住宅のリフォームをご検討中の方必見!金融機関から改修資金の融資を受けられる「リフォームローン」の概要を解説
住宅をリフォーム(改修)を行う場合において、その資金を調達する方法としては、リフォームローンを金融機関から借りる方法があります。リフォームローンは、住宅のリフォームに特化したローンサービスではありますが、既存の住宅ローンと異なる点もあります。今回は、既存の住宅ローンとの違いを踏まえた上でリフォームローンについての概要を解説します。
住宅のリフォームに特化したリフォームローン
リフォームローンは、既存の住宅を改修、増改築などを行う場合に最適化したローンサービスです。
リフォームを行う場合、2020年3月13日の記事でお伝えしている通り、今回取り上げるリフォームローンと無担保で住宅ローンが借りられる無担保住宅ローンの2通りがあります。
リフォームの場合は、新規に住宅を取得するのと比べると、融資金額も数百万から数千万円で済むことも多いため、リフォームローンでは、数千万円以内の融資枠で資金提供が行われることが一般的です。
また、担保の設定ができない場合もありますので、後述している通り、無担保で融資が受けられる反面、返済期間も10年程度と短く、金利がやや高めに設定されている場合もあります。
そのため、既存の住宅ローンに比べると審査項目としてはさほど多くなく、審査の判定についてもやや緩い傾向もあります。
リフォームローンと住宅ローンの違い
住宅のリフォームに特化したローンサービスとして今回取り上げている「リフォームローン」ですが、既存の住宅ローンとの違いについても合わせて解説します。
住宅を購入する場合に一般的に利用される住宅ローンは、新規の住宅を取得することを想定して資金を提供するローンサービスとなります。そのため、融資を行う代わりに、担保として土地や建物を提供する必要があります。その分、毎月支払う金利が1%程度と低めに抑えられています。
また、新規住宅取得を想定していますので、借り入れ可能額も1,000万円から1億円程度と高額な金額の借り入れも可能で、返済期間も最長35年と長くなります。また、団体信用生命保険や火災保険といった各種保険も合わせて加入する必要があります。
リフォームローンでは、前章でお伝えしている通り、無担保で融資が受けられるものも多く、融資額も数百万からと少額での借り入れも可能です。一方で、無担保の場合は金利がやや高めに設定されており毎月2%程度の金利の支払いが必要となります。
リフォームローンには無担保型と有担保型の2種類が存在
リフォームローンには、担保を必要としない無担保型と、担保を必要とする有担保型の2種類が存在します。
無担保型のリフォームローン
無担保型は、前述したとおり、土地や建物を担保として提供する必要がありませんので、担保に関わる審査が行われず、融資実行まで申し込みから迅速に行われる傾向にあります。
無担保の場合は、金融機関としては万が一の場合、担保を差し押さえるといったことができませんので、融資する金額は低めにおさえられており、数百万円から数千万円までとなっております。そのため、返済期間も10年から20年程度と短く設定されている場合も多く、返済時に合わせて支払う金利も2%程度と一般的な住宅ローンに比べると高めである傾向にあります。
不動産登記に抵当権として記載しませんので、万が一返済ができなくなった場合、金融機関に担保を取り上げられることはありません。
有担保型のリフォームローン
有担保型のリフォームローンは、一般的な住宅ローンと同様に、土地や建物を担保として金融機関に提供を行うことで、融資が受けられるものです。
担保を金融機関に提供しますので、不動産登記簿に抵当権を記載する必要があることに加え、万が一、返済が不能になった場合、金融機関に担保を返上する必要があります。
しかしながら、担保として提供することから、融資可能額も数千万円から1億円程度とある程度大きな金額の融資が受けられることに加え、返済期間も35年程度と長く、金利も1%程度と低めに設定されており、ローンの条件としては、一般的な住宅ローンとほぼ同様となっています。
リフォームの規模で無担保もしくは有担保を選択する
リフォームローンを検討する場合、今回リフォームの規模に応じて無担保で借り入れを行うか、有担保で借り入れを行うかを検討します。
例えば、壁や屋根の塗り替えや台所の一部、お手洗いの一部を改修する、車庫を増設するなど、住宅の一部の改修や増設など工事費用が数百万程度で抑えられるものであれば、無担保で融資を受けるのが最適であると言えます。
一方で、建物の外観から内装までほぼ全てを新築同様にリフォームを行う、既存の建物にもう一棟建物を増設する場合など、工事費が数千万円を超える場合などは、有担保のリフォームローンを利用することとなります。
- 2020.03.30
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