土地を探すときは不動産屋と住宅会社のどちらが良い？それぞれの特徴を解説

注文住宅を検討している場合、土地を持っていない場合は、はじめに土地探しの作業から始める必要があります。土地の探し方は不動産屋に相談して探すこともできますし、住宅会社に相談して探すこともできます。ただし、多くの方が土地探しは始めてで、どちらで相談すればよいのか疑問に感じている方も多いかと思います。

今回は、土地を探すときは不動産屋と住宅会社のどちらが良いのか、それぞれの特徴を解説します。

注文住宅を建てるための土地探しの方法

注文住宅を検討している場合、多くの方がはじめに土地探しの作業から取り掛かることになるかと思います。多くの方がはじめての土地探しになりますので、そもそも方法がよくわからない、誰に相談すべきなのかといった初歩的なところから入るかと思います。

土地探しの方法としては、2019年12月5日に紹介していますが、1.不動産屋を通じて探す、2.住宅会社や工務店に相談する、3.インターネットや自分で歩いて探すの3つの方法が活用できます。

はじめに、注文住宅を建設する際の予算を決めた上で、土地にどれくらいの費用を充てることができるのかを考えた上で、不動産屋もしくは注文住宅の建設をお願いしたい住宅会社もしくは工務店に相談してみることから始めることになります。

もちろん、予算や場所などを絞り込んでインターネットや自分で近隣を歩いてみて気になる情報を予め確保した上で、不動産屋に相談してみるとスムーズに土地探しを行うこともできそうです。

不動産屋を通じて土地を探す際の特徴

不動産屋を通じて土地を探す場合は、街中にある不動産屋を訪れて注文住宅を建てるために土地を探している旨を伝えると、それに見合った土地情報を提供してくれます。

不動産屋といっても、各不動産屋によって得意分野が異なります。賃貸住宅の取り扱いを得意としている不動産屋、土地の売買を得意としている不動産屋、商用の建物や土地を得意としている不動産屋など様々です。

注文住宅を建てるための土地探しの場合は、土地の売買に精通した不動産屋を利用するとスムーズに探すことができます。また、地元密着型の不動産屋であれば、その地域についての知識や情報量は豊富に持っており、要望に応じてきめ細かに土地を探してもらうことも可能になります。

希望したい地域を周り、土地情報が多く提示されている不動産屋であれば土地売買に精通している可能性は高いですし、地域の不動産情報紙などに目を通してみて、土地情報を多く提供している不動産屋に聞いてみるのも一つの方法です。

一方で、不動産屋を通じた場合、土地と建物は別々に手続きを踏むことになりますので、融資などを利用する場合は、土地と建物において融資の手続きが別になるなど、後々多くの手続きを要してしまうことがデメリットとなりそうです。

また、土地を購入したものの、土地の制約などがあった場合、注文住宅の希望が一部実現が難しくなる場合もあることを予め留意しておく必要がありそうです。

住宅会社や工務店で土地を探してもらう際の特徴

注文住宅を建てる場合、住宅会社や工務店に住宅の設計から建設までをお願いすることになりますが、土地についても合わせて相談することができます。

住宅会社や工務店も、地元の不動産屋と連携して土地情報を持っていることも多いことや、予め、自社が建設可能な建物に合わせた土地情報を仕入れて、お客様に提供することができますので、ご自身が立てたい注文住宅に合わせた土地を探すことが可能です。

また、注文住宅を建てる場合における予算においても、土地と建設工事における予算を相談した上で、それを調整して土地情報を提供する、また予算配分を調整することも可能です。また、融資を利用する場合においても土地と建物を1つにまとめて利用できるのも特徴です。

一方で、住宅会社や工務店は自社の建物に見合った土地情報のみを取り扱うことになりますので、予算や条件など、きめ細かく条件を設定した上で土地を探したいという場合にとっては、不動産屋を利用したほうがご自身の条件などに見合った土地と出会える可能性も高いといえます。また、土地代など費用については、住宅会社や工務店などを通じて土地を購入するのでは、自分で土地を探して購入するのと比べると、場所や条件にもよりますが、土地の選択肢も限定されるなかでやや割高となる可能性もありそうです。