一戸建て住宅を賃貸住宅として提供する際のメリットとは?
一戸建てのマイホームを購入したが、転勤などで住めなくなった場合、賃貸住宅として提供する方法があります。もし、転勤先での仕事が終了して元の場所に戻ってくる可能性がある場合や、定年退職で戻ることを考えている場合は、賃貸住宅として貸し出すことを考えて見るもの良いでしょう。
賃貸住宅といえば、アパートやマンションなど集合住宅をイメージしがちですが、一戸建て住宅において賃貸需要はあります。今回は、一戸建て住宅を賃貸住宅として提供するにあたりメリットを解説します。
転勤などで住めなくなった場合は賃貸住宅として提供できる
一戸建てのマイホームを購入したが、勤務先の都合による転勤でマイホームから引っ越しをせざる得ない状況となった場合、2017年8月2日の記事で解説していますが、賃貸住宅として提供する方法があります。
ただし、せっかく取得したマイホームは大きな資金を投じて購入したものでありますのえ、そのまま遊休資産にすることなく、賃貸住宅として貸し出すことで収益化することがおすすめです。
2019年3月18日の記事では、一戸建て住宅を賃貸住宅として提供する際における確認方法を解説していますが、これまで返済を続けていた住宅ローンの手続きや、住宅ローン控除の適用が除外されること、不動産会社に相談して賃貸管理の方法を相談するなど、多くの手続きが必要になるのも事実です。
今回は、一戸建て住宅を賃貸住宅として提供する際に考えられるメリットをまとめてみました。
賃貸収入が得られ、資産を効率活用できる
一戸建て住宅を賃貸住宅として提供する場合における、一番大きいメリットとしては賃貸収入が得られる点です。そのため、給与所得など主な収入源以外にも収入を多角化できます。
また、せっかく購入した住宅という資産を有効活用できますので、これまでマイホームの購入に費やした時間やコストを、そのまま回収できることに期待できます。
さらに、後述していますが、将来的には別の用途で活用できるなど将来的な選択肢も広がる可能性があります。
購入したマイホームを手放す必要がない
続いて、一戸建て住宅を賃貸住宅として提供するメリットとしては、せっかく購入したマイホームを手放す必要が無いということです。
転勤などで住まなくなった場合、売却するという方法がありますが、売却した場合はすでにご自身のものではありませんので、再び、その家に戻りたいといった場合、再取得は難しくなります。
また、マイホームを取得するにあたり、せっかく時間とコストを費やしたのに、直ぐに売却してしまうと、その時間やコストも無駄になってしまうことにも繋がりかねません。
そのため、賃貸住宅として一時的に他人に提供するのであれば、実質ご自身の所有物として維持できる他、最終的にご自身の手元帰ってくることも可能です。
将来的な選択肢を残しておける
将来的な選択肢を残しておくこともできるのもメリットとなります。
前述したマイホームを手放す必要が無いにおいても通じるところがありますが、例えば、転勤先のプロジェクトが終了して再び元の場所に戻って住む可能性がある場合、購入したマイホームに戻って住むことができます。また、定年退職後にマイホームに戻りたいと考えた場合もその選択肢を残しておくこともできます。
また、ご自身が戻らなくても、ご自身のお子さんがその家に住むという選択肢を残しておくこともできます。さらに、住宅としての提供にとどまらず、住宅が古くなった場合、建て替えて別の賃貸住宅として提供できるなど、別の用途での活用も広がります。
そのため、将来的にはこの土地と建物を所有していることで、将来的なさらなる収益化の可能性もあるということです。
空き家による劣化を防ぐことができる
建物は不思議な事に人が使わなくなった場合、建物の劣化は早くなってしまいます。そのため、賃貸住宅として提供し人に住んでもらうことで、劣化を防ぐこともできます。
近年では空き家問題もニュース報道で取り上げられる機会も増えていますが、人が住まなくなった場合、人が予想している以上に劣化が進みます。また、不法侵入などで地域の治安の悪化につながる可能性もある他、火災になった場合に早急に対応できない、自然災害などで建物が倒壊などが生じても対応に時間がかかるなど、地域住民にとっても大きな迷惑につながる可能性も十分に考えられます。
そのため、人に提供するとで、結果として建物を長持ちすることに繋がり、将来的な資産価値を下げることなく維持できる他、地域住民にとっても地域を守るメリットにも繋がります。
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