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住宅ローンが担保無しで借りられる無担保住宅ローンのメリットとデメリットを徹底解説

住宅ローンは、一般的に購入する住宅もしくは土地などを担保として提供する一般的な住宅ローンを利用が多いです。一方で、前回の2020年3月6日に紹介したように、担保なしでも住宅ローンが借りられる「無担保住宅ローン」も存在します。無担保住宅ローンは担保が無いため、抵当権を設定したくないなど特別な理由がある場合は選択肢にもなりますが、利用するにあたり、メリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。

今回は無担保住宅ローンのメリットとデメリットを比較して紹介します。

無担保住宅ローンは担保無しで住宅ローンが借りられる

無担保住宅ローンは、2020年3月6日に紹介していますが、無担保で住宅ローンが借りられる住宅ローン商品です。通常の住宅ローンは、建売住宅であれば購入しようとしている対象の住宅を担保として提供することで、金融機関側が融資を行います。

住宅を担保として提供することになりますので、住宅を取得した場合に不動産登記を行う際に、抵当権の項目に記載が必要となります。一方で、無担保住宅ローンを利用することで、住宅を取得した場合は不動産登記が必要になりますのが、抵当権の登録手続きが不要となります。

また、住宅を取得するときだけではなく、増改築や改修を行う場合などの場合でも利用可能となっています。

無担保住宅ローンの3つのメリット

無担保住宅ローンのメリットとしては、前述したとおり、「抵当権の設定が無いこと」に加え、「融資実行までの期間が短いこと」、「増改築や改修などの費用としても活用できる」ことが挙げられます。

抵当権の設定が不要

無担保住宅ローンは、金融機関側に担保として建物や土地などを提供する必要がありませんので、不動産登記を行う際の抵当権の設定が不要となります。

一般的な住宅ローンの場合は、住宅を担保として提供する場合は、不動産登記簿に抵当権の記述が必要となります。そのため、万が一、滞納などが発生した倍は、金融機関が住宅を差し押さえた上で、売却した上で、未納となっているローンの残高分を回収することができます。無担保住宅ローンでは、住宅を担保として設定しませんので、滞納時でも金融機関側で差し押さえは行われませんが、自己破産などとなれば、最終的に裁判所が動くことになります。

また、抵当権の設定を行いませんので、司法書士などに手続きを依頼するための費用を抑えることができます。

抵当権については、2018年7月16日の記事で詳しく記載していますので合わせてご覧ください。

融資実行までの期間が短い

無担保住宅ローンを利用する場合、前述したとおり抵当権の設定が不要となりますので、担保に関する審査が不要となるほか、依頼する司法書士を探すことが不要となること、用意する書類も少ないことから、一般的な住宅ローンに比べると、お申込みから融資実行までの期間が短いというメリットがあります。

増改築や改修、解体費用としても活用できる

無担保住宅ローンは、既存住宅に対する増改築や改修、建て替えなどによる解体、その他の設備の設置といった用途でも活用できます。

そのため、一般的な住宅ローンに比べて、活用範囲が広いのが特徴です。特に、中古住宅などを取得した場合などにおいて、一部改修したいといった場合や、古くなった住宅を解体したいといった場合においても活用しやすいと言えます。

また、他の住宅ローン商品からの借り換えも可能で、担保評価によって一般的な有担保の住宅ローンが借りられなかった場合においても、活用しやすいのが特徴です。

無担保住宅ローンの3つのデメリット

無担保住宅ローンのデメリットとしては、「借り入れ上限額が低い」ことと、「金利が高い」、「借り入れ期間が短い」というデメリットがあります。

借り入れ上限額が低い

無担保住宅ローンは、担保の提供が無いため、金融機関側からするとリスクが高い住宅ローン商品となります。そのため、多額の金額の提供は行わず、1,000万円から1500万円と融資上限額が低く設定されている特徴があります。

そのため、新規で住宅を購入する場合、頭金を多く用意できる方以外には、最適な住宅ローン商品であるとは言えません。そのため、既存の住宅ローンからの借り換えや増改築や改修などでお金を借りたい場合に向いていると言えます。

金利が高めに設定されている

無担保住宅ローンは一般的な住宅ローンに比べて金利が高めに設定されている特徴があります。もちろん、金融機関によっては、低い金利で提供されている場合もありますが、一般的な住宅ローンが低くても0.5%から0.9%程度であるのに対し、無担保住宅ローンは2%を超える金利設定をしている金融機関も多いです。

そのため、無担保住宅ローンを検討している場合は、複数の金融機関の金利を比較した上で、最適な金融機関を選択する必要があると言えます。

借入期間が短い

無担保住宅ローンの借入期間は、15年から20年となっており、一般的な住宅ローンの最大の借入期間である35年に比べると期間は短いと言えます。

融資可能な上限額も1,000万円程度となっており、多額の金額の借り入れはできませんので、その分、期間も短めになっているということもありますが、前述したとおり、新規購入時の借り入れには不向きで、借り換えや増改築や改修用途で活用するのが最適であると言えそうです。

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