中古物件のメリットとデメリット 〜効果的な物件選び〜
中古マンションや一戸建てを選ぶ時には、新築とは異なるポイントがあります。
今回は、中古物件のメリット・デメリットとはどのようなことかをお話した上で、効果的な物件選びについて解説していきます。
中古物件でもメリットはたくさんある
「中古物件の良さって、何があるの?」
まず、中古マンション・一戸建てを購入するメリットを列記します。
1.新築に比べて価格が安い
2.売り出されている数が多く、希望エリアで見つかる確立が高くなる。
3.実物を見学できる。
4.古くても修繕(リフォーム)によって、キレイな仕上がりが可能である。
などがおもなメリットとして挙げられます。
1については、築年数7〜8年で新築の半値というのも珍しくなく、10年以上になるとさらに安い物件も出てきたりします。
2では、複数の候補物件があれば比較することができます。
3では、実物を見て、日当たりや修繕が必要な箇所のチェックもできたりします。
4については後で詳しくお話します。
デメリットは交渉次第で「メリット」にできる
次に、デメリットについても列記します。
1.傷んでいたり汚れているなど、見た目が悪い。
2.建物や設備の保証が無い(または残りの保証期間が短い)。
3.最新の工法でない。
4.設備が新品でないため、故障や交換などの出費が発生する場合がある。
5.住宅ローンの返済期間が新築に比べて短い。
などが代表的なことです。
1〜4については、確かにデメリットなのは間違いありませんが、そこも含めて「中古価格」と考え、妥協も止むを得ない場合もあります。
ただ、これに関連してちょっとテクニックを伝授します。
傷みや保証を「交渉材料」にするのです。
価格交渉はもちろんですが、構造検査専門の会社に柱や基礎などの内部構造をチェックしてもらう費用や、シロアリ調査の費用などを売買価格から差し引いてもらうよう交渉するのです。
他にも、交換や修理が必要な箇所を発見したら、売主に全額または折半でも費用を負担してもらうよう交渉してみるのです。
なお、5については後で詳しくお話します。
「安さ」を利用して、「古さ」をメリットに変えてみよう!
希望エリアで物件が見つかり、条件交渉によって新築予算の半値以下で購入できれば、余剰資金でリフォームが可能となります。
最近では、単に内外装リフォームだけでなく、設備や間取りも一新する「リノベーション」工事が流行しており、希望の計画について複数の会社に「相見積り」を依頼することにより、工事代金を安く抑えることが可能になります。
フラット35が中古物件に門戸を開放!
中古物件の場合、住宅ローンの返済年数が短くなるなどの制約がありました。
しかし、2014年に住宅金融支援機構(フラット35の資金を供給する国交省・財務省が所管する独立行政法人)が、「中古物件+リフォームによる価値向上」の基準をつくることから、フラット35の長期ローンを利用して中古物件が購入できるようになるのです。
さて、皆さんは「中古」と「新築」のどちらを選びますか。
メリットもデメリットもよく理解しておいたうえで、後悔しない物件選びをしましょう。
※フラット35参考記事元 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC21H0H_R21C14A1SHA001/
- 2015.09.08
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