住宅ローンよくあるトラブル【ボーナスに頼った返済計画は破綻する?】
住宅ローンの返済計画として、毎月の返済額を設定し、ボーナス月には返済額を増額して住宅ローンを返していくというものがあります。
しかし、この返済プランはおすすめできません!その理由をご紹介します。
ボーナスは不安定でリスクが大きい
毎月一定額の収入がある会社員の家庭であれば、毎月の給料で返済額を徐々に減らしていき、ボーナス月に大きい額の返済をすれば、今後の生活に影響がなくなり、安定した生活ができるのでは…と、今もたくさんの人が利用している返済計画です。
住宅ローンの審査を受ける時などに、ボーナス払いを勧められたという方も多いでしょう。
一見メリットの多い返済計画だと思われますが、この計画には複数のデメリットがあります。というか、リスクが大きいのでおすすめできません。
長い返済期間の間には、ボーナスはもちろん給料ですら、確実に今と同じかそれ以上にアップするとは限りません。デメリットを見て、よく検討することが重要です。
ボーナス月の返済額を高くする具体的なデメリット
まず、ボーナスは起業成績によって大きく変動する可能性があり、ボーナスに頼り切って、ボーナス月の返済額を高めに設定してしまうとボーナスだけでは支払いができない年がでてきてしまいます。
そもそも、ボーナスがまったく出なくなることも考えておかなければなりません。
今や、大手企業に勤めていた人でさえも、ボーナスカットやリストラされてしまうような時代ですから。
もし、まったくボーナスが出ないという状況になったら、ボーナス月の住宅ローンの支払いはもちろん、それ以外のボーナスを頼っていた分まで支払うお金がなくて困ることになります。
あとは、ボーナス月の増額返済の場合だと、毎月の返済額が少ないので、ボーナス月までの間に元金減少があまり期待されず更に金利がかかってくる為、総返済額が増えてしまう…なんてこともあります。
住宅ローンは長期に渡り返済が必要になるため、誰にでも予想もしていなかったことが起こる可能性は十分あります。デメリットとなる出来事が起こったとしても対策できるような余裕がある人だけ、ボーナス払いの検討をするようにしましょう。
ボーナスは繰り上げ返済のために貯金しよう
住宅ローンの返済の基本は毎月の返済額だと考え、ボーナスは繰り上げ返済の時などのために貯金するという考え方の方が、計画的に住宅ローンを減らしていけます。
繰り上げ返済は、金融機関によって手数料がかかるところと無料のところがありますし、他にも回数や最低金額など違いがあります。
事前に確認しておくといいですね。
またボーナスで家族旅行に行くなど住宅ローンとは別の使い方ができる余裕があれば、精神的にも生活的にも潤いを感じます。
住宅ローンの返済トラブルを起こさぬよう、マイホームでの家族の生活が充実するよう、よく考えた返済計画を立てて行きましょう。
- 2017.04.16
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