太陽光を設置しよう!でもその前に、デメリットについてどれだけ分かっている?
前回、太陽光発電システムを設置することによるメリットについてお話しました。
クリーンエネルギーであることによる環境面でのメリットや補助金や税制優遇などの経済的なメリット、効率的な発電・送電による電力不足の防止など、同システムの設置に障害を感じられないほどのメリットがあると思ってしまいます。
しかし、メリットがあればデメリットもあるのが世の常です。
どのようなデメリットが存在するのか見ておきましょう。
経済的なデメリット
太陽光発電システムを設置することによってさまざまな経済的メリットが得られることは、前回お話しました。
でも、そもそも同システムの導入には高額な初期費用が必要になりますし、設置費用全額をまかなうほどの補助金や税制優遇があるわけではありません。
自己負担した費用を回収できるのは、日々のランニングコストが軽減されて、数年~十数年後と想定しておかなければなりません。
地域や自然現象によるデメリット
太陽光による発電ですから夜間は発電しませんし、天気の悪い日には発電量が減少してしまいます。
また、隣接する建物の影響で日陰が生じれば発電量が減少しますし、当然ながら冬季も発電量は減少します。
ですから、冬季よりも夏季の方が日照量は多いですから発電量も多くなるのですが、太陽電池は温度が上昇し過ぎると発電効率が下がるそうで、実際に最も効率良く発電できるのは、真夏よりも5月頃と報告されています。
また、積雪地域ではソーラーパネルの上に積もった雪の落下による事故が発生するため、ソーラーパネルの角度の調整が必要となり、それによって採光効率が低下する場合があります。
さらに、海に近い地域では塩害によってシステム機器の錆びが発生しやすく、防錆び加工された機器の導入が必要になります。
設置業者の中には悪質な業者もいる
以前から、太陽光発電は注目されており、また高額であることから、悪質な業者と契約してしまったというトラブルが問題になっています。
見積りを依頼する際は、屋根の調査をしっかり行い、見積もりの内容や発電量のシミュレーションを詳しく説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
デメリットを大別すると、経済面、自然環境や地域性、業者の資質になり、設備上のデメリットは少ないようです。
太陽光発電システムは高額の商品です。設置してから後悔することのないよう、十分な注意を払って設置するようにしましょう。
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