になりやすい傾向があります。逆に借入額が小さい場合や早期完済を予定している場合は、手数料の安い定額型が有利になることもあります。自分の借入額・期間で総支払額を試算して比べましょう。

Q. 保証料は別途かかりますか?
A. 無担保住宅ローンの保証料は金利に含まれているため、借入時にまとまった保証料を支払う必要はありません。ただし所定の融資実行手数料や、一部繰上返済・期日前完済・条件変更の手数料は別途かかります。


九州ひぜん信用金庫は、佐賀県・長崎県にまたがって営業する地域密着型の信用金庫で、担保も保証人も不要の無担保住宅ローンと、完済まで金利が変わらないしんきんフラット35という性格の違う2つの選択肢を用意しています。営業地区内にお住まい・お勤めの方は、まず「いくら借りて何年で返すか」を決めたうえで、この2つと全国対応の住宅ローンを、団信の上乗せや手数料まで含めた総額で比較してみてください。

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