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新潟信用金庫の住宅ローン|保証プラン別の保証料と金利をやさしく解説

新潟信用金庫(愛称:新潟しんきん)は、新潟県新潟市に本店を置く信用金庫です。住宅ローンは保証会社と保証プランの選択肢が多いのが大きな特徴で、「担保評価が出にくい物件を買いたい」「保証料をできるだけ抑えたい」といった事情に合わせて選び分けができます。 とはいえ、はじめて住宅ローンを調べはじめた方にとっては、「保証会社」「保証プラン」「貸付金額割合」といった言葉そのものがつまずきポイントかもしれません。この記事では、そこからやさしく整理していきます。

全国保証株式会社の保証付住宅ローン

新潟しんきんでは、全国保証株式会社(全国保証㈱)の保証が付いた住宅ローンとして、担保評価額の200%まで借入できる「住まいるいちばんネクストV(ファイブ)」と、借換に特化した無担保の「住まいるいちばんセレクト」を利用できます。 住まいるいちばんネクストVは、ご融資金額100万円以上2億円以内、ご融資期間は2年以上最長50年以内という大きな枠を持つ住宅ローンです(35年を超える場合は、融資額が年収の6倍以内という条件が付きます)。融資限度額が保証会社の定める担保評価額の200%以内に設定されているため、担保評価がつきにくい物件でも検討しやすいのが持ち味です(借地の場合は60%以内)。 住まいるいちばんセレクトは、ご融資金額100万円以上1,500万円以内、ご融資期間は原則2年以上20年以内の無担保住宅ローンです。使いみちは自己居住用物件の借換資金が中心で、借換と同時に行うリフォーム資金や諸費用にも使えます(借換を伴わないリフォーム単独では利用できません)。抵当権の設定が不要なので、「残債は少ないけれど、登記費用をかけずに借り換えたい」という方と相性がよい商品です。 このほか、住宅金融支援機構の【フラット35】と組み合わせて使う「住まいる サポート」、無担保でリフォーム・借換に使える「住まいるアシスト」も用意されています。なお、事務手数料は1件につき55,000円(税込)、繰上返済や金利タイプ変更の手数料は1回5,500円(税込)です。

しんきん保証基金の保証付住宅ローン

もう一方の柱が、一般社団法人しんきん保証基金の保証が付いた「住宅プラン」シリーズです。かつてはA〜Cの3プランでしたが、現在はA〜Eの5プランに広がっています。ご融資金額は2億円以内、ご融資期間は1年以上最長50年以内が共通の枠です(借地上の建物にかかるローンは3,000万円以内)。 プランの違いは、ひとことで言えば「担保に対してどこまで借りるか(貸付金額割合)」と「保証料の高さ」のバランスです。担保に対する借入の割合が小さいほど保証会社のリスクが小さいので、保証料も安く済みます。
プラン貸付金額割合の目安保証料(1,000万円・35年)毎月払型にした場合の上乗せ金利
住宅プランA60%以内108,000円年0.07%
住宅プランB60%超90%以内189,000円年0.13%
住宅プランC窓口にて確認232,000円年0.18%
住宅プランD窓口にて確認378,000円年0.26%
住宅プランE窓口にて確認464,000円年0.36%
※新潟信用金庫 公式サイトの商品概要(2026年8月2日確認)より。保証料は一括払型の一例で、実際の保証料率は審査結果や条件によって異なります。
新潟信用金庫のしんきん保証基金付住宅ローン 住宅プランA〜Eの保証料比較の棒グラフ
貸付金額割合が小さいプランほど保証料は安く設定されています(一括払型の一例)。
同じ1,000万円・35年の借入でも、プランAとプランEでは保証料に35万円以上の差が出ます。自己資金を多めに用意して借入額を抑えれば、金利だけでなくこの保証料の面でも負担を軽くできる——これは信用金庫に限らず、住宅ローン全般に共通する考え方です。 なお、C〜Eの貸付金額割合は公式サイトでは「窓口等にお尋ねください」とされています。また、以前案内されていた「住宅プラン借換200」は、2026年8月2日時点の公式サイトの商品一覧では確認できませんでした。取扱いの有無は変わることがありますので、最新の商品ラインアップは公式サイトまたは窓口でご確認ください。 保障面では、A〜Eのいずれも8大疾病・全疾病保障付団信を金利年0.3%上乗せで付けられます(上乗せ不要の取扱期間が設けられることもあります)。団信の保険料そのものは金庫が負担します。

金利プランと現在の適用金利

金利タイプは変動金利型固定金利選択型(当初3年・5年・10年)から選べます。公式サイトで公表されている有担保住宅ローン(保証料前払型)の適用金利は次のとおりです。
金利タイプ適用金利(通常)ZEH住宅 Step1ZEH住宅 Step2
変動金利型年1.565%年1.465%年1.365%
当初固定3年年2.400%年2.300%年2.200%
当初固定5年年2.700%年2.600%年2.500%
当初固定10年年3.050%年2.950%年2.850%
※新潟信用金庫「住宅ローン金利のご案内」を2026年8月2日に確認(変動金利は2026年7月1日〜7月末日、固定金利は2026年7月8日〜2026年8月7日のお申込分として公表されていた金利)。ZEH Step1は「ZEH基準を満たした住宅・LCCM住宅」、Step2はさらに給与振込月10万円以上の指定などの条件を満たした場合です。 変動金利型は、上の表とは別に給与振込・年金振込・カード契約・口座振替などの取引項目に該当すると、最大で年0.2%の引下げを受けられます。無担保住宅ローンや「匠」提携先(金庫と住宅ローン協定を結んだ事業者)を利用した場合は、また別の金利体系になります。 参考までに、同じ時点で公表されていた住宅ローン基準金利は変動年3.375%・3年固定年3.750%・5年固定年4.050%・10年固定年4.600%でした。実際に適用される金利は、この基準金利から引下げを行った上の表の水準になります。 金利は毎月見直され、金融情勢によっては月の途中で変わることもあります。また、借入時の金利が適用されるため、申込時点の金利とは異なる場合があります。実際に検討される際は、必ず新潟信用金庫の公式サイトで最新の金利をご確認ください。

そもそも「保証料」とは?(初心者向けミニ解説)

住宅ローンの「保証料」は、万一返済ができなくなったときに、保証会社が代わりに金融機関へ返済するための費用です。「自分のための保険」と勘違いされがちですが、保証会社が肩代わりしたあとは、返済義務が保証会社に移るだけで借金が消えるわけではありません。ここは最初に押さえておきたいポイントです。 支払い方は2通りあります。
  • 一括払型(前払型)……借入時にまとめて支払う。上の表の金額がこれにあたります。
  • 毎月払型(後払型)……金利に上乗せする形で毎月少しずつ支払う。手元資金を残せます。
新潟しんきんの場合、しんきん保証基金付を選べば毎月払型も選択でき、そのときはプランに応じて年0.07%〜年0.36%が金利に上乗せされます。「初期費用を抑えたいか、総支払額を抑えたいか」で選び方が変わるので、窓口で両方の試算を出してもらうのがおすすめです。 なお、保証料は消費税の非課税取引なので「税込」表記は付きません。一方、事務手数料5万5,000円や繰上返済手数料5,500円は課税対象のため「(税込)」が付きます。諸費用を見比べるときは、この2種類を分けて数えると比較がぶれません。

変動と固定、どちらを選べばいい?

「変動と固定、結局どっちがいいの?」は、はじめての方がいちばん迷うところです。判断の土台になるのは、変動金利と固定金利は、そもそも見ている金利が違うという仕組みの話です。
  • 変動金利……短期プライムレート、そのもとになる政策金利の影響を受けます。
  • 固定金利……10年国債利回りなど、長期金利の動きを反映します。
2026年はこの違いが分かりやすく表れています。日本銀行は6月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げたあと、2026年7月31日の会合では無担保コールレート(オーバーナイト物)を「1.0%程度で推移するよう促す」方針を据え置きました(日本銀行公式サイト・2026年8月2日確認/次回の会合は2026年9月17日・18日)。一方で長期金利は上昇しており、大手行では8月適用の10年固定金利が引き上げられています。短期は据え置き、長期は上昇という、金利タイプによって違う動きが同時に起きている状態です。 ですから「どちらが得か」を金利の数字だけで決めるのは危険です。次のように考えてみてください。
  1. 返済額が動いても家計に余裕があるか(貯蓄・収入の安定性)
  2. 返済期間はどれくらいか(長いほど金利変動の影響を受けます)
  3. 当初固定なら、固定期間が終わったあとの金利がどうなるか
とくに3つ目は見落としがちです。新潟しんきんの場合、当初固定期間が終わったときや変動から固定へ切り替えるときは、取引項目に応じて基準金利から最大年0.7%の引下げが適用される仕組みになっています。「固定期間が終わったらいくらになるのか」を、申込前に必ず確認しておきましょう。

よくある質問

Q. 保証会社が2つあるのは、どちらか選べるということですか? A. はい。新潟しんきんの住宅ローンは、全国保証株式会社の保証が付く商品群と、しんきん保証基金の保証が付く商品群に分かれており、申込む商品によって保証会社が決まります。このほか、株式会社クレディセゾンの保証付住宅ローンも用意されています。どの商品が使えるかは審査結果によりますので、まずは窓口や公式サイトの相談サービスで、条件に合う商品を確認するのが近道です。 Q. 「担保評価額の200%まで」というのは、頭金なしでも借りられるという意味ですか? A. 担保評価額に対して大きく借りられる設計になっている、という意味です。ただし借入可能額は年収や返済比率など他の条件でも決まりますし、35年を超える借入では「融資額は年収の6倍以内」といった条件も加わります。「200%まで=誰でもその額まで借りられる」ではない点にご注意ください。 Q. 保証料を安いプランにすれば、必ずお得になりますか? A. そうとは限りません。保証料が安いプランは、その分だけ借入額を担保評価に対して抑える必要があります。頭金を厚くできるなら有利ですが、手元資金を使い切ってしまうと、いざというときの備えがなくなります。保証料・金利・手元に残す現金の3つをセットで考えるのが失敗しないコツです。 Q. 新潟県外に住んでいても申込めますか? A. 信用金庫は営業地区が決まっており、新潟しんきんの住宅ローンも「営業地区内に居住または勤務している方」が対象です。エリア外の方は、全国から申込める銀行やネット銀行が選択肢になります。
新潟しんきんの住宅ローンは、保証プランの選択肢が多く、担保評価に不安がある物件でも相談しやすいのが強みです。地元の金融機関ならではの窓口相談も、はじめての住宅ローンでは心強いでしょう。 一方で、諸費用や団信の内容は金融機関ごとに大きく違います。比較の物差しを持つために、全国から申込める銀行も1行は並べて見ておくと判断がしやすくなります。たとえばSBI新生銀行の住宅ローンは、保証料0円・一部繰上返済手数料0円で、一般団信も上乗せ0円。2026年3月からは上乗せ0円の全疾病保障付団信も用意されています(事務手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型)。店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているので、「対面で相談したいけれど、手続きはネットで進めたい」という方の比較対象になりやすい1行です。 地元の信用金庫と全国対応の銀行、それぞれの見積りを並べてみる。その一手間が、35年つき合うローンの納得感を大きく変えます。最新の金利・条件は、必ず各金融機関の公式サイトでご確認ください。

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