住宅ローンの借り換えで審査条件が厳しくなるウワサは真実？

住宅ローンは何十年にもわたって、返済し続けていかなければなりません。
途中でよりよいローン商品が出てきたり、経済状況が変化する、というように、時折契約を見直すタイミングというものが訪れます。

もし、見なおした結果、他のローン商品にしたほうがいいというのであれば、借り換えも選択肢に入れるべきです。

住宅ローンの借り換えにどんなメリットがあるのか

では具体的にどのようなメリットがあるのかというと、一番大きいのは利息が減ることです。
金利を低くすることが出来れば、月々の返済額は減りますし、合計金額も減らすことが出来ます。そうして余裕が出来て、貯蓄が出来れば、繰り上げ返済で返済期間を短くする事も可能です。

返済期間が減れば、さらに利息の負担も減り総返済額を減らせます。
また、現時点では大きなメリットはなくても、金利を変動金利から固定金利へ、固定金利から変動金利へというようにすることで、今後金利が下がった場合、逆に上がった場合を考えて、金利負担を減らしたり大きくなりすぎるのを防いだりすることが出来ます。

住宅ローンを借り換えるタイミングはいつか

借り換えは、金利が低い商品であれば無条件で行うべき、というわけではありません。
最適なタイミングを逃せば、逆に損失を被ることになります。
まず完済までの期間が十分なことです。

残り数年では、いくら金利が低いとはいえローン残債も少ないし、返済回数も数えるほどですから、対してメリットはありません。
できれば、優遇金利が終わったら、すぐに検討しておくことです。

優遇金利というのは、金融機関が新規の顧客を獲得するために、魅力的な条件として設定したものですから、それが終わってしまえば、大幅に金利が上がり利息の返済だけで大変になってしまいます。普通の固定金利が下がっている状況であれば、なおさらそのままにしておく意味はありません。

住宅ローンの借り換えは審査が厳しくなるのか

よく言われることに、借り換えると審査が厳しくなるとされています。
それは、すべての場合がそういうわけではありませんが、そういうケースもあると考えるべきです。どういうことかというと住宅ローンというのは家を担保にしてお金を借りるということです。

ところが不動産価格が下がってしまうと、担保としての価値よりもローンの残債のほうが高額という状態になってしまいます。
それが担保割れです。担保が担保にならない以上、金融機関もビジネスですから審査を厳しくせざるを得ないのです。

ただ、担保割れでも、審査の厳しさは金融機関ごとに異なりますから、複数の銀行に申し込めば通る可能性が出てきます。