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買い換えはタイミングが命!売却と購入ではどちらを先にすべきか?

いまの住まいが手狭になり広い住まいに買い換えるという方もいらっしゃるでしょう。

ただ、買い換えでは思わぬ「壁」に直面することになります。

例えば、自宅マンションを売却して一戸建てを購入する時など「いくらで売れるかわからないと次の家を購入できない」または「引越し先が決まらないと売却できない」という問題を解決する必要があるのです。

できるだけベストなタイミングで買い換えるにはどうすれば良いのか。売却先行と購入先行のそれぞれのパターンで説明していきます。

先にマンションを売却し、一戸建ての購入を後回しにする場合

まず、下記の手順で進めて行きます。

①マンションの売却をスタートさせる。

②マンションの売却契約、同時に一戸建てを探し始める。

③一戸建ての購入契約。

④マンションの引渡しと売却代金の受取り(通常、契約から1~2ヶ月)、同時に一戸建ての購入代金の支払い

⑤引越し

売却先行の場合のポイントは、マンションの売却契約において引渡し時期を決める必要があるために、買い換え先となる一戸建てを探す期間が限定されていることです。
仮に期間内に探せなかった場合は、やむを得ず賃貸に仮住まいすることもあります。

さらに一戸建ての購入契約後すぐに住宅ローンの手続きを行い、ローンが借りられる承認を得ておかなければなりません。

なお、マンションの売却代金で残りの住宅ローンが返済しきれない場合は、買い換え先の住宅ローンに自宅の残りのローンを上乗せした「買い換えローン」を利用する方法もあります。

先に一戸建てを購入し、マンションの売却を後回しにする場合

同様に、下記の手順で進めて行きます。

①一戸建て探しをスタートする。

②一戸建ての購入契約、同時にマンションの売却をスタートさせる。

③マンションの売却契約。

④マンションの売却代金の受取り、同時に一戸建ての購入代金を支払う。

⑤引越し

購入先行の場合も、売却先行のケースと同様に、マンションの引渡しがポイントになります。
一戸建ての引渡しまでに売却を完了させるという制約があるため、やむを得ず売却金額を下げることも想定しておく必要があります。

また、期間内に売却が完了しなければ、一戸建ての代金を支払う時期の方が先に来てしまうため、マンションと一戸建て両方のローンを抱える「二重のローン」のリスクもあります。

そのため、購入先行に適しているのは、早い時期から時間を掛けて探す方や、自宅にローンが残っていない方になるでしょう。

買い換え先となる一戸建ての住宅ローンについては、売却先行のケースと同様、マンションの引渡しに間に合うよう、購入契約後すぐに住宅ローンの手続きを進めて行きましょう。

買い換えでは、売却先行にしろ購入先行にしろ引渡し時期がネックになってきます。そこで、売却や購入を依頼した不動産会社に直接買い取ってもらう方法があります。

この方法は売却金額が相場と比較して低くなりますが、ネックとなる引渡し時期の問題がクリアできます。

他にも、売却活動を一定期間行い、契約に至らなかったときに、買取りを依頼するという方法もあります。

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