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渡島信用金庫の住宅ローン|「暖」「彩光」とフラット35を比較

渡島信用金庫(北海道南部の信用金庫)で借りられる住宅ローンは、独自商品の「暖」と「彩光」、それに窓口で申し込めるフラット35の3つです。

カードローンなどの借入までまとめたいなら「暖」、がんなど三大疾病の保障を付けたいなら「彩光」、返済額を最後まで変えたくないならフラット35が向いています。

金利の低さだけで見ると、2026年11月のフラット35は年3.810%(21〜35年・手数料を融資額の2.1%で払うタイプ)です。

「暖」は年3.000〜6.000%の幅で示されているので、自分の金利は窓口で提示を受けてから比べることになります。

住宅ローン「暖」はカードローンなどの返済資金もまとめられる

「暖」は、住宅の新築・購入やリフォーム、他の金融機関からの借り換えに加えて、未払いの税金の整理や消費者金融からの借入の返済にも使える住宅ローンです。公式サイトに載っている条件は次のとおりです。

  • 融資金額:6,000万円以内
  • 融資期間:40年以内(元金の返済を最長5年遅らせる元金据置も可)
  • 融資利率:年3.000%〜6.000%(変動金利・団信保険料を含む/2026年4月1日現在)
  • 申込時年齢:満20歳以上(完済時満80歳未満)
  • 保証人:原則として連帯保証人が1名以上必要
  • 担保:原則として土地・建物に第一順位の抵当権を設定
  • 団信:原則加入で、保険料は全額を渡島信用金庫が負担

金利が年3.000%〜6.000%と幅で示されているのは、取引の条件などによって個別に決める仕組みだからです。上限の年6.000%に近い金利になることもあるので、提示された金利を見てから判断してください。

住宅ローンとしては高めの金利ですが、カードローンや消費者金融と比べれば低いことが多く、返済期間も長く取れます。毎月の返済額を下げて家計を立て直したい人には、検討する価値のある商品です。

ただ、返済期間を延ばすと、利息を払う期間も延びます。毎月の負担が軽くなっても、完済までの支払総額はかえって増える場合があります。

窓口で試算してもらうときは、毎月の返済額と完済までの合計額の2つを出してもらうと、延ばした分で利息がいくら増えるかが分かります。

住宅ローン「彩光」は三大疾病保障付きの団信を選べる

「彩光」は、がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病の保障特約が付いた団信を選べる住宅ローンです。一般の団信と三大疾病保障特約付きの団信のどちらかに加入し、団信の保険料は渡島信用金庫が負担します。

  • 融資金額:8,000万円以内
  • 融資期間:35年以内
  • 融資利率:年1.800%(変動金利/公式サイトの表示は2026年4月1日現在)
  • 使いみち:一戸建て・マンションの購入(新築・中古)、リフォーム、土地の購入、これらの借り換え
  • 対象者:保証会社の保証を受けられる満20歳以上の人
  • 保証人:原則不要(保証会社の保証条件によっては必要)
  • 取引条件:公共料金2種目以上を契約済み、または契約できる人
  • 費用:金利のほかに保証料と融資手数料が必要

公式サイトの金利は2026年4月1日現在の表示です。日本銀行はその後の6月と9月に政策金利を引き上げているので、いま借りる場合の金利は窓口で確かめる必要があります。

保障の対象になる病気の定義や、保険金が支払われる条件は約款で細かく決まっています。三大疾病と診断されただけで支払われるのか、所定の状態が続く必要があるのかは、加入前に必ず聞いておいてください。

渡島信用金庫のフラット35は手数料の払い方で金利が変わる

フラット35は、住宅金融支援機構と民間の金融機関が組んで扱う、完済まで金利が変わらない住宅ローンです。借りた時点で毎月の返済額が決まるので、子どもの教育費などと合わせた長い家計の計画を立てやすくなります。

住宅金融支援機構の金融機関別の金利情報では、渡島信用金庫のフラット35(機構買取型・融資率9割以下・新機構団信付き)は、融資手数料の払い方で2つに分かれています。

2026年11月に資金を受け取る場合の金利は下の表のとおりです。

融資手数料(税込) 21〜35年 20年以下
融資額×2.1% 年3.810% 年3.490%
44,000円 年4.030% 年3.710%

手数料を借入額の割合で払うタイプは金利が低く、決まった金額で払うタイプは最初の費用が少なく済みます。どちらが得かは、借入額と何年で返すかで変わります。

たとえば2,500万円を35年、元利均等返済で借りるとします。

割合で払うタイプは手数料が52万5,000円、毎月の返済が約10万7,900円です。金額で払うタイプは手数料が4万4,000円、毎月の返済は約11万1,100円です。

毎月の差は約3,300円なので、手数料の差の約48万円は12年ほどで埋まります。12年より早く繰上返済や借り換えをするつもりなら、手数料が4万4,000円のタイプのほうが有利になることがあります。

フラット35は、2017年10月以降の申込みから団信(新機構団信)の保険料が金利に含まれるようになりました。制度の詳しい内容や毎月の金利は、住宅金融支援機構のフラット35公式サイトに載っています。

フラット35は住宅の購入や借り換えのためのローンなので、カードローンや消費者金融の返済資金をまとめる目的には使えません。借入をまとめたい場合は「暖」が候補になります。

3つの住宅ローンの違い

3つの住宅ローンの違いは、次のとおりです。金利の数字に加えて、どんな目的に向く商品かも比べてください。

項目 住宅ローン「暖」 住宅ローン「彩光」 フラット35(渡島信用金庫)
金利タイプ 変動金利 変動金利 全期間固定金利
金利(時点) 年3.000%〜6.000%(2026年4月1日現在) 年1.800%(2026年4月1日現在) 年3.810%または年4.030%(2026年11月・21〜35年・融資率9割以下)
借入上限 6,000万円以内 8,000万円以内 機構の基準による
返済期間 40年以内(元金据置5年可) 35年以内 最長35年
団信 原則加入・保険料は金庫負担 一般団信か三大疾病保障特約付き団信・保険料は金庫負担 新機構団信付き(保険料は金利に含む)
向いている人 複数の借入をまとめて毎月の返済を整理したい人 三大疾病の保障を保険料の負担なしで持ちたい人 返済額を最後まで固定したい人

※「暖」「彩光」は、保証料や融資手数料などの費用がかかる場合があります。

同じ北海道の信用金庫と比べたい場合は、稚内信用金庫の住宅ローン「わが家」や北門信用金庫の住宅ローンの記事で、金利とフラット35の違いを紹介しています。

変動金利は日銀の政策金利の動きで変わる

「暖」と「彩光」はどちらも変動金利です。金利が動く仕組みを、はじめに知っておきましょう。

変動金利は、多くの金融機関で短期プライムレートに連動して見直されます。短期プライムレートとは、銀行が信用力の高い企業に1年未満で貸すときの金利のことで、日本銀行の政策金利の動きを受けて変わります。

日本銀行は2026年6月と9月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げ、10月30日の会合では据え置きました。会合ごとの決定内容は日本銀行の公表文で読めます。

金利が上がるか下がるかを当てるより、上がったときに返済を続けられるかを先に試算しておくほうが役に立ちます。借入額を決める前に、金利が1%上がったら毎月いくら増えるかを窓口で出してもらうと、無理のない借入額が分かります。

ニュースで長期金利が上がったと聞いても、変動金利がすぐ同じように動くわけではありません。長期金利はフラット35など固定金利の目安になるもので、変動金利とは基準が違うからです。

相談に行く前に準備すること

渡島信用金庫の本支店で相談する前に、次の3つを用意しておくと話が早く進みます。

  1. いまある借入(車のローン、カードローンなど)の残高と金利、毎月の返済額をすべて書き出す
  2. 毎月いくらまでなら無理なく払えるかを決める
  3. 「暖」「彩光」「フラット35」のどれで試算してほしいかを決める

1つ目の書き出しがあいまいなままだと、「暖」でまとめるべきか、住宅分だけを「彩光」やフラット35で借りるべきかを判断できません。源泉徴収票など収入の分かる書類も持っていくと、試算がより正確になります。

金利や条件は月ごとに変わるので、申し込む前に各金融機関のページで最新の内容を確かめてください。

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