- 公開日: 2026.09.17
- 更新日: 2026.09.25
- 住宅ローン商品について
親和銀行の住宅ローンは今?十八親和銀行の金利と優遇をやさしく解説

親和銀行は2020年10月1日に十八銀行と合併し、「十八親和銀行」になりました。ですから、いま「親和銀行の住宅ローン」を検討している方が実際に見るべきなのは、十八親和銀行の住宅ローンです。2026年9月1日〜9月30日のお借り入れ分では、優遇金利(保証料一括型)が変動金利型 年1.525%、固定金利型10年もの 年4.100%、全期間固定金利型35年もの 年4.400%と公表されています(十八親和銀行公式・2026年9月確認)。
合併した両行はいずれもふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の傘下で、合併により長崎県内最大の地方銀行が誕生しました(本店は長崎市)。ここでは、合併の経緯と現在の金利、そして地方銀行の住宅ローンを検討するときの見方を整理します。
親和銀行から十八親和銀行へ(合併の経緯)
親和銀行は長崎県佐世保市に本店を置いていた地方銀行で、2007年にふくおかフィナンシャルグループの傘下に入りました。長らくライバル関係にあった十八銀行も2019年に同グループ入りし、そして2020年10月1日、両行が合併して「十八親和銀行」が発足しました。地域に親しまれてきた両行の名前を残す形で新しい銀行名が決められています。
そのため、かつて「親和銀行の住宅ローン」として案内されていた商品は、現在は十八親和銀行の住宅ローンとして提供されています。旧・親和銀行のパンフレットや、合併前に書かれた解説記事の金利・条件をそのまま当てはめることはできません。
同じように、合併で銀行名が変わり、住宅ローンの窓口が引き継がれた例はほかにもあります。新潟県の北越銀行が第四北越銀行になったケースも同じ形で、いずれも「旧行名で検索した人が、いまの商品にたどり着けるか」がポイントになります。
十八親和銀行の住宅ローン金利(2026年9月)
十八親和銀行が公表している住宅ローンの金利は、次のとおりです(2026年9月1日〜9月30日のお借り入れ分)。基準金利は「値引き前の定価」、優遇金利は「条件を満たした方に実際に適用される金利」とイメージすると分かりやすいと思います。
| 金利タイプ | 基準金利 | 優遇金利(保証料一括型) |
|---|---|---|
| 変動金利型 | 3.725% | 1.525% |
| 固定金利型 2年もの | 4.550% | 3.050% |
| 固定金利型 3年もの | 4.800% | 3.250% |
| 固定金利型 5年もの | 5.100% | 3.500% |
| 固定金利型 10年もの | 5.700% | 4.100% |
| 全期間固定金利型 20年もの | — | 4.100% |
| 全期間固定金利型 25年もの | — | 4.250% |
| 全期間固定金利型 35年もの | — | 4.400% |
この優遇金利は、誰にでも自動的に適用されるわけではありません。公式サイトの案内によると、給与振込または年金振込を十八親和銀行に指定している方、あるいは十八親和銀行アプリの「初回利用登録」が済んでいる方が対象とされています(住宅ローンの申し込みと同時に登録した方も対象)。加えて、借り入れの可否と条件は銀行・保証会社の審査によります。
もう一つ大切なのが、実際に適用されるのは「申し込んだ時点」ではなく「借り入れた時点」の金利だという点です。金利は毎月見直されるため、審査に通ってから実行までのあいだに水準が動くことがあります。契約を急ぐ必要はありませんが、実行月の金利を確認する習慣は持っておきましょう。最新の数字は十八親和銀行のローン金利のページで公表されています。
なお、十八親和銀行には自社商品の「プレミアム住宅ローン」もあり、金利や保障の内容が上の表とは別に設定されています。商品ごとの違いは十八親和銀行の住宅ローンの記事で整理しています。
優遇金利・取引特典の考え方
旧・親和銀行の住宅ローンでは、給与振込や年金振込の指定、ポイントクラブ(マイバンク)の利用状況、保証料一括型の選択といった条件を満たすことで優遇金利が適用される仕組みがありました。条件を満たさない場合は一定幅の金利上乗せがある、という考え方です。この「取引状況に応じて金利が決まる」設計は、合併後の十八親和銀行にも形を変えて引き継がれています。
地方銀行の住宅ローンは、こうした「取引状況に応じた金利優遇」が用意されていることが多く、給与振込や公共料金の引き落としなどを集約することで、より有利な条件で利用できる場合があります。あわせて、オール電化住宅やエコ設備を導入した住宅への金利引き下げ、がん保障などの特約付き団信(金利の上乗せで付帯)といった選択肢も用意されています。
ここで気をつけたいのは、優遇の条件は「借りたあとも続ける」必要があるものが多いことです。給与振込の指定をやめる、返済に延滞が生じるといった事情で優遇が外れると、金利が上がってしまう場合があります。目先の金利の低さだけでなく、その条件を何十年も無理なく続けられるかを考えて選んでください。
固定金利を選んだあとの金利の見直し
固定金利特約型(一定期間だけ金利を固定するタイプ)の住宅ローンでは、固定期間が終わったあとに、その時点の基準金利をもとに金利が再設定される点に注意が必要です。当初の固定期間中は金利が変わりませんが、期間終了後は「基準金利から所定の優遇幅を差し引いた金利」が適用されるのが一般的で、優遇を受け続けるには給与振込の継続や延滞がないことなどの条件が求められる場合があります。
上の表を見ると、基準金利と優遇金利には2%前後の開きがあります。つまり固定期間が終わったときに優遇が続くかどうかで、その後の返済額は大きく変わります。固定期間終了後にどのくらいの金利になるかは将来の金利情勢しだいですが、少なくとも「優遇の条件」と「固定期間が終わった後の扱い」は、契約前に書面で確認しておきましょう。当初の金利だけでなく、そこまで含めて返済計画を立てておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 親和銀行の住宅ローンは、いまも申し込めますか?
A. 親和銀行は2020年10月1日に十八銀行と合併して十八親和銀行になったため、「親和銀行」という名前での新規申し込みはできません。現在は十八親和銀行の住宅ローンとして取り扱われています。長崎県内の店舗網は引き継がれているので、これまで親和銀行で取引していた方も、そのまま相談できます。
Q. 旧・親和銀行で借りた住宅ローンは、どうなりますか?
A. 合併では、旧行の契約は新しい銀行に引き継がれるのが原則です。金利や返済のルールは契約時の内容が続きますが、口座番号や店番、届出内容の扱いは合併時の案内によります。手元の返済予定表や契約書と実際の引き落としが合っているか気になる場合は、十八親和銀行の窓口で確認するのが確実です。
Q. 表にある「優遇金利」は、申し込めば必ず適用されますか?
A. いいえ。公式サイトの案内では、給与振込・年金振込の指定か十八親和銀行アプリの初回利用登録が条件とされており、そのうえで銀行・保証会社の審査を通る必要があります。また、適用されるのは申し込み時点ではなく借り入れ時点の金利です。実行月の金利を必ず確認してください。
Q. 地方銀行とネット銀行、どちらで借りるべきですか?
A. 一概には言えません。地方銀行は対面で相談でき、地元の不動産事情や勤務先の事情を踏まえた提案を受けやすいのが強みです。一方でネット系は金利や事務手数料の水準が分かりやすく、比較しやすいという良さがあります。両方から見積もり(仮審査)を取って、適用金利と諸費用の総額で比べるのが、いちばん確実な決め方です。
親和銀行は2020年10月に十八銀行と合併し、現在は「十八親和銀行」として住宅ローンを提供しています。長崎県を中心に地域に根ざした銀行で、給与振込などの取引に応じた優遇や、疾病保障付きの団信などが用意されています。金利は毎月見直されるため、検討するときは基準金利ではなく、自分に適用される優遇金利がいくらになるかを窓口で確認するところから始めてください。
住宅ローンは1つの銀行だけで決めず、複数を比べて選ぶことが失敗を防ぐコツです。地元の銀行に加えて、ネットと店舗の両方に対応し諸費用や団信の分かりやすさに定評があるSBI新生銀行などのネット系・新興系の住宅ローンも候補に入れ、金利・諸費用・団信・手続きのしやすさを総合的に比べてみましょう。
※金利・優遇条件は毎月見直されます。申し込み前に十八親和銀行の公式サイトおよび窓口で最新の内容をご確認ください。

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