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当たり前だけど、意外に実行していないランニングコストダウンとは?

マイホームを購入すると、住宅ローンの返済以外に固定資産税や修繕費用が掛かり、マンションの場合は、管理費や駐車料金も必要となってきます。

前回、これらのランニングコストを抑えることが重要ですとお話しました。

ただ、それでも家計が好転しないと言う方もいるかも知れません。
今回は、当たり前だけど忘れてしまいがちなムダなコストについてお話します。

「新4大資金」とは?

スマホ・ケータイは、大人はもちろん中学生以上の子供でも1人1基は持っていて、毎月の通信費は数万円、家庭によっては10万円以上というケースもあります。

また、自宅にパソコンを持っている方は、インターネット通信費が掛かってきますし、別途でwifiを利用していればさらにその費用はかさむことになります。

せっかくマイホームのランニングコストを一生懸命抑えているのに、一方の通信コストを湯水のように垂れ流しているのでは、家計の赤字は解消されません。

従来、人生の3大資金は「住宅」「教育」「老後」と言われていましたが、民間の調査によると、近い将来「通信」が加えられて4大資金になるとも言われています。

マイホーム購入の機会に、家族の通信費を見直したり、ケータイ各社を徹底的にリサーチしてみることをお勧めします。

いま加入している生命保険も見直してコストダウンする

結婚や出産を機に生命保険に加入される方も多いと思います。前述の3大資金における「老後」の中でも生命保険は大きなウェイトを占めます。

マイホームを購入するとさまざまなランニングコストが発生し、加入していた生命保険料の支払いが重荷になってくることも考えられます。

購入を機に生命保険も見直してみてはいかがでしょう。
住宅ローンを利用してマイホームを購入すると、一部の金融機関を除き「団体信用生命保険」に強制的に加入することになります。

これは、住宅ローンの契約者に万一の事があった時、残っているローン債務をその生命保険によって肩代わりしてくれる保険で、一般の生命保険と比べ保険料が割安になっています。

仮にご主人に万一の事があり、その時点でローンが2000万円残っていたとしても、その債務は団体信用生命保険でまかなわれ、以後のローン返済は発生しません。

ですので、現在加入している生命保険を解約または保障額の見直しなどによって、「老後」ランニングコストを減らすことができるのです。

マイホームを検討する段階で家計のやりくりを計画する方も多いと思いますが、いざ購入してからは引越しなどのあわただしさもあって、当初計画していた家計のやりくりがなし崩しになってしまいます。

計画を立てるだけでなく、マイホーム購入前に関係各社に対する資料請求や窓口への相談など、具体的なアクションを起こしておいて、入居後の然るべきタイミングで「新家計」をスタートできるよう準備しておくと良いでしょう。

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