住宅ローン【借り換え査定】誰にでもメリットはある?
住宅ローンは通常30年前後の返済期間で借りる仕組みになっていますが、中には途中で借り換えをする方がいます。借り換えをするとメリットがあると言いますが、それは誰にでも当てはまることでしょうか?
借り換えによるメリットと、どんな場合にメリットがあるのかまとめました。
借り換えをするほとんどの理由は金利
借り換えというのは、今まで借りていたローンを別の新しい住宅ローンを組んですべて返済してしまい、その新しいローンの方を返済していく事を言います。
新しく借り換える理由としては、現在のローンの金利が高いので金利が安いローンに借り換えるというのが圧倒的に多いでしょう。
デメリットがあれば、借り換えを行う人はいないですね。
メリットがあるからこそ借り換えるのです。
金利が今までより低くなれば、総返済額が減少したり、月々返済していく金額が少なくなったりします。
借り換えは、本当に誰にでもメリットはあるのか?
では、借り換えをして本当に誰にでもメリットがあるのでしょうか?
実は、全ての人が得になるというわけではありません。
ある条件に合う人が得になります。
- 返済期間があと10年以上残っている事
- ローンがあと1,000万円以上残っている事
- 金利が現在のローンより1%以上低い事
これらの条件に合う場合です。
この3つに当てはまらなくても得になる事はありますから、あくまでも目安としてご覧になってください。
住宅ローンの借り換えをして今のローンよりお得になるかどうかは、借り換え査定をしてシミュレーションしてみましょう。
そうする事で自分のローンは借り換えた方が得なのかそうでないのかがわかります。
借換えの審査は新規借り入れとは少し違う
借り換えをした方がお得だとわかり、いざ新しい金融機関で申し込もうとしたら審査に落ちるということはあります。今の住宅ローンの審査に通ったのだから大丈夫だろうと思っても、そうはいきません。
基本的に審査の項目は特に変わりはありません。
しかし、申込者自身の信用情報に関わる部分は審査が厳しくなります。逆に、物件の担保評価は、審査が甘くなるんですね。
物件は、どんどん資産価値が下がっていきます。
住宅ローンも毎月払ってきたわけですが、返済より早いスピードで資産価値は下がっていくのです。
そのため、他社から新規の顧客を得たい金融機関は、物件よりも申込者の信用の審査を厳しくして融資しようとします。
実際、最初の借り入れの時より年齢は高くなっていますし、今までの住宅ローンの返済実績なども見られますから、厳しくなるのもわかります。
上記のように、メリットがある状態の方は借入を行った方がお得ですね。
将来借り換えをしたいと考えている方は、返済の遅延や滞納などをしないようにしましょう。また、他のローンや借り入れが増えると返済負担率も高くなって審査に落ちやすくなるため、注意が必要です。
- 2017.03.30
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