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新築マンションを購入する場合は仲介手数料は必要か?

マンションを購入したいと考えた場合、選択肢としては、新しく建てられたばかりの新築マンションを購入するか、既に誰かが住んでいた物件を売却された中古マンションを購入する2つの方法があります。

新築マンションでは、内装やインテリアなど綺麗に飾られており買い意欲を注いますが、新築マンションは中古マンションに比べて価格が高いのが一番のネックとなります。マンションを建設したデベロッパーが直接もしくは販売会社を通じて販売しているケースが多いですが、その場合、仲介手数料の支払いが必要になるのか気になるところです。

今回は、新築マンションで仲介手数料は必要になるのか見ていきます。

仲介手数料とは?

はじめに、仲介手数料について簡単に説明します。仲介手数料とは、不動産屋が売り手と買い手との間で売買手続きを仲介を行い、両者の契約が無事締結できた場合に支払われる成功報酬です。

不動産屋の主な仕事としては、不動産の売り手と買い手を仲介し、その契約手続きを代行することです。そのため、売買契約が締結できた時点で、これまでの手続きに要してきた人件費や経費などを補填するために仲介手数料として、売り主と買い主の両者から徴収します。もちろん、不動産屋が直接物件を販売しているケースもありますので、その場合は仲介手数料は発生せず、販売に要した経費や人件費などは販売価格に含まれているケースもあります。

中古マンションの場合は、新築マンションとは異なり、前に所有もしくは住んでいた人が売るケースが多く、売り主の多くは一般の人であるため、不動産の買い手を募ったり、買い手と売買契約するノウハウは持ち合わせていません。そのため、不動産屋にお願いして買い手の募集と売買契約の手続きをお願いします。そのため、中古マンションを購入する際は、価格は安い分、売り主と買い主との間で発生する仲介手数料を不動産屋に支払う必要になるケースが多いわけです。

仲介手数料について詳しくは2018年4月4日の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

新築マンションはデベロッパー系列の販売会社が販売

新築マンションは、マンションを建設したデベロッパーの子会社もしくは関連会社である販売会社が販売しているケースが多いです。販売会社は主に、親会社が建設したマンションを販売業務を担当している他、関連の不動産業務を行っているケースもあります。

また、街中にある大手の不動産屋であれば、通常の売買仲介業務の他に、関連会社が建設したマンションの販売も合わせて行う場合もあります。さらに、マンションの規模が大きく、販売戸数が多い場合は複数の販売会社が付いている場合もあります。

ただ、地方では、デベロッパーの販売会社の営業拠点が少ない場合などでは、地元の不動産会社として新築マンションの販売を仲介する場合もあります。

デベロッパー系列の販売会社であれば仲介手数料は不要

新築マンションで、デベロッパー系列の販売会社がマンションを販売している場合は、原則として仲介手数料の支払いは不要です。

これも、不動産屋が直接物件を販売しているケースと同様で、デベロッパーの系列の販売会社ではあるものの、第三の不動産会社を通じて販売しているわけではなく、売り主が直接販売していることとはあまり変わりはありませんので仲介手数料として徴収されるケースは見かけません。

ただし、マンションを販売するにも、当然ながら経費や人件費は発生しますので、仲介手数料の名目では徴収しないものの、マンション本体の販売価格に上乗せして価格に反映されている場合が多いです。

少し話は変わりますが、新築でもマンションではなく一戸建ての場合は、仲介手数料が発生する場合もありますので注意が必要です。

仲介手数料が不要だからといってお得とは限らない

新築マンションは、仲介手数料が不要となるケースは多く、中古マンションを購入するとの比べて、支払う項目が一つ減ることで何かとお得感が感じられますが、トータルの価格で考慮すると、仲介手数料の支払いが不要であることで価格が安くなるというわけではありません

先程も述べましたが、販売に要した経費や人件費は販売価格に上乗せされています。また、新築マンションの場合は中古マンションと比べて、より多くの人に注目してもらうために宣伝活動を行う必要があることから、宣伝広告費が高くなる傾向にあります。その分、多くの人を動かすことになりますので人件費も高くなります。

そのため、新築マンションは、マンション本体の価格に加え、多くの販売経費が上乗せされていることにより、販売価格が高額になりやすいということを承知しておく必要があると言えるでしょう。

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