オープンハウス見学のポイント1 〜見学する前にチェックしておくこと〜
オープンハウスなどの内覧は、「そこに住むかも知れない」物件を見学するとても重要な機会です。
事前に「予習」してから見に行けば、後で後悔することもありません。
今回は、内覧する前にチェックしておくポイントを詳しく解説して行きます。
事前にチェックしておく5つのポイント
まず、見学する前にあらかじめ広告などでチェックできる項目を列記します。
1.物件の要点・・・築年数、過去の修繕履歴の記載はあるか。
2.間取り、敷地の形状・・・自分達にとって生活可能な間取りと敷地かどうか。
3.金額・・・価格、維持費用(自治会費、管理費・修繕積立金など)は?
4.近隣施設・・・小中校学区、交通、買物、病院、公共施設は整っているか。
5.取引態様・・・「仲介」と「売主」どちらの表記になっているか。
広告でチェックできる項目だけでもこれだけあります。もし記載が無い場合は、電話やメールで質問しておくと良いでしょう。
取引態様について
取引態様について説明します。
記載が「仲介」となっている場合、広告を出した不動産会社は、売主と買主を引き合わせる「仲人」の立場になります。その仲人(=仲介者)への手数料として法令で定める「仲介手数料」という費用が、「仲介」の場合は別に掛かってきます。
一方、記載が「売主」となっている場合は、不動産会社自体が売主の立場になるため、仲人無しの直接取引となり、仲介手数料は不要になります。また、不動産会社が売主となる物件は保証面でも有利になる場合があり、これも仲介とは異なる点になります
見学の際に確認することと、想定される質問
見学の際のポイントは、次の4つになります。
1.日当たり、風の通り具合はどうか。
2.カビが目立っていないか(湿気が多くないか)。
3.敷地内や近所に問題がないか(売却理由との関係)。
4.修繕内容の質問・・・どこを、いつ、どの程度修繕したか。特に水廻り箇所については必ず質問します。
この中の3について説明します。
敷地の中や近隣に何か問題があって、それが売却する理由になっている場合があります。また、売主は気にならなくても、買主は気になるということもあります。
物件を紹介する不動産会社には、「重要事項の説明」が義務付けられており、質問されたことに対して虚偽・隠ぺいし、それがもとで買主が物理的・精神的損害を被った場合は、損害賠償をすることが法令上義務付けられています。
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