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渡島信用金庫の住宅ローン|「暖」「彩光」とフラット35を比較

渡島信用金庫は北海道で長い歴史を持つ信用金庫で、独自の住宅ローンが用意されています。このうち住宅ローン「暖」は、住宅資金だけでなく他のさまざまな借入もひとまとめにできる、いわゆる「おまとめ」的な使い方ができるのが特徴です。ただし一般的な住宅ローンと比べると金利は高めに設定されているため、金利をできるだけ抑えたい方は、同じ渡島信用金庫を窓口としたフラット35を選ぶという方法もあります。ここでは3つの選択肢の違いを、はじめて住宅ローンを検討する方にもわかるように整理します。

住宅ローン「暖」

渡島信用金庫の住宅ローン「暖」は、住宅の新築・購入資金に加えて、リフォーム資金、他の金融機関の住宅ローンの借換資金、未払税金の整理、さらにクレジットや消費者金融からの借入の返済まで、まとめて1本の住宅ローンにできる商品です。返済期間を長くとれる点も大きな特徴で、公式サイトによると次の条件になっています。

  • 融資金額:6,000万円以内
  • 融資期間:40年以内(元金据置5年可)
  • 融資利率:年3.000%〜年6.000%(変動金利・団信保険料を含む/2026年4月1日現在)
  • 申込時年齢:満20歳以上(完済時満80歳未満)
  • 保証人:原則、連帯保証人を1名以上
  • 担保:原則、土地・建物に第一順位で抵当権を設定
  • 団信:原則加入。保険料は全額、渡島信用金庫の負担

ここで注目したいのは、金利が「年3.000%〜年6.000%」と幅で示されていることです。実際に何%になるかは申込人の状況をふまえて個別に決まる仕組みなので、自分の場合はいくらになるのかを、必ず窓口で確認してから判断してください。金利は金融情勢によって改定されるため、最新の条件は渡島信用金庫の公式サイトまたは本支店でご確認ください。

住宅ローンとしては高めの金利ですが、カードローンやフリーローン、消費者金融の金利と比べれば低い水準になりやすく、返済期間も長くとれるため、毎月の返済額を下げて家計を立て直したいという場面で選択肢になります。さらに住宅ローンなので団体信用生命保険が付き、その保険料を金庫が負担してくれる点も、生命保険代わりの安心につながります。

ただし注意したい点もあります。返済期間を長くすると毎月の返済額は下がりますが、その分だけ利息を払う期間も延びます。目先の負担が軽くなることと、支払総額が減ることは別の話なので、「毎月いくら」と「最後まででいくら」の両方を窓口で試算してもらいましょう。

住宅ローン「彩光」

住宅ローン「彩光」は、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保障特約が付いた団信を選べる住宅ローンです。一般団信と三大疾病保障特約付団信のいずれかに加入する形で、その保険料も渡島信用金庫が負担します。三大疾病の保障を上乗せ金利なしで持てるのは、地域の金融機関としてはわかりやすい強みです。公式サイトに掲載されている条件は次のとおりです。

  • 融資金額:8,000万円以内
  • 融資期間:35年以内
  • 融資利率:年1.800%(変動金利/2026年4月1日現在)
  • 資金使途:一戸建て(新築・中古)、マンション(新築・中古)、土地購入、リフォーム、これらの借換え
  • 融資対象者:保証会社の保証を得られる方/申込時満20歳以上
  • 保証人:原則不要(全国保証・しんきん保証基金等の保証条件によっては必要)
  • 取引条件:公共料金2種目以上を契約済み、または契約可能な方
  • その他金利のほかに保証料と融資手数料が必要

「暖」に比べると金利はかなり抑えられていますが、ネット銀行の変動金利と比べると高めの水準です。また保証料と融資手数料が別途かかるため、金利の数字だけで判断せず、諸費用を含めた総額で比べることが大切です。金利・保障の内容は見直されることがあるので、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

渡島信用金庫のフラット35

「金利をできるだけ低く、しかも将来まで固定したい」という方は、渡島信用金庫を窓口としたフラット35も検討できます。フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する全期間固定金利の住宅ローンで、借りたときに完済までの金利と返済額が確定します。地域に根ざした馴染みのある金融機関で相談したい方にとっては、これがひとつの現実的な選択肢です。

住宅金融支援機構の金融機関別の金利情報によると、渡島信用金庫のフラット35(機構買取型・融資率9割以下・新機構団信付き)は、2026年9月資金受取分で次の2タイプが用意されています。

タイプ 借入金利(年) 融資手数料(税込)
手数料が定率のタイプ 3.460% 融資額×2.10%
手数料が定額のタイプ 3.680% 44,000円

この2つは「金利を取るか、初期費用を取るか」の関係になっています。借入額が大きいほど定率型の手数料は膨らみますが、そのぶん金利は低くなります。借入額と返済期間によって有利・不利が入れ替わるので、どちらが得かは自分の借入額で試算してから決めるのが確実です。なおフラット35の金利は毎月改定されるため、上記はあくまで2026年9月時点の値です。

フラット35の基本の仕組みも押さえておきましょう。2017年10月の制度改正により、フラット35は団体信用生命保険(新機構団信)が付いた住宅ローンになりました。以前は団信が任意加入で、保険料を別途(借入額1,000万円あたり年35,800円など)支払う必要がありましたが、現在は団信の保険料が金利に含まれています。健康上の理由などで団信に加入しない場合は、金利が0.200%引き下げられる仕組みです。

また2026年9月には、中古住宅の融資が使いやすくなるなどフラット35の制度自体も見直されています。最新の金利・制度は住宅金融支援機構(フラット35)の公式サイトでご確認ください。

3つの住宅ローンを並べて比べる

ここまでの内容を1つの表にまとめました。金利の数字だけでなく、「何が得意な商品か」を見比べてみてください。

項目 住宅ローン「暖」 住宅ローン「彩光」 フラット35(渡島信用金庫扱い)
金利タイプ 変動金利 変動金利 全期間固定金利
金利(時点) 年3.000%〜6.000%(2026年4月1日現在) 年1.800%(2026年4月1日現在) 年3.460%または年3.680%(2026年9月資金受取分・融資率9割以下)
借入上限 6,000万円以内 8,000万円以内 機構の商品基準による
返済期間 40年以内(元金据置5年可) 35年以内 最長35年
団信 原則加入・保険料は金庫負担 一般団信/三大疾病保障特約付団信・保険料は金庫負担 新機構団信付き(保険料は金利に含む)
向いている人 複数の借入をまとめて毎月の返済を整理したい人 三大疾病の保障を上乗せ負担なしで持ちたい人 返済額を最後まで固定して家計を読みたい人

※「暖」「彩光」には保証料・融資手数料などの諸費用が別途かかる場合があります。実際に適用される金利・費用は必ず窓口でご確認ください。

「変動金利」は何で動くのか(やさしい解説)

「暖」と「彩光」はどちらも変動金利です。はじめて住宅ローンを借りる方がいちばん不安になるのがこの点なので、仕組みだけ押さえておきましょう。

変動金利は、多くの金融機関で短期プライムレートという「銀行が優良企業に短期で貸すときの基準金利」に連動して見直されます。この短期プライムレートは、日本銀行が決める政策金利の動きを受けて変わります。つまり、日銀が金利を引き上げると、時間差をおいて変動金利も上がりやすくなるという関係です。

日本銀行は2026年6月16日の金融政策決定会合で金融市場調節方針を変更(=政策金利の引き上げ)し、その後7月31日の会合では変更していません。現在の水準や今後の見通しは日本銀行の公表文でご確認ください。大切なのは「上がるか下がるか」を当てにいくことではなく、上がったときに返済を続けられるかを先に確かめておくことです。借入額を決める前に、「金利が1%上がったら毎月いくら増えるか」を窓口で試算してもらうと安心です。

なお、長期金利(10年国債の利回り)が動いても、それが直接に変動金利を動かすわけではありません。長期金利はフラット35など固定金利の基準になるもので、変動金利の基準とは別ものです。ニュースで「金利が上がった」と聞いたときは、どの金利の話なのかを確かめる習慣をつけておくと、判断を誤りにくくなります。

住宅ローンを比較するときのポイント

地域の信用金庫・フラット35・ネット銀行を比べるときの観点を整理しました。住宅ローンは金利だけでなく、諸費用・団信・繰上返済のしやすさまで含めた「総額」と「使い勝手」で比べると失敗しにくくなります。

比較の観点 見るポイント 備考
金利タイプ 変動/固定(期間選択)/全期間固定(フラット35)のどれが合うか 変動は金利が低めだが上昇リスクあり。固定は返済額が読みやすい
事務手数料 「借入額×〇%」の定率型か、金額固定の定額型か 定額型の代表例はSBI新生銀行。借入額が大きいほど定額型が割安になることもある
保証料 保証会社を使うか(前払い・金利上乗せ)/不要か 保証会社を使わないSBI新生銀行などは保証料0円
団信・疾病保障 一般団信は無料か/がん・全疾病などの特約と上乗せ金利 渡島信用金庫は団信保険料を金庫が負担。SBI新生銀行は全疾病保障付団信も選べる
繰上返済手数料 一部繰上返済が無料でこまめに返せるか SBI新生銀行は一部繰上返済手数料0円

ネット系・新形態の銀行も選択肢に入れて比べると、諸費用を抑えやすくなります。たとえばSBI新生銀行は、一般団信込みで保証料0円・一部繰上返済手数料0円と費用面が分かりやすく、店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応しています。SBIグループとしての安心感もあり、地域の金融機関と合わせて検討する価値のある一行です。金利・手数料・団信の最新の詳細は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. カードローンや自動車ローンを住宅ローンにまとめると、本当に負担は軽くなりますか?
A. 毎月の返済額という意味では軽くなることが多いです。カードローンやフリーローンより金利が低く、返済期間も長くとれるためです。ただし期間が延びれば利息を払う期間も延びるので、支払総額はかえって増えることもあります。「毎月いくら」と「完済までの合計でいくら」の両方を試算してもらったうえで判断してください。

Q. 住宅ローン「暖」の金利が「年3.000%〜年6.000%」と幅があるのはなぜですか?
A. 公式サイトに「融資利率については、別途取引条件等にて決定させて頂きます」と記載されているとおり、申込内容をふまえて個別に決まる仕組みだからです。上限の年6.000%が適用される可能性もあるため、記事や広告の数字ではなく、自分に提示された金利で判断することが欠かせません。

Q. 「彩光」の三大疾病保障は、金利を上乗せしなくても付けられるのですか?
A. 公式サイトでは、一般団信と三大疾病保障特約付団信のいずれかに加入し、団信保険料は渡島信用金庫が負担すると案内されています。ただし保障の対象や支払われる条件(がん・急性心筋梗塞・脳卒中の定義や所定の状態)は約款で細かく決まっているため、加入前に必ず内容を確認してください。

Q. 借入をまとめる目的でも、フラット35は使えますか?
A. 使えません。フラット35は住宅の建設・購入や住宅ローンの借換えなどに使途が限られており、カードローンや消費者金融の返済資金をまとめる用途には利用できません。おまとめ的な使い方を想定しているのは「暖」のほうです。目的によって選ぶ商品が変わる、と覚えておくとよいでしょう。

Q. まず何から始めればいいですか?
A. ①いまある借入(住宅・車・カードローンなど)の残高と金利をすべて書き出す → ②渡島信用金庫の本支店で「暖」「彩光」「フラット35」それぞれの試算をしてもらう → ③ネット銀行など他の選択肢の諸費用も含めて総額で比べる、という順番がおすすめです。最初の一歩は「借入の棚卸し」です。ここが曖昧なままだと、どの商品が合うかを判断できません。

金利・手数料・団信・キャンペーンの内容は改定されることがあります。最新情報は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

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