2017年11月度の大手都市銀行とネット銀行の金利動向

大手都市銀行とネット銀行が2017年11月度の住宅ローンの金利を発表しました。全体としては固定金利を中心に金利を引き上げる傾向となりました。

各銀行が発表した2017年11月における、金利の動向を詳しく見ていきます。

三菱UFJ銀行は超長期固定金利をわずかに引き上げ

2017年11月における、三菱UFJ銀行の住宅ローン金利は、超長期固定金利がわずかな引き上げとなりました。

超長期固定金利は、借入期間21年から25年以内の金利は1.24％（先月1.19％）、26年から30年以内の金利は1.32％（先月1.28％）、31年から35年以内の金利は1.39％（先月1.35％）としており、最大0.05％引き上げとなっています。

固定特約タイプの金利については借入期間が10年間で1.40 ％～1.55％、20年間で2.60％～2.75 ％としており、先月より据え置きとなっています。

変動金利については、0.625％～0.775％で、こちらも先月より据え置きとなっています。

三井住友銀行も超長期固定金利をわずかに引き上げ

2017年10月における、三井住友銀行の住宅ローン金利は、固定金利と変動金利ともに据え置きとなりました。

超長期固定金利は、借入期間が10年～15年以内では1.50％（先月1.45％）、15年～20年以内は1.58％（先月1.53％）、20年～35年以内は1.71％（先月1.66％）としています。先月に比べて最大0.05％の引き上げとなっています。

固定金利は、借入期間5年で1.15％～1.30％、10年で1.40％～1.55％となり、先月より据え置きとなりました。また、最優遇型の固定金利についても先月より据え置きで、借入期間が5年では0.08％、10年が1.05％としています。

変動金利についても同様に据え置きで、0.625％～0.775％となっています。

みずほ銀行は固定金利をわずかに引き上げへ

017年11月における、みずほ銀行の住宅ローン金利は、全期間固定型の金利がわずかに引き上げられました。

全期間固定型の「全期間固定プラン」は、借入期間が11年～15年では1.105％（先月1.065％）、21年～25年では1.175％（先月1.135％）、31年～35年では1.215％（先月1.165％）なりました。先月比べて最大0.05％引き上げとなっています。

全期間重視プランについては、固定金利選択型における固定金利は借入期間が5年では0.675％～1.15％、借入期間が10年では0.775％～1.25％、借入期間が20年では1.175％～1.65％（先月1.155％～1.65％）となりました。こちらについても最大0.05％引き上げられています。

変動金利については0.600％～1.075％で先月より据え置きとなっています。

住信SBIネット銀行も固定金利を中心に引き上げ

2017年11月における、住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は、固定金利を最大0.04％引き上げとなりました。

「通期引下げプラン」は、借入期間が10年では1.12％、20年では2.39％（先月2.35％）、35年では2.37％（先月2.33％）としています。先月に比べて最大0.04％引き上げられています。

「当初引下げプラン」は、借入期間が10年では0.72％、20年が1.11％（先月1.07％）、35年が1.32％（先月1.28％）としています。当初引下げプランについても、先月に比べて最大0.04％の引き上げとなりました。

変動型の金利の「通期引下げプラン」は0.477％、「当初引下げプラン」の変動金利は0.975％と両者とも先月より据え置きとなりました。

楽天銀行は固定に加え変動もわずかに引き上げ

2017年11月度の楽天銀行の住宅ローン金利は、固定金利に加え、変動金利についても先月より引き上げられました。

固定金利は、借入期間が5年で0.932％～1.582％（先月0.915％～1.565％）10年は1.099％～年1.749％（先月1.081％～1.731％）となりました。先月と比べて0.02％程度引き上げとなっています。

変動金利については、0.517％～年1.167％（先月0.507％～1.157％）となり、先月より0.01％引き上げとなりました。