HOME > すべての記事 > 住宅購入の基礎知識 > 不動産担保ローンとは何か?住宅ローン以外に検討できるローン商品を紹介

不動産担保ローンとは何か?住宅ローン以外に検討できるローン商品を紹介

住宅を購入する場合、一般的な資金調達方法としては住宅ローンを利用することがあげられますが、住宅ローン以外の金融商品を利用することも可能です。その選択肢として、よく検討されるのが不動産担保ローンがあります。今回は不動産担保ローンの商品概要を紹介します。

不動産担保ローンは不動産を担保に融資を受けられる商品

不動産担保ローンとは、名称の通り、土地や建物を担保として融資を受けられるローン商品です。

不動産担保ローンでは、ご自身で所有している土地や建物の他、親族が保有している不動産を担保に設定することも可能など、担保にできる不動産も多岐にわたります。そのため、不動産を所有している場合に、多くの資金を借り入れしたいと考える方には最適なローン商品となります。

一般的な、住宅ローンの場合も不動産を担保としますが、原則として今回購入する対象の建物と土地を担保として提供することになり、既に保有している土地や建物を担保として設定することはできません。

不動産担保ローンの資金用途は原則自由

不動産担保ローンは、今回のように住宅ローンの代わりとして住宅の購入資金として活用することもできますが、住宅以外の用途でも使うことが可能なフリーローンという側面があります。

金融機関にもよって異なりますが、事業用途の資金については対象外となっていることも多いです。そのため、法人や個人事業主含め、事業用途であれば事業用の不動産担保ローンなど、事業用とに特化したローン商品を活用することが望ましいと言えます。

一般的な住宅ローンは、住宅購入のみに限定されていますが、不動産担保ローンでは、賃貸住宅の建設であったり、お子様の教育費といった幅広い用途で利用できます。

また、不動産担保ローンは不動産を担保にできることから、1億円以上の資金を借りられるなど、多額の融資を受けることができるのも特徴です。さらに、返済期間も、住宅ローンと同様に10年から30年と長期に渡って返済が可能です。

不動産担保ローンの金利は住宅ローンに比べてやや高め

不動産担保ローンは、使い道が自由で多くの資金を借りることができますが、一般的な住宅ローンに比べるとやや金利が高い特徴があります。

一般的な住宅ローンの金利は2020年8月時点で0.5%から2%ではありますが、不動産担保ローンは2%から10%が相場となっています。また、金融機関によっても金利の設定が異なりますので、不動産担保ローンを検討する場合は、複数の金融機関を調べる必要もあります。

例えば、インターネット専業銀行の住信SBIネット銀行の不動産担保ローンは、300万円以上1億円以下(返済期間25年間以内)借り入れで、変動金利で年率2.95%~8.9%に設定されています。一方、東京スター銀行の不動産担保ローンは、100万円以上1億円以下(返済期間20年以内)の借り入れで、変動金利を利用した場合、0.89%~8.35%に設定されています。

借入時に金利が高い状況であれば、後々、返済を行なう際の金利負担が高くなることも考えられますので、市場金利の動向を確認した上で、できるだけ金利が低い時を狙って利用することが望ましいと言えます。

一方で、使い道自由のいカードローンなどであれば、4%から15%程度であることを考えると、不動産担保ローンの金利は低くめとなりますので、1,000万円以下の資金を借りる場合、カードローンだけではなく、不動産担保ローンも合わせて検討してみることもおすすめです。

不動産担保ローンも抵当権の設定が必要

不動産担保ローンを利用する場合も、住宅ローン同様に担保として設定する対象の土地や建物に対して抵当権を設定する必要があります。

抵当権は、万が一返済が滞った場合、金融機関側で対象の土地や建物を売却して現金化することで、ローンの残高を回収できる権利です。そのため、返済が滞れば、対象の不動産が処分されることになりますので注意しておく必要があります。

抵当権を設定する場合は、対象の土地や建物の不動産登記簿にその旨を記載する必要があります。手続きは司法書士にお願いすることになります。ただし、金融機関が許可すればご自身で手続きも可能です。

抵当権の設定については、2019年6月7日の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。

地方銀行との圧倒的な金利差!借入れ・借換えした後もお得♪

イオン銀行は、ネット申込と店頭相談の両方が可能なハイブリッド型!
金利以外のお得なサービスも充実しているため、生活費の節約もできます。

イオン銀行住宅ローンはここがお得!

  • 疾病保障付住宅ローンは2つの特約付きでさらに安心
  • 保証料0円!負担になる諸費用を大幅節約
  • 一部繰上げ返済手数料0円!借り入れ後もお得に返済

詳細&お申込みはこちら

住宅購入の基礎知識関連記事