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買う人がいれば売る人もいる・・・どんな理由でマイホームを売却するの?

マンションや一戸建ての購入を検討するにあたり、中古物件を中心に探されている方もいらっしゃるかと思います。

購入する方がいれば、当然売却される方もいることになります。
では、なぜ売却しようと思ったのか、気になるところです。

もっとも多かった売却理由は?

マイホームの購入を検討されている方は、売却理由を知ることによって、将来に備えることができます。
そこで、売却理由の上位にランクされたものを見てみましょう。

まず1位は、「より良い住まいへの住み替え」で、2位以下を大きく離してのトップでした。
これは、家族構成の変動や住環境趣向の変化によるところが多いようです。

次に2位は、「資金が必要になった」です。
内容としては、子供の学費増や債務が重荷になったなどが挙げられます。

以下、3位が「税制改正等を踏まえ、今が売り時と判断」、4位が「転勤」、5位が「相続」と続きます。

売却理由のトップ5を見て考えられる事とは?

ランキング1位だった「住み替え」の場合、一定の条件が伴うことになります。

まず、売却してもローンの残債が無いか、適切に処理できることです。購入時に諸費用も借入れるなどのオーバーローンを組んでしまうと、売却してもローンが完済できないことになり、住み替えはできません。

また、持ち主がある程度の期間は元の家に住んでいたでしょうから、年齢的に40代以上の方が想定されます。
すると、新たに組む住宅ローン金額や返済年数を考慮しなければならない訳です。

一方、4位にランクされた「転勤」ですが、ひと昔前は「家を買うと、転勤になる」と言われた時代がありました。

これは、家を買うことは住宅ローンを組むことですから、早々には会社を辞められません。そんな事情を会社側が利用して、転勤させると言われていたのです。

しかし、最近では単身赴任を回避する方が増えているようで、せっかく手にしたマイホームでも、売却を選択されるのでしょう。

購入を検討される方に最も注目して欲しいのは、ランキング2位の資金問題!

ひと口に資金問題といっても、マイナスの理由だけではないでしょう。
しかし大半は、先に述べたような「資金不足」や「債務超過」による売却が多いのが事実です。

子供が小さいうちは負担にならなかった学費も、中学・高校に進学するとかなりの額になります。

さらに、子供の成長に伴い日常の生活費もかさむようになってきます。

住宅を購入する時は、将来に対して甘い想定になりがちです。
順調に行けば問題ありませんが、そうでない時はローンの負担が重くのしかかってきます。

住宅ローンを組むにあたっては、現在の収入をピークと考え、できるだけ将来に負担を残さないような計画を立てる必要があります。

まとめ

かつて年間6万件ほどあった不動産競売件数は、2010年代には3~4万件と減少傾向にあります。

しかし、それでも3~4万件もあるのです。
しかも、一般個人住宅の割合は全体の6割にもおよんでおり、相当数が債務超過などの資金問題によるものなのです。

この調査結果を他人事と考えず、無理のない返済計画を組むようにしましょう。

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