不動産価格で大きく変わる?!初めての住宅ローンの組み方
初めて住宅ローンを組むにあたり、どの住宅ローンが一番お手頃なのかを誰もが考えます。
住宅ローンの金利はここ1、2年は安定しており、2016年にマイナス金利が導入され、その幅が拡大すれば住宅ローンにもその恩恵が来る場合があります。
ですので、今のうちから住宅ローンについての検討をしておいた方がいいでしょう。
不動産価格によって諸費用も連動する
広告などではマンションや一戸建てのチラシがあり、2980万円とか3980万円など数字が並んでいます。この値段で買えるのはあくまでこの物件だけであり、他にも様々な費用がかかります。
その中でも、仲介手数料や印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、住宅ローンの保証料、融資手数料などは不動産価格と連動するため、高ければ高いほど諸費用もかさみ、だいたい不動産価格の1割は諸費用としてかかると言われています。
こうした諸費用は事前に用意しておくことが求められますが、住宅ローンに上積みすることも可能です。つまり、不動産価格とプラスアルファを住宅ローンで返済していかなければならないため、慎重に物件選びをする必要があります。
無理のない借入額を知っておくべし
毎月の返済を30年、35年としていかなければならないため、1年2年無理をできたとしても、それを長く続けるのは無謀です。
ですので、無理のない形で返済できるかどうかが大切です。
借入を行う際、住宅にどれだけかけられるのか、教育費や将来の貯蓄などどれくらいかかるのかなど色々なことを踏まえたうえで決めていくことになります。
年収の2割ほどが返済額としては理想であり、年収500万円であれば毎年100万円返済していけばいいということです。こうしたことを踏まえて、いくらまでなら余裕を持って返せるのか分かった上で予算を設定し、物件選びをしていくことになります。
不動産の購入は計画的に
予算を決めておくことのメリットは、最初から諸費用も踏まえたうえで動くことができるからです。不動産価格によって諸費用が決まることを知っていれば、総額で最初どれだけ必要になるか分かります。
理想的な返済額を年収から推定し、どこまでなら負担が少ないかも最初から分かった上で選ぶことができます。不動産選びを優先し、諸費用の計算などは後でどうにかなると思っていると痛い目を見ることになります。
初めての住宅ローンは衝動的に思い立って決めるのではなく、半年1年、長い期間をかけて決めなければならないほど計画的な行動が求められます。
- 2016.05.01
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