フラット35リノベの概要を徹底解説!中古住宅購入を検討中の方におすすめ
ご自身やご家族が住むために住宅購入を検討している場合、新規で住宅を建設するか、新築住宅を購入する、中古で住宅を購入するといった3つの選択肢があります。
これまでの日本の住宅市場では新築が主流でしたが、空き家問題などでできるだけ長期に渡り使い続けていける住宅の供給が求められるようになっています。また、近年では新築に比べて比較的入手が容易であることから中古住宅の購入を検討する方も増えています。そこで今回は、中古住宅の購入考えている方におすすめな「フラット35リノベ」を紹介します。
フラット35リノベとは何か?
フラット35リノベとは、住宅金融支援機構が提供しているフラット35のリノベーションに特化した住宅ローンサービスです。
中古住宅を購入して性能向上のリフォームを行う場合や住宅会社で予め性能向上のリフォームが行われた中古住宅を購入した場合において、借入金利を一定期間引き下げる制度です。
通常のフラット35からの金利を0.5%引き下げて提供を行います。ただし、こちらはあくまでも予算枠に応じたサービスになりますので、提供期間が限定されており2018年4月1日から2019年3月31日申込受付分に適用されますので注意が必要です。また、提供期間内であっても予算枠に達する見込みとなった場合は早期に受付を終了する場合もあります。
通常のフラット35の詳細については2017年3月27日の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
性能向上リフォームを行う場合や既に行った住宅を購入するときに適用
フラット35リノベは、中古住宅を購入して性能向上リフォームを行う場合や、既にリフォームが行われた住宅を購入する場合に、金利を通常のフラット35より0.5%引き下げられるのが特徴です。
性能向上リフォームとは、断熱材を高性能なものに入れ替えるなど省エネルギー性の向上であったり、耐震性を強化して地震に備える、高齢者や障害者でも使いやすいようにバリアフリー性を向上する、耐久性を向上することです。
近年では、中古住宅市場の活性化が求められる中、住宅金融支援機構ではフラット35リノベの提供を通じて良質な中古住宅の流通を目指します。
フラット35リノベを適用するための住宅の条件
フラット35リノベを適用するためには住宅に対していくつかの条件が定められています。
1.性能向上リフォームの適合基準
これから中古物件を購入してリフォームを行う場合や既に購入した中古物件において性能向上リフォーム適合基準を満たしている必要があります。
フラット35リノベでは金利Aプラン(金利引き下げ期間10年間)とBプラン(金利引き下げ期間5年間)に分かれており、Aプランの場合は以下6つのうちいずれか一つを満たしている必要があります。Bプランについては以下条件に対して緩和された基準においていずれかを満たしている必要があります。
(1)認定低炭素住宅
(2)一次エネルギー消費量等級5の住宅
(3)性能向上計画認定住宅(建築物省エネ法)
(4)耐震等級3の住宅
(5)高齢者等配慮対策等級4以上の住宅
(6)長期優良住宅
プランAとプランBの詳細については別途記事にして紹介したいと思います。
2. 中古住宅の維持保全に係る措置が行われていること
中古住宅が長きにわたって使い続けていくことができるように維持保全を行う場合における以下4つの措置が行われている必要があります。
(1)インスペクションを実施していること
(2)瑕疵担保保険の加入
(3)住宅履歴情報を保存していること
(4)維持保全計画を作成していること
3.フラット35の技術基準に適合していること
最後に、フラット35が定めている以下の技術基準を満たしている必要があります。
(1)住宅の敷地が公道に2m以上接地していること
(2)住宅の床面積が1戸建て住宅は70平方メートル以上、共同住宅は30平方メール以上であること
(3)住宅の規格として2以上の移住室、台所、洗面所、便所、浴室で構成されていること
(4)木造住宅の場合は一戸建てもしくは連続建てであること
(5)一定の耐久性が維持されていること
近々住宅ローンを利用して中古住宅の購入を検討している方は、2019年3月31日申し込み分までの期間限定のサービスをなっていますので、住宅金融支援機構のフラット35リノベも合わせて検討を行うことをおすすめします。
- 2018.11.12
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