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住宅ローンと不動産担保ローンの違いとは?2つの違いを比較して解説

住宅ローンを利用する場合、購入した土地や建物を担保にすることで融資を受けることができますが、似たような商品として不動産担保ローンがあります。住宅ローンと不動産担保ローンは似ているようで全く異なるローン商品となります。今回は、住宅ローンと不動産担保ローンの違いについて解説します。

不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、土地や建物といった不動産を担保に融資が受けられるローン商品となります。

不動産を担保に融資を受けることができますので、1億円程度と多額の資金の借り入れが可能になることに加え、10年から30年と返済期間も長期間設定することができます。

また、住宅ローン同様に、担保に設定する対象の不動産には、不動産登記簿に抵当権を設定する旨を記載する必要があります。そのため、あらじめ担保として設定する不動産に対しては、不動産の価値などを総合的に判断した上で、融資が行われます。

ただし、一般的な住宅ローンと不動産担保ローンの違いとしては、後ほど詳しく解説していますが、担保として設定できる対象の不動産が多岐に渡ることや、資金の使い道は自由であること、金利がやや高めであること、申込者の属性に左右されないとことがあります。

不動産担保ローンについての詳細は2020年8月14日の記事をご確認ください。

住宅ローンと不動産担保ローンでは担保にできる不動産が異なる

住宅ローンと不動産担保ローンでは、担保として設定できる不動産に違いがあります。

一般的な住宅ローンの場合は、購入する対象の土地や建物が担保の対象になるのに対して、不動産担保ローンは、既に保有している土地や建物を担保として提供することが可能です。また、親族が保有している不動産についても担保として提供することができますので、担保にできる不動産が異なります。

そのため、既に、土地や建物を持っている場合は、担保として設定できる不動産が多岐に渡りますので、担保の選択肢が広がると言えます。

住宅ローンと不動産担保ローンでは資金の使い道が異なる

住宅ローンと不動産担保ローンでは、資金の使い道が異なります。

住宅ローンは、住宅の購入に用途を限定していますが、不動産担保ローンの場合は、不動産の取得に限定しているわけではなく、事業性の資金以外であれば、使い道は自由となっています。

そのため、既にお持ちの不動産を担保に、住宅の増改築を行なう、お子様の教育費に充当するといった、借り入れた資金の使い道は多彩です。

住宅ローンと不動産担保ローンでは金利設定が異なる

住宅ローンと不動産担保ローンでは、金利の設定が異なります。

住宅ローンの場合、比較的各社が多く展開していることもあり、各社が顧客獲得を競っていることや、既存の利用者に対して金利の優遇が受けられる機会も多いことや、住宅金融支援機構のフラット35といった住宅の取得支援を目的するなど、多くの住宅ローン商品において金利は0.5%~1%前後と低く抑えられています。

一方で、不動産担保ローンの場合は、住宅ローンに比べると多くの方が利用するローンではないことや、使い道が自由であるフリーローンという側面があることなどから、金利はやや高めに設定されています。

例えば、東京スター銀行の不動産担保ローンの場合は変動金利で0.89%から8.35%に設定されています。

住宅ローンと不動産担保ローンでは重視する申込者の属性が異なる

住宅ローンと不動産担保ローンでは、重視する申込者属性が異なります。

住宅ローンの場合は、安定した収入があることが重視され、医者など国家資格を持った人や会社員や公務員であるかたが、審査が通過しやすい特徴があります。住宅ローンの場合は、金利を低めに設定することで利用しやすくしている反面、金融機関としてはリスクが高くなりますので、申込者に対しては厳重な審査が行われます。

一方で、不動産担保ローンの場合は、申込者の属性はある程度は考慮されますが、あくまでも、担保として設定する不動産価値が重点的に判断されることや、一般的な住宅ローンと比較して金利をやや高く設定していますので、金融機関としてもリスク許容度はやや低めに抑えることができるのも特徴です。そのため、一般的な住宅ローンで審査が難しいとされる、自営業者などでも利用できる確率は大きいと言えます。

また、住宅ローンとは異なり、団体信用生命保険の加入が必要ないなど、持病があって住宅ローンが利用できないといった場合でも、利用しやすいと言えそうです。もちろん、不動産担保ローンでも団体信用生命保険への加入が可能なローン商品も存在します。

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