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北陸ろうきんの住宅ローン|まるっと500と500αの違いと金利

北陸ろうきん(北陸労働金庫)の住宅ローンは、はじめの数年だけ金利を大きく下げるまるっと500αと、引き下げ幅が完済まで続くまるっと500の2つです。

2026年11月1日現在、まるっと500の10年固定は年2.150%〜3.500%、変動金利型は年3.175%〜3.775%です。

どちらも保証料は0円で、住宅資金に生活資金を最高500万円まで足して借りられます。選ぶ団信によっても金利が変わるので、商品と団信の2つを決めるところから始まります。

北陸ろうきんは働く人のための協同組織

北陸労働金庫は石川県金沢市に本店を置く労働金庫で、2001年10月1日に富山・石川・福井の3つの労働金庫が統合して生まれました。北陸3県に25店舗があります。

労働金庫とは、労働組合や生活協同組合の仲間がお金を出し合ってつくった、営利を目的としない金融機関のことです。北陸でお勤めの人や住んでいる人なら、組合に入っていなくても利用できます。

ただし、会員かどうかで金利が変わる商品があります。たとえば借換専用住宅ローン【無担保プラン】の変動金利は、会員が年1.70%、一般勤労者が年1.80%です。

ここでいう会員は、労働金庫法第11条にもとづく1号・3号・4号特例会員のことです。勤め先の労働組合が会員かどうかを、相談の前に職場で聞いておくと話が進みます。

まるっと500αとまるっと500の違い

2つの商品は名前がよく似ていますが、金利の下げ方が違います。ここを取り違えると、数年後の返済額が思っていた金額と変わってしまいます。

商品 金利の下げ方 向いている人
まるっと500α 当初期間引下げ。固定の特約期間だけ、さらに大きく下げる。特約期間が終わると、この特別な引き下げはなくなる 最初の数年の返済をできるだけ抑えたい人
まるっと500 全期間引下げ。借りたときの引き下げ幅が完済まで続く。特約期間が終わったあとも、通常金利から同じ幅を引く 特約期間のあとに返済額が大きく上がるのを避けたい人

3年固定で比べると、新規適用金利の下限はαが年1.050%、まるっと500が年1.250%です。最初の3年はαのほうが低くても、4年目からはαだけ特別な引き下げがなくなります。

例えるなら、αは最初の数か月だけ割引が大きいスマホの料金プラン、まるっと500は毎月同じ割引がずっと続くプランに近い関係です。とはいえ、まるっと500でも通常金利そのものは市場の動きで上下します。

引き下げ幅が続くことと、金利が上がらないことは別の話です。変動金利の返済額の変わり方は、変動金利のリスクとは?の記事で紹介しています。固定と変動の考え方は固定金利と変動金利の選び方も参考になります。

2026年11月1日現在の金利

いちばん基本の団体信用生命保険付住宅ローンの金利は、下の表のようになっています。新規適用金利に幅があるのは、金利を下げる取引の条件をどれだけ満たすかで、実際の金利が決まるためです。

金利タイプ まるっと500 まるっと500α
変動金利型 年3.175%〜3.775% なし
固定金利特約 2年 新規の取扱いなし 年0.900%〜2.450%
固定金利特約 3年 年1.250%〜2.600% 年1.050%〜2.600%
固定金利特約 5年 年1.650%〜3.000% 年1.450%〜3.000%
固定金利特約 10年 年2.150%〜3.500% 年1.950%〜3.500%
固定金利特約 15年/20年 年2.450%〜3.800%/年2.650%〜4.000% なし
全期間固定金利型「あんしん」(35年以内) 年3.050%〜3.650% なし
上限金利特約付変動金利型(10年) 年3.475%〜4.075%(上限金利 年5.875%) なし

2026年11月時点・北陸ろうきんの融資金利一覧にて確認。表の金利は団体信用生命保険付住宅ローンのものです。

上限金利特約付変動金利型は、変動金利でありながら10年間は金利の上限が決まっているタイプです。2026年11月1日現在の上限は年5.875%で、そのぶん始まりの金利は普通の変動金利型より年0.300%高くなっています。

借入の限度額は1億円で、返済期間は原則40年以内、条件を満たせば50年以内です。

申し込める人と、取扱手数料

まるっと500の商品概要では、申し込める人と主な費用は次のとおりです。

項目 内容
申し込める人 年収150万円以上、勤続1年以上、最終返済時の年齢が満81歳未満で、団信に入れる勤労者
団信に入れる年齢 満18歳以上満66歳未満(オールマイティ保障型は満51歳未満)
使いみち 本人か2親等以内の親族が住む家の購入・新築・リフォーム、ほかの金融機関からの借り換え。セカンドハウスも含む
保証料 0円(保証機関は日本労働者信用基金協会。保証料は金庫が負担)
取扱手数料 住宅資金だけなら198,000円(税込)、生活資金も一緒に借りるなら220,000円(税込)
一部繰上返済 インターネットバンキングからなら無料(固定の特約期間中も回数の制限なし)

保証料は0円でも、取扱手数料は約20万円かかる点は見落とさないでください。全額を繰上返済するときは、原則として予定日の10日前までに店頭で書面の手続きが必要です。

申込みは、来店予約や住宅ローンWEB簡易審査で相談したあと、売買契約や請負契約を結んでから正式に申し込む流れです。

6つの団信のどれを選ぶかで金利が変わる

銀行では、がん団信なら金利に上乗せ、と示すことが多いです。北陸ろうきんは、団信の種類ごとに金利表そのものが分かれていて、次の6つから選びます。

  • 団体信用生命保険付/夫婦連生団体信用生命保険付
  • 就業不能保障団体信用生命保険付/夫婦連生就業不能保障団体信用生命保険付
  • オールマイティ保障型(3大疾病保障特約・障がい特約付)
  • 引受緩和団体信用生命保険付(健康上の理由で普通の団信に入りにくい人向け)

まるっと500の10年固定(新規適用金利の下限)で比べると、標準の団信付が年2.150%、就業不能保障付が年2.250%、オールマイティ保障型が年2.350%、引受緩和型が年2.550%です。

保障を厚くするほど毎月の返済は増えるので、いま入っている医療保険と保障が重なっていないかも確認してください。疾病保障の考え方は疾病保障付き団信とは?の記事で紹介しています。

持病があって団信が心配な人には、引受緩和型が最初から金利表に載っていることが心強いはずです。加入の進め方はワイド団信とは?の記事をご覧ください。

生活資金500万円と、リフォームローンの優遇

商品名の500は、住宅資金と一緒に生活資金を最高500万円まで借りられることから来ています。家電・家財の購入や、ほかで返している自動車ローン・教育ローン・カードローンの借り換えに使えます。

生活資金の変動金利は、標準の団信付で年2.400%です(2026年11月1日現在)。返済期間は住宅資金と同じになります。

数年で返すはずだったローンを35年かけて返すと、毎月は軽くなっても利息の総額は増えることがあります。まとめる前に、いまのローンの残りの利息と比べてください。

北陸ろうきんの住宅ローンを使っている人は、リフォームローン+α(保証機関なし)の変動金利が年2.10%です。使っていない人の年2.60%より年0.5%低くなります。

借り換えだけを考えている人には、担保を付けない借換専用住宅ローン【無担保プラン】(限度1,500万円・20年以内)もあります。借り換えの判断の目安は、住宅ローン借り換えの基本の記事で紹介しています。

フラット35は取扱機関で金利が違う

北陸ろうきんは、フラット35(新機構団信付買取型)も扱っています。2026年11月1日現在、返済期間21年以上・融資率9割以下で年4.03%、9割超で年4.14%です。

同じフラット35でも、金利は取り扱う金融機関ごとに違います。住宅金融支援機構の金利情報によると、2026年11月の21年以上35年以下・融資率9割以下で最も多い金利は年3.810%で、北陸ろうきんはそれより高い水準です。

フラット35を選ぶなら、金利と融資手数料を複数の取扱機関で比べてください。仕組みはフラット35の魅力とは?の記事で紹介しています。


北陸ろうきんの住宅ローンは、保証料0円で生活資金までまとめられ、団信も6つから選べます。一方で取扱手数料は約20万円かかり、金利も商品と団信の組み合わせで大きく変わります。

αとまるっと500のどちらで、どの団信にするかを決めてから見積もりを取り、ほかの金融機関とも総額で比べてください。金利や条件は月ごとに変わるので、申し込む前に北陸ろうきんのページで最新の内容を確かめてください。

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