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アイオー信用金庫の住宅ローン|金利タイプと子育て優遇を解説

アイオー信用金庫の住宅ローンは、金利選択型(当初期間重視タイプ・全期間重視タイプ)と変動金利型を軸に、35年間準固定型・30年間フル固定型・無担保型まで選べます。2026年7月1日現在の金利表では、当初期間重視の10年固定が年1.610%、全期間重視の3年固定が年1.380%、変動金利型が年1.275%〜年1.375%です(いずれも条件を満たした場合)。

アイオー信用金庫(金融機関コード1206)は、群馬県伊勢崎市に本店を置く信用金庫です。2002年に太田信用金庫と合併して伊勢崎太田信用金庫となり、2005年に現在の「アイオー信用金庫」へ改称しました。

この金利表には「取扱期間:令和8年4月1日〜令和8年9月30日」と明記されています。つまり、いま見えている金利は期間を区切って提示されているもので、次の期間の金利は改めて公表されます。

当初期間重視タイプは基準金利から年2.020%を引いて年1.610%

「当初期間重視タイプ」は、はじめの固定期間の金利をできるだけ低く抑えたい方向けです。2026年7月1日現在、10年固定の適用金利は年1.610%(就業不能保障団信を付ける場合は年1.910%)です。

この金利は、基準金利の年3.630%から、契約条件を満たすことで当初固定期間中は年2.020%を差し引いた結果です。つまり「安い金利がある」のではなく「条件を満たすと大きく引かれる」という組み立てになっています。

当初の固定期間が終わったあとは、固定金利(3年・5年・10年)か変動金利、準固定金利からあらためて選びます。固定金利を選んで条件を満たす場合の引下げ幅は年1.200%で、当初の年2.020%より小さくなります。変動金利・準固定金利を選んだ場合は優遇が適用されません。

この「引下げ幅が途中で縮む」点は、返済計画をつくるうえで見落としやすいところです。11年目以降は、そのときの基準金利から年1.200%を引いた金利になると考えておきましょう。

全期間重視タイプは完済まで年1.850%の引下げが続く

「全期間重視タイプ」は、借入から完済までトータルの金利負担を抑えたい方向けです。条件を満たして固定金利を選ぶと、基準金利から年1.850%を差し引いた金利が完済まで適用されます。2026年7月1日現在の金利は次のとおりです。

固定期間基準金利適用金利就業不能保障団信付
3年固定年3.230%年1.380%年1.680%
5年固定年3.330%年1.480%年1.780%
10年固定年3.630%年1.780%年2.080%
基準金利と条件を満たした場合の適用金利を比べた棒グラフ
条件を満たすと基準金利から大きく引き下げられる。当初期間重視タイプは11年目以降の引下げ幅が年1.200%に縮む。

固定期間が終わったあとも、固定金利を選んで条件を満たしていればその時点の基準金利から年1.850%の引下げが続きます。当初期間重視タイプとの本質的な違いはここで、「はじめの金利の低さ」をとるか「引下げ幅の長さ」をとるかの選択になります。

数字だけ見ると当初期間重視の年1.610%が目を引きますが、10年より長く借りるなら、11年目以降の引下げ幅(年1.200%と年1.850%)の差が効いてきます。金利の出どころは アイオー信用金庫の住宅ローン金利表です。

変動金利型と、準固定・フル固定・無担保という選択肢

変動金利型は、2026年7月1日現在で年1.275%〜年1.375%(就業不能保障団信付は年1.575%〜年1.675%)です。基準金利の年3.250%から最大年1.975%を引き下げたもので、金利は年2回見直され、最下限は年1.275%と定められています。

そのほかに、性格の違う3つの商品が用意されています。

  • 35年間準固定型……固定部分の年2.550%にスーパー定期預金(1年もの)の店頭表示金利を足す形。条件を満たすと固定部分が最大年1.050%引き下げられ、最下限は年1.500%+定期預金金利です(就業不能保障団信付は+年0.300%)
  • 30年間フル固定型……2026年7月1日改定で基準金利は年4.580%。取扱期間は2026年7月1日〜9月30日です
  • 無担保住宅ローン……固定部分の年2.550%+スーパー定期預金(1年もの)金利で、条件を満たすと最下限は年1.950%+定期預金金利。団信に加入する場合は年0.350%が金利に上乗せされます

準固定型と無担保型は「固定部分+定期預金金利」という珍しい決め方で、2年目以降は上乗せ部分が毎年見直されます。預金金利が上がれば借入金利も上がる設計なので、仕組みを窓口で確認してから選びましょう。

子育て世帯・転入者は固定金利から年0.050%の引下げ

群馬県が発行する「ぐーちょきパスポート(キッズ)」を提示するか、伊勢崎市・太田市・前橋市・玉村町へ転入すると、固定金利(3年・5年・10年)から年0.050%の引下げを受けられます。

金利選択型では当初の適用金利だけでなく金利見直しのタイミングでも適用され、変動金利型では当初適用金利からの引下げとなります。地元へ移り住む人や子育て世帯を後押しする、信用金庫らしい優遇です。

引下げ幅そのものは小さくても、条件に当てはまるなら申し込み時に必ず申し出ておきたいところです。同じように子育て世帯を対象にした金利がある信用金庫として、高崎信用金庫の住宅ローン(金利タイプと子育て支援金利の条件)も群馬県内にあります。

金利表の「取扱期間」を前提に返済計画を立てる

アイオー信用金庫の金利表は、いずれの商品も取扱期間が2026年9月30日までと区切られています。借入の時期が先になりそうなら、次の期間の金利表が出てから改めて確認するのが確実です。

背景として、金利の地合いは動いています。日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利(無担保コールレート翌日物)を1.25%程度へ引き上げることを決めました。新しい金融市場調節方針が適用されるのは9月24日からです(日本銀行「金融市場調節方針の変更について」2026年9月18日)。

ただし、政策金利がそのまま住宅ローンの金利になるわけではありません。変動金利は各金融機関が決める基準金利(短期プライムレート)を土台にし、全期間固定は長期金利の動きを見ています。どのタイミングで、どれだけ改定するかは金融機関ごとの判断です。

はじめて借りる方に現実的なのは、引下げ後の金利ではなく基準金利の水準も一緒に見ておくことです。アイオー信用金庫なら変動の基準金利は年3.250%、10年固定は年3.630%で、優遇の前提が崩れたときの姿がここに表れています。

よくある質問(FAQ)

Q. アイオー信用金庫の住宅ローンは誰でも申し込めますか?

A. 信用金庫は地域密着の金融機関で、原則として営業地域に住んでいるか勤めている方が対象です。アイオー信用金庫は群馬県伊勢崎市を中心とした地域が地盤なので、対象になるかは窓口で確認してください。

Q. 「当初期間重視」と「全期間重視」はどちらが有利ですか?

A. 借入期間で変わります。10年ほどで完済や借換えを見込むなら当初の金利が低い当初期間重視、30年前後で返していくなら引下げ幅が完済まで続く全期間重視が向きます。11年目以降の引下げ幅(年1.200%と年1.850%)の差が判断材料です。

Q. 就業不能保障団信を付けると金利はどれくらい上がりますか?

A. 金利表では、金利選択型・変動金利型とも通常の適用金利に年0.300%上乗せした金利が示されています(2026年7月1日現在)。保障の対象や支払条件は窓口で確認しましょう。

Q. 準固定型の「スーパー定期預金金利を足す」とはどういう意味ですか?

A. 融資利率のうち年2.550%を固定部分とし、これに融資月の1日時点のスーパー定期預金1年もの(300万円未満)の店頭表示金利を加えて適用する方式です。2年目以降は上乗せ部分が毎年見直されます。

Q. 「ぐーちょきパスポート」の引下げは後から申し出てもよいですか?

A. 引下げは適用条件を満たしていることが前提です。申し込みの段階で提示・申告しておくのが確実なので、対象になりそうなら事前に取引店へ伝えておきましょう。


アイオー信用金庫の住宅ローンは、金利タイプの選択肢が広く、子育て世帯・転入者向けの優遇もある地域密着型の商品です。選ぶときは、引下げ後の金利・基準金利・引下げ幅が続く期間の3つをセットで見ると比べやすくなります。地域の優遇を活かす考え方は 福岡ひびき信用金庫の住宅ローン(子宝・エコ割引と金利タイプ)も参考になります。

比較の候補として、ネットと店舗の両方で相談できるSBI新生銀行もあります。保証料0円・一般団信0円で、事務取扱手数料は借入金額の2.20%(税込)の定率型と、諸費用の構成が分かりやすいのが特徴です。地元の信用金庫と大手を並べると、優遇の条件がどれだけ効いているかも見えてきます。

※本ページの金利は2026年7月1日改定(取扱期間2026年9月30日まで)の公表値です。金利・条件は改定されるため、申し込み前に各金融機関の公式サイトでご確認ください。

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