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鶴岡信用金庫の住宅ローン|金利・商品内容をやさしく解説

鶴岡信用金庫(つるしん)の住宅ローンは、担保を付ける「ふれあっと」「すまいる」と、担保のいらない「無担保住宅ローン」の3本立てです。公式の金利情報(2026年9月14日現在・年利)では、有担保タイプが変動3.005%・3年固定2.600%・5年固定2.950%・10年固定3.350%、無担保タイプが変動2.650%〜2.950%となっています。

山形県鶴岡市に本店を置く信用金庫で、2008年3月に酒田信用金庫と合併し、山形県内でも大きな規模で地域の暮らしを支えています。はじめて住宅ローンを借りる方に向けて、商品ごとの違いと、金利の見方のコツを整理していきます。

※掲載している金利は2026年9月14日現在の公式金利(年利)です。金利は市場の状況によって見直されます。実際の適用金利・最新の取扱内容は、鶴岡信用金庫の金利情報ページや営業店の店頭でご確認ください。

有担保の住宅ローン「ふれあっと」と「すまいる」

鶴岡信用金庫の住宅ローンの中心は、土地と建物に抵当権を設定する有担保タイプです。ここに「ふれあっと」と「すまいる」の2つがあり、いちばんの違いは保証会社にあります。

金利情報ページでは両者に同じ金利が掲載されていますが、申込条件や借入期間は別々に決められています。どちらが向くかは、年齢や借入期間、どんな物件を買うかによって変わります。

つるしん住宅ローン ふれあっと

保証会社は一般社団法人しんきん保証基金です。ご融資金額は50万円以上2億円以内、ご融資期間は1年以上50年以内(借地上の建物は50万円以上3,000万円以内・1年以上30年以内)。

申込みできるのは、申込時に満18歳以上満70歳未満で、最終返済時に満80歳以下の方。勤続1年以上(法人役員は3年以上)または同一業種を3年以上営業、年金受給者も対象で、前年の年収100万円以上が目安です。

使いみちは幅広く、住宅の新築・購入、中古住宅やマンションの購入、増改築・リフォーム、宅地の購入、他行からの借り換え(返済実績1年以上)、登記費用や保証料などの付帯費用まで含められます。

すまいる(住まいるいちばんネクストⅤ ほか)

「すまいる」には「住まいるいちばんネクストⅤ」「住まいるサポート」「住まいるアシスト」の3種類があります。代表的な住まいるいちばんネクストⅤの保証会社は全国保証株式会社で、しんきん保証基金を使う「ふれあっと」とはここが決定的に違います。

ご融資金額は100万円以上2億円以内、ご融資期間は原則2年以上35年以内で、特例として最長50年以内(物件種別等により制約あり)。申込時の年齢は満18歳以上満65歳未満で、最終返済時に満80歳未満の方が対象です。

こちらは親子リレーローンにも対応しています。土地の購入資金は「おおむね3年以内に住宅建設が予定されるもの」に限られる点も、ふれあっととの違いとして押さえておきましょう。

ほかの地域の信用金庫と条件を見比べたい方は、盛岡信用金庫(もりしん)の住宅ローンもあわせてご覧ください。

無担保住宅ローン

鶴岡信用金庫には、担保を付けずに利用できる「無担保住宅ローン」(無担保住宅ローンプライムを含む)もあります。保証会社はしんきん保証基金です。

ご融資金額は2,000万円以内、ご融資期間は3ヵ月以上20年以内。金利(2026年9月14日現在・年利)は変動金利型で2.650%〜2.950%で、適用金利は取引内容によって異なります。

特徴的なのは保証料が金利に含まれていることと、融資事務取扱手数料が3,300円(税込)と軽いこと。団体信用生命保険は、融資金額が1,000万円を超える場合に加入が必要です。

使いみちには、自宅の購入・新築・建て替え・リフォームのほか、空き家の解体費用(500万円以内)も含まれます。ただし、有担保の住宅ローンで足りなかった不足資金の穴埋めには使えません。

借入限度額が2,000万円までなので、リフォームや比較的少額の借り換え、あるいは有担保ローンと役割を分けて使うケースに向いています。

変動金利は「金庫短期プライムレート」で年2回見直される

変動金利を選ぶときに知っておきたいのが、何を基準に、いつ見直されるかです。つるしんの有担保住宅ローン(ふれあっと・すまいる)は、公式の商品概要説明書で次のように定められています。

  • 基準…金庫短期プライムレートを「基準金利」とする
  • 頻度…毎年4月1日と10月1日の「基準金利」を基準として年2回見直す

無担保住宅ローンは基準が異なり、長期プライムレートを基準金利として、融資実行月とその6ヵ月後の応答日に年2回見直す仕組みです。同じ「変動金利」でも、ものさしが違う点に注意しましょう。

日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利を1.25%程度へ引き上げる方針を決めました(日本銀行「金融市場調節方針の変更について」。新しい方針の適用は9月24日から)。これを受けて、大手銀行では短期プライムレートの引き上げ発表が相次いでいます。

ただし、政策金利の引き上げがそのまま毎月の返済額に直結するわけではありません。「政策金利 → 各金融機関の基準金利 → 優遇幅を引いた適用金利 → 毎月の返済額」と、いくつも段階があり、反映の時期も金融機関ごとに違います。

つるしんの金庫短期プライムレートが今後どうなるかは、当金庫の公表を待つ必要があります。返済中の方は、ご自身の契約に5年ルール(返済額の見直しを5年ごとに行う取り決め)があるかどうかを、契約書や返済予定表で確認しておくと安心です。

金利の早見表(2026年9月14日現在)

鶴岡信用金庫の住宅ローン金利を、タイプ別に整理すると次のとおりです(年利・2026年9月14日現在)。

金利タイプ ふれあっと・すまいる(有担保) 無担保住宅ローン
変動金利型 3.005% 2.650%〜2.950%
3年固定型 2.600%
5年固定型 2.950%
10年固定型 3.350%

有担保の住宅ローンは別途保証料が必要です。金利は市場金利の動向により変更される場合があります。

ここで大事な注意がひとつ。公式の商品概要説明書には「お取引等により各種金利優遇がございます」と明記されています。つまり上の表の数値は優遇を適用する前の目安で、実際に適用される金利は取引内容と審査によって変わります。

ネット銀行などが打ち出している「変動年◯%」はすでに優遇を引いたあとの金利であることが多く、この表の数字とそのまま並べて比べると誤解のもとです。つるしんの実際の適用金利は、必ず営業店で確認してから比較しましょう。

諸費用・団信のポイント

金利だけでなく、諸費用と団信も総返済額を左右します。つるしんの有担保住宅ローン(ふれあっと・住まいるいちばんネクストⅤ)では、公式の商品概要説明書で次のように案内されています。

  • 融資事務取扱手数料…55,000円(税込)
  • 保証料…融資時一括払い(融資期間・融資金額に応じた所定の額を保証会社へ)
  • 一部繰上返済手数料…残高100万円超で22,000円(税込)
  • 全額繰上返済手数料…残高100万円超で11,000円〜77,000円(税込)
  • 固定金利期間を再選択するたび…5,500円(税込)

団体信用生命保険は保険料を金庫が負担してくれます。がん保障特約・三大疾病保障特約(ふれあっとは就業不能保証付団信も)を付ける場合は、保険料が別途本人負担です。

手数料の考え方は金融機関で大きく変わります。たとえばSBI新生銀行の住宅ローンは、事務手数料が借入金額×2.20%(税込)の定率型である一方、一部繰上返済手数料は無料で、借入期間も変動金利の新規借入なら最長50年まで選べます(2026年9月20日確認)。

保証料一括払い+定額の事務手数料という信用金庫の形と、定率の事務手数料で繰上返済が無料というネット系銀行の形。どちらが得かは借入額・期間・繰上返済をどれだけするかで逆転しますので、金利だけでなく総額で見比べてみてください。

ほかの信用金庫の諸費用と見比べたい方は、室蘭信用金庫の住宅ローン長岡信用金庫の住宅ローンの記事も参考になります。

よくある質問(FAQ)

Q. 「ふれあっと」と「すまいる」は何が違いますか?

A. いちばんの違いは保証会社です。ふれあっとは一般社団法人しんきん保証基金、すまいる「住まいるいちばんネクストⅤ」は全国保証株式会社の保証を受けます。借入期間はふれあっとが1年以上50年以内、住まいるいちばんネクストⅤが原則2年以上35年以内(特例で最長50年)。申込時の年齢上限も満70歳未満と満65歳未満で異なります。

Q. 鶴岡信用金庫の住宅ローンは何歳まで申し込めますか?

A. ふれあっとは申込時に満18歳以上満70歳未満で最終返済時に満80歳以下、住まいるいちばんネクストⅤは申込時に満18歳以上満65歳未満で最終返済時に満80歳未満が条件です。住まいるいちばんネクストⅤは親子リレーローンにも対応しているため、期間を長く取りたい場合は営業店に相談してみましょう。

Q. 有担保と無担保の住宅ローンはどちらを選べばよいですか?

A. まとまった金額を長期で借りるなら、保証料はかかりますが限度額2億円・最長50年の有担保(ふれあっと・すまいる)が基本です。リフォームや空き家の解体、比較的少額の借り換えであれば、保証料が金利に含まれ事務手数料3,300円(税込)で済む無担保住宅ローン(限度額2,000万円以内)も選択肢になります。

Q. 表示されている金利で必ず借りられますか?

A. いいえ。掲載金利は目安で、公式の商品概要説明書にも「お取引等により各種金利優遇がございます」と記載されています。実際の借入金利は、申込時点の金利と取引内容・審査結果によって決まります。変動金利型は金庫短期プライムレートを基準に、毎年4月1日と10月1日の年2回見直される点もあわせて確認しておきましょう。

まとめ

鶴岡信用金庫の住宅ローンは、限度額2億円・最長50年の有担保タイプ(ふれあっと・すまいる)と、手続きが軽い無担保タイプという、性格の違う選択肢がそろっています。地元の営業店で顔を合わせて相談できるのは、信用金庫ならではの安心感です。

一方で、表示金利は優遇前の目安である点、保証料や繰上返済手数料が別にかかる点は、他行と比べるときの重要な材料になります。金利・諸費用・団信の3つを合わせた総額で見比べるのが、後悔しないコツです。

金利は随時改定され、取扱内容も変わることがあります。申し込む前に、最新の適用金利と条件を鶴岡信用金庫の商品概要説明書一覧や営業店の公式サイトでご確認ください。

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