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鹿児島相互信用金庫(そうしん)の住宅ローン|金利と引下げ条件を解説

鹿児島相互信用金庫(愛称「そうしん」)は、鹿児島県鹿児島市に本店を置く信用金庫です。営業区域は鹿児島県内一円(名瀬市・大島郡を除く)と宮崎県都城市で、住宅ローンにも力を入れています。鹿児島には鹿児島信用金庫(鹿信)もあるため、地元では「そうしん」「鹿信」と呼び分けられています。2004年には川内信用金庫を合併し、地域に根ざした金融機関として規模を広げてきました。

そうしんの住宅ローンで最初に戸惑いやすいのが、公式の金利一覧に「基準金利」「新規実行金利」「最大引下金利」という3つの数字が並んでいることです。ここを理解しておかないと、「どの金利が自分に適用されるのか」が分からないまま話が進んでしまいます。この記事では、まずそこから順に整理していきます。

掲載している金利は、そうしん公式のローン金利一覧に令和8年(2026年)8月1日現在として掲載されている数字です。金利は見直されるため、申し込む前にかならず公式サイトでご確認ください。

「3つの金利」の読み方と最新の金利

そうしんの住宅ローン金利一覧には、次の3つが並んでいます。用語を先に押さえておきましょう。

  • 基準金利……引下げが何も適用されていない、いわば定価の金利
  • 新規実行金利……所定の取引条件を満たした方に適用される金利(実質的なスタートライン)
  • 最大引下金利……固定金利型で引下げプランを最大限(0.3%)適用した場合の金利

つまり「基準金利」は多くの人には関係のない数字で、実際に目安になるのは新規実行金利です。2026年8月1日現在の「しんきん住宅ローン」の金利は次のとおりです。

しんきん住宅ローンの基準金利・新規実行金利・最大引下金利を比べた棒グラフ
新規実行金利・最大引下金利の適用には所定の条件があります。
金利タイプ基準金利(年)新規実行金利(年)最大引下金利(年)
変動金利型3.675%1.400%1.100%
固定金利型 3年固定3.950%2.400%2.100%
固定金利型 5年固定4.350%2.650%2.350%
固定金利型 10年固定4.900%3.300%3.000%

公式サイトの注記によると、「新規実行金利」は固定金利型を申し込んだ方が、当初借入時に選んだ固定金利期間のみ適用されるとされています。固定期間が終わったあとの金利は別のルールで決まりますので、契約前に必ず確認してください。

新規実行金利を使うための条件

新規実行金利や最大引下金利は、誰にでも自動的に適用されるわけではありません。公式サイトでは、利用条件として次のように案内されています。

そうしんが取り扱う「カードローン」の契約に加えて、以下の①〜④のいずれか1つ以上を成約すること。

  • ① そう倶楽部ICジョイントカード
  • ② 給与振込または年金振込
  • ③ しんきんグッドすまいる(そうしんが取り扱う火災保険)
  • ④ 定期積金 毎月掛込額1万円以上(掛込期間1年以上)

ここで「カードローンの契約が必要」と聞いて身構える方がいるかもしれません。カードローンは契約しただけで借りなければ利息はかかりませんが、他社の審査では「借入枠がある」こと自体が考慮される場合もあります。住宅ローンの申込みと同時に案内される流れが一般的ですので、疑問があれば遠慮なく窓口で確認しておきましょう。

なお、住宅ローンで必要になる火災保険を③のしんきんグッドすまいるでまとめれば、それだけで条件の1つを満たせます。これから必ず契約するものから選ぶのが、いちばん無理のない進め方です。

公式サイトには「上記以外にも条件がございます」との注記もあります。実際に適用される金利は、仮審査の段階で確認するのが確実です。

固定金利型で使える4つの引下げプラン

固定金利型を申し込む場合、次の4つのプランのいずれかに該当すると、新規実行金利からそれぞれ0.1%、最大で0.3%の金利引下げが受けられます。

プラン対象となる方引下げ幅
① お取引プランそうしんで給与振込契約のある方各0.1%(合計で最大0.3%)
② 子育て応援プラン契約日時点で満22歳未満のお子様が2名以上いらっしゃる方
③ エコホームプラン環境にやさしい家屋を建築される場合
④ かごしま木の家プラン「かごしま木の家」対象住宅を建築される場合

4つのうち3つに当てはまれば0.3%の引下げになります。たとえばお子さんが2人いて、給与振込をそうしんにしていて、かごしま木の家で建てる——というご家庭なら、条件を満たしやすいわけです。

ただし注意点があります。公式サイトには「金利引下げは、固定金利型のお申込み時に限りご利用いただけます」と明記されています。あとから追加で引き下げてもらう、という使い方はできません。申込みの前に、自分がどのプランに当てはまるかを整理しておくことが、そのまま金利の差になります。

無担保住宅ローンと不動産担保住宅ローンR

そうしんには、担保を設定しないタイプの「無担保住宅ローン」も用意されています。2026年8月1日現在の金利は次のとおりです。

金利タイプ基準金利(年)新規実行金利(年)最大引下金利(年)
変動金利型4.355%2.080%1.780%
3年固定4.630%3.080%2.780%
5年固定5.030%3.330%3.030%
10年固定5.580%3.980%3.680%

担保を設定しない分だけ手続きが軽く、抵当権の設定にかかる費用も不要ですが、金利はしんきん住宅ローンより高めです。比較的小口のリフォームや諸費用の資金に向いています。

このほか「不動産担保住宅ローンR」も取り扱っており、変動金利型は基準金利3.675%・新規実行金利3.200%(2026年8月1日現在、最大引下金利の設定はなし)と案内されています。

増改築・修繕、省エネ設備やバリアフリーなどのリフォーム資金は、工事の内容と金額によって適した商品が変わります。対象工事や条件によって金利も変わるため、見積もりが出た段階で窓口に相談するのが確実です。

なお、全期間固定で返済額を確定させたい方にはフラット35という選択肢もあります。取扱金融機関は各地にありますので、変動型と合わせて検討すると視野が広がります。

申込条件と仮審査の流れ

「しんきん住宅ローン」に申し込めるのは、公式サイトによると次の条件を満たす方です。

  • 申込時および実行時の年齢が満18歳以上70歳未満で、最終返済時年齢が80歳以下の方
  • 安定継続した収入があり、前年年収が100万円以上ある方
  • 会社員・公務員の方は勤続年数1年以上、法人役員・自営業の方は勤続(営業)年数3年以上の方
  • そうしんの営業区域内にお住まいの方、またはお勤めの方

申込みの流れは、①インターネットで仮審査申込 → ②仮審査結果を電話で連絡 → ③本人確認・店頭での正式申込 → ④融資の実施、という4ステップです。仮審査の申込みには、免許証と、年収・勤務先情報(郵便番号・住所・名称・電話番号)が分かる資料を用意しておきます。

ただし法人役員および自営業の方は、ネットによる仮審査には対応していません(最寄りの営業店に問い合わせる形になります)。正式な申込みの際は、資金使途確認資料(工事請負契約書・売買契約書など)、源泉徴収票および公的所得証明書、本人確認書類、登記簿謄本、住民票、公図、建物図面、実印などが必要です。登記簿謄本や公図は取り寄せに時間がかかるので、仮審査が通った段階で早めに動き始めると安心です。

団信(団体信用生命保険)は、死亡または所定の高度障害状態に該当した場合に住宅ローン残高が0円になる保障が付きます。融資限度額や融資期間、保証料・事務手数料などの詳細は、商品概要説明書または窓口でご確認ください。

他の住宅ローンとも比較して選ぼう

そうしんは地域密着で借換やリフォームまで相談しやすいのが強みですが、金利・諸費用・団信は金融機関ごとに差があります。地元の信用金庫に加えて、全国対応のネット系銀行も合わせて比較すると、総返済額を抑えやすくなります。

比較の観点そうしん「しんきん住宅ローン」SBI新生銀行フラット35
金利タイプ変動・固定(3/5/10年)変動(半年型)・当初固定・長期固定全期間固定
変動金利(2026年時点)新規実行金利 年1.400%(最大引下げ後 年1.100%・いずれも条件あり/2026年8月1日現在)新規で年1.060%(借入金額が物件購入価格等の90%以内の場合の優遇金利)。SBIハイパー預金の開設者限定プログラム適用時は年0.990%(2026年9月契約適用分)―(固定のみ)
借入可能額商品概要説明書・窓口でご確認ください500万円以上3億円以下フラット35の融資限度額は1億2,000万円
借入期間商品概要説明書・窓口でご確認ください(最終返済時年齢は80歳以下)最長50年(変動金利での新規借り入れの場合。35年超は当初借入金利に年0.1%上乗せ)最長35年
団信死亡・所定の高度障害で残高0円ガン団信は年0.1%上乗せ、全疾病保障付団信も選べる(同時加入は不可)新機構団信付き
諸費用保証料・事務手数料は別途(窓口で確認)事務取扱手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型。保証料・一部繰上返済手数料は0円取扱金融機関により定率型・定額型などから選択
相談チャネル店舗・電話・ネット仮審査(法人役員・自営業は店頭)店舗+オンラインの両対応取扱金融機関の窓口

たとえばSBI新生銀行は、保証料0円・一部繰上返済手数料0円で、事務取扱手数料も借入金額×2.20%(税込)の定率型に一本化されているため、費用の内訳が読みやすいのが特長です。ガン団信や全疾病保障付団信を用意し、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応している点も、相談しながら進めたい方に向いています。「地元で顔を見て相談したい」そうしんと、「費用と手続きを整理しやすい」ネット系の銀行——どちらを重視するかで、選ぶべき一本は変わります。

※金利・手数料・キャンペーンは変動します。最新の正確な条件は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q.「基準金利」「新規実行金利」「最大引下金利」の3つは何が違うのですか?
A. 基準金利は引下げが一切ない定価の金利、新規実行金利は所定の取引条件を満たした方に適用される金利、最大引下金利は固定金利型で引下げプランを最大限(0.3%)適用した場合の金利です。比較検討で目安にすべきは新規実行金利で、そこから自分が引下げプランにいくつ該当するかを差し引いて考えます。

Q. 4つの引下げプランは併用できますか?
A. 公式サイトでは「4つのプランのいずれかに該当すれば各々0.1%、最大で0.3%の金利引下げが受けられます」と案内されています。つまり最大3つ分まで積み上がるという読み方になります。ご自身がどのプランに該当するかは、仮審査の段階で確認しておきましょう。

Q. 変動金利型でも引下げプランは使えますか?
A. 公式サイトには「金利引下げは、固定金利型のお申込み時に限りご利用いただけます」と明記されています。一方で金利一覧の表には変動金利型にも最大引下金利(年1.100%)が掲載されています。変動金利型での取り扱いは、必ず窓口で確認してください。公式サイトにも「上記以外にも条件がございます」との注記があります。

Q. ネットの仮審査は誰でも使えますか?
A. インターネットでの仮審査申込に対応していますが、法人役員および自営業の方はネット仮審査の対象外で、最寄りの営業店への問い合わせとなります。会社員・公務員の方は、免許証と年収・勤務先情報が分かる資料があればその場で申し込めます。

Q. 鹿児島県外に住んでいても借りられますか?
A. そうしんの営業区域内にお住まいの方、またはお勤めの方が対象です。営業区域は鹿児島県内一円(名瀬市・大島郡を除く)と宮崎県都城市とされています。お住まいが県外でも、営業区域内にお勤めであれば対象になり得ますので、迷う場合は店舗にご確認ください。


鹿児島相互信用金庫(そうしん)の住宅ローンは、新規・借換・リフォームまで幅広く対応し、固定金利型では最大0.3%の金利引下げも受けられます。地域に根ざした相談のしやすさが魅力ですが、実際に適用される金利は取引条件と引下げプランの組み合わせで変わります。最新条件は必ず公式サイトで確認し、SBI新生銀行など他の住宅ローンとも比較したうえで、自分に合った一本を選びましょう。

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