2017年10月度の大手都市銀行とネット銀行の金利動向

大手都市銀行とネット銀行の各銀行が2017年10月度の住宅ローン金利を発表しました。近年ではわずかに上昇傾向が続いていましたが、先月では全体的にわずかに金利が引き下げられる傾向が見られました。

2017年10月度の金利は、大手都市銀行については先月の金利水準を引き継ぎ固定金利と変動金利ともに据え置く形をとっていますが、ネット銀行については、固定金利をわずかに引き下げる傾向となりました。

各銀行が発表した2017年10月度の詳しい住宅ローン金利の動向を見ていきます。

三菱UFJ銀行は固定金利と変動金利ともに据え置き

2017年10月度の三菱UFJ銀行における住宅ローン金利は、固定金利と変動金利ともに据え置く形となりました。

超長期固定金利は、先月より僅かに引き下げられ、借入期間21年から25年以内の金利は1.19％、借入期間26年から30年以内の金利は1.28％、借入期間31年から35年以内の金利は1.35％としています。

固定特約タイプの金利については借入期間が10年間で1.40 ％から1.55％、20年間で2.60％から2.75 ％としています。

変動金利は0.625％に据え置きです。

三井住友銀行も固定金利と変動金利ともに据え置き

2017年10月度の三井住友銀行の住宅ローン金利は、固定金利と変動金利ともに据え置きとなりました。

超長期固定金利が借入期間10年から15年以内では1.45％、借入期間15年から20年以内は1.53％、借入期間20年から35年以内は1.66％としています。

固定金利は、借入期間5年で1.15％から1.30％、借入期間10年で1.40％から1.55％となり、最優遇型の固定金利についは固定金利特約型5年が0.08％、固定金利特約型10年が1.05％としています。

変動金利は0.625％で据え置きです。

みずほ銀行は全期間固定プランを僅かに引き下げへ

2017年10月度のみずほ銀行の住宅ローン金利は、先月は据え置きとなっていましたが、今月より固定と変動ともにわずかに引き下げとなっています。

全期間固定型の「全期間固定プラン」は、借入期間が11年から15年では1.065％（先月1.07％）、借入期間が21年から25年では1.135％（先月1.13％）、借入期間が31年から35年では1.165％（1.19％）なっており、最大0.025％の引き下げが行われています。

「みずほネット住宅ローン全期間重視プラン」については、借入期間が5年では0.675％から1.15％、借入期間10年は0.775％から1.25％、借入期間20年は1.125％から1.60％となり、先月より据え置きとなっています。

変動金利は0.600％から1.075％で据え置きです。

住信SBIネット銀行は固定短期ではわずかに引き上げへ

2017年10月度の住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は、固定金利に関しては最大0.03％と僅かに引き上げられ、変動金利については先月より据え置きとなっています。

「通期引下げプラン」は、借入期間が10年では1.12％（先月1.04％）、借入期間20年では2.35％（先月2.26％）、借入期間35年では2.33％（先月2.33％）としています。借入期間35年を除いて最大0.09％引き上げとなりました。

「当初引下げプラン」は、借入期間が10年では0.72％（先月0.64％）、借入期間20年では1.07％（先月0.98％）、借入期間35年では1.28％（先月1.28％）としています。当初引下げプランについても、借入期間35年を除いて先月より最大0.09％の引き上げとなりました。

変動型の金利の「通期引下げプラン」は0.477％（先月0.444％）と先月より0.033％引き上げとなりましたが、「当初引下げプラン」の変動金利は0.975％（先月0.975％）と据え置きとなりました。

楽天銀行も変動据え置き、固定金利はわずかに引き下げ

2017年10月度の楽天銀行の住宅ローン金利は、固定金利はわずかに引き下げとなった一方、変動金利については先月より据え置く形となっています。

固定金利は、借入期間が5年で0.915％～1.565％（先月最低0.998％）借入期間10年は1.081％～1.731％（先月最低1.077％）となりました。先月と比べて0.085％の引き下げとなりました。

変動金利は0.507％～1.157％に据え置きです。